<1509> クロッカス
クロッカス 天地の恵み 欲しいまま
クロッカスはヨーロッパ中南部原産のアヤメ科の多年草で、和名はハナサフラン。早春のころ、線形の葉とほぼ同時に紫、白、黄色などの花を咲かせる。花はフクジュソウやリンドウと同じく、上を向いて咲き、日が射すと開き、曇ると閉じる習性がある。
よく公園や民家の庭先などに植えられ、春の先がけを演出する明るさを持った花である。写真は黄花種。今日は雪花が舞うほど大気の冷たい奈良大和だったが、ときおり差し来る日差しは暖かく感じられ、大地より咲き出した黄色い花は辺りを明るくしていた。 写真はクロッカスの黄花種。
クロッカス 行き交ふ人の 傍らに
クロッカス 幸福論が 立ち上がる
クロッカス 明るさ競ふ 花の色
クロッカス ポエムを飾る ほどの花