大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2016年02月22日 | 写詩・写歌・写俳

<1515> 病院の待ち合い時間

          病院の 待ち合い長し 患者らは 義務たるところ 待ちゐたるなり

 病院の待ち合い時間は長い。いつものことながらそう感じる。患者が多く、医師の診察が細やかであれば当然起きて来る現象と言え、受診する患者には致し方のないところで、じっと待つ以外にない。病院側も予約制にしたりして待ち合いの解消に当たっているのだが、予約でも予定の時間通りには運ばず、待ち時間が生じて来るということになる。

                               

 今日は三ヶ月に一回の検査の日で、血液と尿検査の後、診察を受けた。検査の結果は、前回とほぼ変わりない数値で、まずは一安心といったところ。ところで、待ち時間が長いということも、私には三ヶ月に一回で、待つことにはすっかり慣れている。だが、まだかと語気を含んで看護師に詰めよる患者も、ときにはいるといった具合である。私としては、予定を立てて病院行きに備えているので、待ち時間も想定内で、それほど苦にはならないが、中にはいらつく患者も見かけるという次第である。

 待ち合い時間が延びるということは、患者を診る側の医師にも診察時間が長くなるわけであるから、この件はお互いさまということになる。そう考えると待つ側の気分も落ち着く。もちろん、担当医の熱意がそこには影響していることなので、患者としては、感謝の念をもって待ち時間を義務たるものというくらいに受け入れなくてはならないと思えて来たりもするのである。写真は来院車で満杯の病院駐車場。