日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

日本のこれから

2007-08-16 10:37:55 | Weblog
 昨日の終戦記念日に、NHK総合テレビで、「日本のこれから」と題して、一般の人を交えて、激論を交わしていた。平和憲法を維持すべきだ、いや、平和憲法を破棄して、日本としてはっきりと軍備を持って、自分の国は自分で守る様にするべきだなど、実にいろんな意見が出ていた。それなりになるほどとは思うが、その中で一番どれがいいのかとなると、多くの人が迷ってしまう。
 それでも、私はやはり、世界の国々が競って、軍備を縮小することに努めるべきだと思っている。核はもちろん全ての国が廃絶する。何故なら、使った方もいつかはそれで滅んでしまうから。軍備を毎年少しずつでも減らして行ってもらいたい。特に日本は唯一の被爆国であり、しかも、戦後に直接戦争に加担することなくきている。ところが、世界第2位の経済大国であるのに、世界で5番目に軍備にお金をつぎ込んでいる国でもあるのだ。
 武器を持てば安全だろうか、現実に、そうではないではないか。イギリスもアメリカも、一般市民は、テロにおびえている。空港では、凄いチェックの仕方だ。かってハワイに行った時は、スーツケースに鍵が掛けられなかった。靴まで脱いでのチェック。ニュージーランドに行った時には、包装したのは徹底的に破られた。
 軍備に使うお金(すごい金額だが)があるなら、人間同志の平和交流に使って欲しい。医療や教育に使って欲しい。アジアの国の大半は、日本がこれ以上アメリカのいいなりになって軍事大国にならない様にと願っている。
 アメリカという国は、多くの戦いで成り立った国。その中心には、ユダヤ人がいる。アメリカの国歌の内容は、ユダヤ人が新天地でちゃんと迎えられたことに対しての感謝の内容だと言う人もいるくらいだ。そんなアメリカ人の中には、選民思想を持っている人たちもいる。戦後に日本に自衛隊をもたらせたり、アメリカの軍備を配置したのは、日本を守るというよりも、自分の国を共産主義から守る為だ。
 次の様な意見もある、今の時代、一番危ない国(アメリカ)と手を結べば、一番安全だと。
 アフガニスタンもイラクも、相変わらず、紛争が絶えない。当たり前だ、太陽と北風と同じで、戦争に勝っても人の心まで勝てるはずがないし、かえって反感をもっと抱かれる様になるのだ。
 もっと日本は積極的に平和外交をするべきだ。バングラデシュに行った時に、日本人の受けがいいのには、驚いた。イランの人と話しても、そんな感じだった。それに反して、アメリカに対しては、強い憎悪の念を抱いている。アメリカは、それなりに素晴らしい国ではあることは充分に認めるが(常に一番でないといけない人が多い様だが)、もっと謙虚になるべきだ。平和外交に出来るだけ早く切り替えるべきだ。
 日本人の考え方は、今はバラバラだ。しかし、生活がどんどん苦しくなっていけば、平和の尊さや戦争の愚かさ、軍備にお金を掛けることの愚かさ、人の命の尊さに気が付く人が次第に多くなってくると思うし、そうでなければ日本の将来性はないと私は思っている。

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為になるかも知れない本(その180)

2007-08-16 06:33:26 | Weblog
○昭和54年1月20日(土)晴。
 ○本ベビ一の父親に状況が厳しいことを説明した。
○昭和54年1月21日(日)晴。
 午前6痔00分に、病院から電話があった。その時、僕は、嗚呼もう心停止が来てしまったに違いないと思った。全速力で病院に行き、見るとチュ一ブが痰でつまっていた。挿管によるトラブルだった。朝の6痔から昼の12時まで、アッと言う間に時間が過ぎて行った。必死だった。
○昭和54年1月22日(月)晴。
 ○本ベビ一、対光反射がなくなってしまった。チュ一ブがつまっていなかったらなあ。もう、駄目だ。
○昭和54年1月23日(火)晴。
 朝、4時20分に亡くなった。母親から、「元気になって、先生の自宅に伺いたいと思っていました」「お医者様というものがとても変わりました」「お医者さまというよりも、この子にとってはお父さんって感じに思えていました」「この子もよく頑張りました」「家族で、先生の体のことを心配しています」、そして、私が、「仕事ですから」と言った時、おじいさんから、「仕事というだけで、これだけのことはできません」と言われ、更に、解剖をお願いした時に、「先生には一生懸命にして頂き深く感謝しています。子どもも充分満足していると思います。何のお礼もできませんが、この解剖でお礼に換えさせて頂きます」と言われた。そして、両親からも、「先生のお願いなら断れません」とまで言われた。

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