日本の心・さいき

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オスの存在感は、・・・

2006-12-29 16:45:00 | Weblog
一生の間、女性は500個程の卵を卵巣から排出するが、元々、卵細胞は、そのままでは、女性になる様に作られている。しかし、XYの組み合わせになった場合、性染色体のY染色体の短腕の先端近くにあるSRY(Y染色体上の性決定領域:sex-determining region of Y )により、男性になり(男は、女から作られている)、それにより、母体内でXXの組み合わせで出来たものよりも多量に男性ホルモンを浴びることになり、生まれる前から既に将来の男女の脳の差の原因が作られていることになる。
 マダラミズカキヤドクカエルは、オスが子どもを背負い、子守をしながら子育てをする。タツノオトシゴは、メスがオスの育児嚢に産卵して、オスは、代理出産って感じでもないが、お腹を痛めて出産する。チョウチンアンコウのオスは、繁殖でしか役に立たず、自分の力で生きることが全く出来ず、メスの体にくっついて、メスの血を吸ってやっと生きている。
 オスは、本来、どうあるべきなのだろうか?動物では、交尾の決定権の多くは、オスではなくて、メスにある。オスは、メスの機嫌を取る為に、人間以上に?大変な様である。
 カワセミは、取った魚のえらが引っかからない様にと、頭からメスに渡す程の気の配りを込めてのプレゼントをする。クサムラツカツクリのオスは、生まれて来る子どもの為に、巨大なベビーベッドを作ってから、メスを誘う。ギフチョウのオスは、他のオスに横取りされない様にと、交尾の後にメスの生殖器に蓋をしてしまう(交尾栓)。トンボのオスは、自分が交尾する時に、前に交尾したオスの精子をかき出してしまう。ライオンのオスは、交尾の為に、前のオスの子どもを殺す(メスが、子育てをしていると、発情しないので)。カマキリやクモでは、交尾の最中に食べられることが多い(正に、命掛け)。人間以外の動物では、メスは、交尾するオスがより大きくより強いと、丈夫な子どもを生むことが出来ることを本能的に知っている様である。
 ミジンコは、メスがメスを生み、環境が悪くなると数が少なくなるので、メスはオスを作り、数をより多くしようとする。繁殖の方法が、クローンばかりの無性生殖だと、環境の変化に適応できなくなり、絶滅する傾向にあるのに、有性生殖により、遺伝子そのものに変化が起きて、より適応能力が出来る生物になるらしい(そんな感じで、例えエイズや強烈なインフルエンザが流行っても、年限が経てば、適応できるヒトになるらしい)。
 アメリカの女性には、結婚を避けるキャリアーウーマンがいる。何でも、男は暴力を振るい、エイズを持っている恐れがあり、女性の自由を束縛するからとの理由で、結婚しようとしない。自分の専門的な仕事を続けたいとの要求もあった、もしも、子どもが生みたいとなると、精子バンクに行って好みの精子をもらい、生まれればベビーシッターに子育てをしてもらっている。つまり、男は、ニワトリのオスみたいな存在になっている。
 そうでなくても、今の日本では、亭主元気で留守がいいって感じで、男性の存在感が次第に小さくなっているのに・・・。

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