プロの厳しさ・・・

　７月２３日、イチロー選手が、シアトル・マリナーズからニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。
　マリナーズには、ＷＢＣで活躍した岩隈久志選手と川崎宗則選手が日本から移籍したばかりなので、いささか、私は複雑な心境となっています・・・。
　ヤンキースは、松井秀喜選手が活躍したところで、成績が振るわないと直ぐに解雇される感じの厳しいチームですので・・・。
　イチローも、３８歳で体力的にやや下り坂かと言う人もいます・・・松井秀喜選手にしても、今、１８打席０安打で、低迷が続いていますが・・・。
　大リーグに１０年いると、年間２０００万もの年金が付く（？）とのことらしいのですが・・・それが可能なのは、ホンの一握りの人だけですね。
　華々しく活躍した人も、いつかは、下り坂になります。マラソンの選手にしても相撲取りにしても・・・スポーツ選手は、怪我でもすると、それが致命的になることも多いのですが・・・。
　別にスポーツ選手でなくても・・・芸術家などは、食っていくだけでも大変ですね。音楽家にしても、よほど有名になれば別ですが・・・ピンクレディーの様に有名人になっても、お金は、別の所でガッポリ吸い取られ、正に、商品って感じになり、当の本人の手取りは、普通のサラリーマンとほぼ同じってこともあるかと思いますが・・・？！
　一番上にいる感じの人、又は、いた人の場合、周囲が再び、そのいい成果を期待すればする程、本人がそれを意識して、精神的なプレッシャーが重くのしかかってくると思うのですが・・・？！
　絶頂期を過ぎたと思ったら、後輩にいい席を譲って、一歩下がって、歳相応に自分が納得できる感じで進んで行く生き方も、大切かと思います・・・。
　その点、趣味でスポーツや音楽をしている人の場合、いつでも止められる感じなので、気分的に気楽なのでしょうが・・・（←趣味も、お金がある程度必要で、そちらで窮している人もいる様ですが・・・？！）。

吉祥如意図・・・

　中国人の水墨画家「王子江（おうすこう）」氏が、東日本大震災で津波の被害を受けた岩手県大槌町の子どもたちが描いた大きな布（？）の上に、龍の絵を描いて、見事な「吉祥如意図（きっしょうにょいず）」が完成していました。（←ＮＨＫの日曜美術館の番組で放映）
　王氏は、将来の大槌町の姿を子どもたちに描く様に言ったの・・・→子どもたちが描いたのは、（生き生きとした）花や鳥や魚などが大半でした。そして、建物と言えば、自分たちが遊んでいた噴水だけ・・・全体が、とても明るい感じで、海海海って感じの内容になっていました。
　もう、過去のことにいつまでもこだわる必要はない、未来に向かって明るく進もうって感じに思えました。子どもたちは、子どもたちなりに、しっかりと立ち直っている姿だと思いました。
　見ている人に、大きな感動を勇気と癒しを与えてくれたと思います。
　それにしても、王さんの描いた水墨画（と思いやりが）素晴らしですね・・・！！