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異性学その15

2007-08-23 07:51:04 | Weblog
 職場が終わると、寄り道もせずに、真っ直ぐに家に帰り、賭け事も浮気も飲もせず、仕事に徹する感じで真面目に働いてきた男性が、定年後、不意に信じ切って連れ添っていた妻から離婚を言い渡される。こんなに真面目に生きてきたのに、何故って感じになり、離婚後もそれらしい理由が分からないままにいる男性が現にいる。

 この男女の大きなズレは、どこから来ているのか?

 昔は、多くの女性は、親が決めた相手と結婚し、その男性を絶対視していた。今は、夫婦の大半が、共稼ぎ。外に出れば、いろんなタイプの男性がいる。「愛している」「きれいだね」「ありがとう」「がんばるね」って言葉、そこには、長く連れ添った夫がかって言っていた世界がある。 更には、「奥さんの良さ、私にはよく理解できます」なんて言われると、女心、ついフラフラとなっても、不思議でない感じもする。

 経済的にも、女性が少なからず支えているとなると、絶対的な男女の服従の関係は、不自然となってしまう。男性が、家族の為に仕事ばかりしていて、お金だけを入れる感じになっていると、働きながら夫以上に子どもの世話をしている女性は、どうしてもそんな男性の生き方に納得出来ない。男性が、「好きなことをさせてやっているのに」との言い方、女性からは、男性が上にいて、女性の自立を認めていないと受け取られる。

 今や、女性は、いろんな情報を男性以上に持っていて、いろんな家族を知っている。それとついつい比較してしまう。しかし、多くの男性は、自分の育った家庭か、今の自分の家庭しか知らないし、他の家庭の生き方には、余り関心がない。

 特に多い妻からの不満は、「話し合おうとしない!(人間、親子も夫婦も、じっくりと話さないと分からないはず)」
 それに対して、夫からは、「長い間、連れ添った中、話さなくても分かるはず!」との返事。

 又、妻からは、「仕事ばかりして、家庭を省みない!(夫の仕事は、お金を稼ぐだけではないはずなのに)」
 それに対して、夫からは、「家族の為に、一生懸命に頑張っているのだ!」との返事。

 又、妻からは、「(子育てが終わったので)もっと自分の為に今からは生きたい!(夫がいつも家族と一緒にいてくれなくて、自分だけで子育てをしてきたから)」
 それに対して、夫からは、「家族はどうする!身勝手だ!(定年後、やっと家庭に戻れて、これから老後をゆっくりと過ごすつもりなのに)」との返事。

 急増しているこの定年離婚、何故か、世界では日本だけに見られる珍現象。手遅れにならない様に、特に私の様な団塊の世代の男性、いろんな手を先に打っておかないと、・・・・?!

(定年離婚の原因の多くは、長い間の不満の蓄積の結果です。妻の不満がどの程度今あるのか、じっくりと、今日でも、チャックしてみては如何でしょうか。)

 男の魅力って、女から見たら、なんだろうか?
 私が思うに、それは、男はでっかい夢が持てると言うことだと思う。そして、ひたむきな男の姿だと思う。
 女の夢は、生活に直接結びついているものが多い。スケ一ルが小さい(と言ったら、女性から、総攻撃をくらうかな?)。
 結婚しても、ハラハラドキドキしながら、夫を見守るゆとりが女性にあると、いいし、夫のそんな行動を楽しんでいると尚更いいだろう。
 女は、どんな強がりを言っても、頼れる男性を伴侶に持ちたがる。確固たる信念を持って、真剣に取り組んでいる姿に魅力を感じる。そして、自分にないもの、尊敬できるものを持っている男性に憧れる。
 以上、私のつたない論理ですが、如何なものでしょうか?


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