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ある小児科医の独り言(22)

2009-02-19 09:36:53 | Weblog
 昨日、病院の前の看護専門学校の1年生に、10:20~12:00まで、講義をした。一番前の列に座っている男子生徒と女子生徒が、しっかりと眠っている。それも、講義中の半分以上。で、私も「オーイ、大丈夫か?」って思わず言ったのだが、その時だけ、起きた様な起きない様な感じになっている。隣の生徒がつついている。で、しばらく少し目を開けていた様だが、又、見ると目をしっかりと閉じて、頭を垂れている。
 ムーッ、こちろらもやる気をなくしそうだが、そんなことは今まで沢山経験してきているので、マイペースで、スライドや黒板一杯を使ってどんどん進めていって、ちょうど12:00に終わった。
 やる気だけは、教えられない。技術は教えられても、心構えを教えるのは、至難の業だ。性格がなかなか変わらないのと同じかな。
 鹿児島のラ・サールや愛媛の愛光の卒業生と話すと、殆どの人が、先生を(メチャクチャって感じに)尊敬している。福岡県立の修猷館(九大合格数ナンバー1)や熊本県立の熊高(半分近くが、医学部受験?!)の卒業生と話すと、先生が駄目な時は、皆、相手にしなくて後ろを向いている?!と言う。
 ムーッ、生徒も一流だが、先生にも厳しいんだなあ。鹿児島の県立鶴丸高校(鹿児島の県立では、ナンバー1)の生徒と話すと、最初に赴任してきた先生の場合、あまり上手でなく、2~3年経つと、全く変わった感じで立派に講義していると言う。
 やはり、医師も教師も政治家も、周りがそれなりに作っていくのかなあ・・・?!

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