<1497> 立 春
立春と 知る朝よきかな 晴れ渡る
今日四日は二十四節気の立春。暦の上では今日より春である。が、高気圧の張り出しにより、大和地方は朝方、青垣の内側の空には雲一つない快晴となり、放射冷却現象をともなって、肌に冷たい大気感があった。空は澄み渡り、地上は大霜に見舞われ、未明の東の空ではかぎろひ現象の美しいグラデ―ションが見られた。
日中は雲も現われ、風も出たが、日差しのあるところではそれほどの寒さはなく、過しやすい一日で、立春としてはまずまずといったところだった。日差しは明るさを増し、一歩一歩実質的な春に向かって歩を進めている。これからは三寒四温の時期である。 写真は澄んだ冷たい大気にかぎろひ現象が見られた奈良盆地からの眺め(左)と霜に被われ白くなったたんぼと草原の枯れ草(右二枚)。 立春の朝 晴れ晴れと 鳥の群