日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

為になるかも知れない本(その78)

2007-05-06 07:59:50 | Weblog
○専門4年、7月9日(水)曇。
 精神科の外来に(夏休みに入ると、直ぐに精神科で研修した)、脳腫瘍らしき人が来た。瞳孔が散大している。うっ血乳糖がある。早く手術をしないといけないのでは。母親は、付き添うのをいやがっていた。事の重大さが患者さん側に理解できていないのだるか。
○専門4年、7月12日(土)晴。
 午前中は、検査室の尿の検査ばかりをした(7月12日~7月18日まで、宮崎県立宮崎病院小児科で研修した)。ここでは、一人の小児科医が20人も受け持っている。すごくハ一ドな病院だ。
○専門4年、7月14日(月)。
 今日の尿の検査は、実に有意義であった。検査技師の串間さんが忙しいのにとても親切に教えてくれる。午後は、梶原先生の回診があった。すごい臨床家だ。20年近くここで部長をしているとのこと。来年のここの小児科のスタッフは、梶原(部長、副院長、現在大分県に在住)、野中(現在、宮崎市で小児科開業医)、小野(現在、宮崎市で小児科開業医)、松岡(現在、宮崎市で小児科開業医)、山元(現在、日向市で小児科開業医)、田原(元佐伯市で小児科開業医)、先成(現在、宮崎市で小児科開業医)の7人になるのかなあ。
○専門4年、7月16日(水)晴。
 尿の沈渣が上手に見れるようになった。何せ、すごい数を見たものだ。リコ一ルの検査も、一応出来だした。午後からは回診があって、その後抄読会があり、梶原先生による抗生物質の話があった。梶原先生は、日本感染症学会の評議員(ゲンタシンをリコ一ルに日本で始めて入れたのは、梶原先生とのことで、小児の伝染性疾患の統計を執り始めたのも、梶原先生が先駆者で、宮崎県からが、今や全国に広がっている)。抗生物質は、何の菌かを考え、抗生物質の代謝を考えて、何でこの抗生物質でないといけないのかを考えて使う様に言われる。一週間に(月水金の午後)3回も回診がある。昨晩救急で来た仮性クル一プの子どもからあめ玉をもらった。この子、夜息が止まりそうになって、死ぬかも知れないと思っていたが、すっかり元気になっていた。子どもは、悪くなるのも早いが、元気になるのも実に早い。
○専門4年、7月17日(木)晴。
 血液の検査をした。ギムザ液の使い方から教わった。骨髄像もした。鳥越さんが、わかり易くていねいに教えてくれる。すごく為になった。午後は、早川先生(当時、宮崎医科大学小児科教授で、専門は、先天性心疾患)の心臓外来があった。
○専門4年、7月19日(金)晴。
 この日、病棟に泊まって朝7時ちょうどに起きたら、小野先生がいた。ここの小児科は、実によく働くって感じだ。殆ど毎晩、急患がある。半年もすれば、まあまあ、基礎的なことは出来そうな気もするし、又、そうならないといけない。皆に大変お世話になった。来年の今頃は、ここで波に乗って働いているかなあ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする