じんせい2度なし

かほぱぱの独り言

読書 備忘録

2022年02月20日 | 本と雑誌

北京オリンピックが閉幕。
ジャンプ、フィギュア、スピードスケート、スノーボード、カーリングなど多くの種目の勝者から元気をもらった。
また逆に、敗者(失礼な呼び方でごめんなさい)からはチャレンジ精神を、ドラマを。
 ※「成し遂げることは出来なかったが、やり遂げることは出来た」小平選手、名言だなぁ。
スポーツの国際大会では、毎回日本人選手や放送関係者の所作が、世界に良いイメージをもたらす。
素晴らしい。
ただ、政治が絡むとロクなことがない。
スポーツ界だけではないですが。

最近読んだ本を備忘録として。
▶5000日後の世界
インタビューをベースにしたもの。
講演録みたいでとても読みやすくわかりやすい。
シンプルにまとまっているし、今現在読んでおいて損しない本です。
すべてのものがAI(人工知能) と接続され、デジタルと溶け合う世界で生まれるAR(拡張現実) の世界「ミラーワールド」
これから作られるAIもそれぞれが単機能なものになるでしょう。
「テクノロジーは良い面が 51%で悪い面が 49%」
はとても納得できる考え方。
▶観光立国の正体
同窓会関係やG3の仕事で、地方自治体の方と話す機会が増えたこともあり、手に取ってみた。
”地方政府”という言葉、社会科の授業で聞いたかなぁ、地方の政府ね、と分かったような気持ちになっていた。
さて、地方政府ってどこになるのか? 
国には国会があり、内閣があって、まあ政府と言ったら内閣と官僚のいる各省庁かな、とか漠然に想像できるが、地方政府って?
市町村には首長がいて、議会はある。
じゃあ、内閣みたいなのはないなあ?
役場や役所の人たちが、地方の官僚ということ?
だから、役場や役所が地方政府??
正直、政府って感じはしない。
考えてみると、なかなか難しい。
地方政府が必要とされるのは、この”存在意味”を創り出すことにあるのかもしれない。
政府と名乗るためには、頭脳や企画実行力の強化が喫緊の課題ではないだろうか?
それにしても、我々は、日本国民であり、○○県民であり、▽▽市町村民でもある。
それぞれにどう関わっていくかも、実は難しい問題かもしれない。
▶無理ゲー社会

地球温暖化や人工知能の問題など、科学や技術がもらたす課題として「リスク社会」が語られる事が多いが、若者世代からすると、自分たちのこれからの人生に立ちはだかる壁や不安こそがリスクなのだと思う。
この『無理ゲー社会』はそんな視点で書かれていると感じた。
わたしたちはいつのまにか、「どんなに嫌でも生きてしまう」未知の世界に放り込まれたのだ。
いまの若者たちは、1世紀を超える人生を生きなければならないという途方もない難題を背負わされている。
これこそが、若者がうすうす感じているリスク/不安の正体ではないか?