今日はひな祭り。
節分が終わるとお雛様を飾って、今日でお役終了。
お内裏様とおひな様の並び方が、地域によって違ったりする。
先ず並び方がどう違うかというと、京都ではお内裏様が向かって右、おひな様が向かって左。
東京では逆。
古来日本でのプロトコルは、並ぶ本人達から見ると、左が上席で右が下の席、西洋では逆。
大正天皇が何かの式典の時に西洋流の並び方をしたので、以後東京では西洋流のプロトコルになった、というのが、どうやら定説のよう。
では何故日本のプロトコルと西洋のプロトコルが違うのか。
日本においては「天子は南面す」で、南に向かって偉い人が座る。
平安京も南に面するように造られており、左側に座す左大臣の方が、右大臣よりも格が上。
これは、左は東であり太陽の出てくる暖かい方向、右は西すなわち黄泉の国の方向だからだと。
東の方が西よりいい席だから、真ん中が一番偉くて、次が左、その次が右。
２人だけが座るなら、左、東側が上席で、右、西側が下の席。
確かに横綱も、東の横綱の方が西よりも格上。
西洋では、東は太陽が再び出てくる方角であり、それはキリストの復活なども示唆し、多くの教会は東を向いているとのこと。
ちなみに、我が家の食卓では私が一番下座(笑)、太っているから狭いダイニングでは後方のゆとりがあるところに座る。
ま、いずれにしろ、今日はひな祭り。穢れを流すべく、美味しいお酒でも飲み、娘達の健やかな成長を祈念。