日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

ある小児科医の独り言(10)

2009-02-13 15:01:13 | Weblog
 昨年の9月1日に、「英語村」に付いて、上天草市の川端市長に、メイルで送った。
 で、今日、2月の上天草市の広報誌を見て、驚いた。上天草市に、「英語村」が出来るのだ。
 で、私が提言する前にそんな構想があったのか、私の提言でそうなったのか、定かではないが、・・・この上天草市に英語村が日本で初めてって感じで大がかりに出来ること、スゴイスゴイスゴイと思います。それと同時に、この若き川端市長にエールを送りたい。

http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080827/1
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080829/3
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20080901/3


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ある小児科医の独り言(その9)

2009-02-13 08:29:26 | Weblog
政治家が、「・・・します」と公約しても、なかなかそうはならない。経済学者が、予想を立てても、なかなかそうはなっていない。
 医者が病気を治す場合、患者さんにとっては、治るか治らないのか、治るとしたら、いつ頃そうなるのか、それが知りたい。しかし、医者も、それがよく分からない事が多いのだ。
 人間には、個人差がある。薬を上げても、その反応はいろいろで、副作用の出方に付いても同じだ。
 原因も治療も、突き詰めるとよく分からない病気が大半だ。
 今、まだ、インフルエンザが流行っているが、これ一つをとっても、問題は山積している。(学校保健法では)解熱して48時間で登校可となっている。しかし、子どもの場合は、それ以後も、まだ、他人に伝染するし、2峰性と言って、熱が下がった後に再び熱が上がることもしばしば経験する。インフルエンザに心筋炎が合併していて、学校で突然死なんて事があっても不思議ではない。世間では、インフルエンザ何て、風邪の延長と思っている人もいるけど。
 熱が出てまだ半日経っていないんですが、検査をした方がいいんでしょうか?、タミフル危ないと聞いたのですが、大丈夫でしょうか?、タミフル使ってもAソ連型だと効かないと聞いているんですけど、どうしたらいいでしょうか?、登園許可書・登校許可書をインフルエンザと書いてもらえないでしょうか?(インフルエンザと書くと、欠席にならない。親が何故か皆勤の記録を強く願っている)。
 ゴホンゴホンと咳をしていても、休めない。周りにウイルスをまき散らす。マスクがよく売れているが、その効果は、しないよりはいいと思うが、完全でないことは確かなこと。
 経験的に、やはり、隔離に勝るモノはないと思っている。12月に大流行しても、冬休みに突入し、年明けの学校が始まる頃には、下火になっていることが多い。3月までずっとインフルエンザが流行していても、春休み入ると、嘘の様に、少なくなる。つまり、子ども同士の接触が少なくなれば、確実に、下火になるのだ。
 麻疹や水痘やインフルエンザでは、その後しばらく、免疫力が落ちている。それで、再び、他の病気や型の違うインフルエンザに再びなったり、合併症で苦しんでいるケースが多い。
 私なりの治療は、発症したら、抗生物質を出来るだけ使わずに、(葛根湯→柴胡桂枝湯など)漢方中心で行き、普段から、バランスの取れた食事・適度の運動・充分な睡眠・プラス思考を心掛け、電動歯ブラシで1日3回歯をしっかりと磨いておくこと?!不幸にして、インフルエンザになったら、早めに休みを取って充分に休養することが大切だと思います。

*私自身は、インフルエンザの流行時期には、柴胡桂枝湯を2週間おきに、3日連続で朝夕と服用している。外来でも、要望に応じて患者さんに処方しているが、多くの例で、インフルエンザにかかっても、軽くて済んでいる。又、水痘や流行性耳下腺炎や急性胃腸炎を起こすウイルス感染でも、少なからず、効果があっている。かって中国でのSARS流行を食い止めたのは、漢方薬でした。


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