新型ウイルスの話題が大勢を占めている関係で、あまりスポーツのニュースに触れることが無い。
今回の件で、プロ野球のオープン戦やプロサッカーの試合や甲子園大会・柔道やマラソンの選考会なども無観客試合になった。
選手の方はどうなんだろう。
よくヒーローインタビューなどで、「お客様の声援が後押ししてくれた」ということを聞く。
何かが足りない感じなのかな。
ただこのお蔭で、野球で言うと打球音やグラブに収まる音やベンチからの声がとてもよく聞こえる。
これはこれで、とても新鮮で臨場感がある。
芸術系では、オペラが無観客上映となり、ライブでストリーミングされていた。
カメラは１台。
固定されて舞台全体を映し続けているという状況が、かえって新鮮で臨場感につながっていたように感じた。
終演後、拍手のない劇場で、歌い手たちや指揮・演出のスタッフが出てお辞儀をした。
何故か胸が熱くなった。
今回の新型ウイルスには本当に参っているし、不謹慎な考えかもしれないが、それが発端でスポーツや芸術を別の視点で楽しむことが出来た気がするし、そう楽しみたいと思う。