<1411> 雨の立冬
南天に 降る雨 冬となりにけり
今日は暦の上の立冬。つまり、冬の到来を告げる日である。冬は初冬、仲冬、晩冬とあり、十一月は初冬である。初冬のころは日差しの暖かく感じられることがあり、小春日和などと言われるが、今日は本格的な雨になり、雨の立冬となった。庭の赤いナンテンの実も雨に濡れて一段と赤味を増したように思われる。この赤い実はそのままにしておくとヒヨドリがやって来て食べるので正月までもたない。例年袋をして食べられないようにする。果たして、今日は自宅の近くでヒヨドリを見た。では今一句。写真は雨に鮮やかなナンテンの実。 立冬の 雨に南天 艶やかに