大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2014年04月02日 | 写詩・写歌・写俳

<942> 大和寸景 「チューリップフェア」

        子供には 子供の目線 チューリップ

 大和の平野部では今どこに行ってもほぼサクラが満開のときである。急に暖かくなったので、花が一斉に咲いた。この気象現象による花の咲き方はサクラだけではないようで、公園の草花にもその傾向が見られるようである。

 県立の馬見丘陵公園では四月十二日(土)から二十日(日)まで「チューリップフェア」が開催されるため、公園の各エリアに四十四種、十六万五千球のチューリップが植えられ、昨年十一月ごろから準備に取りかかって来たが、今年は冬の寒い時期が長かったことと、急に暖かくなったことによって、チューリップが大きく育たないうちに花をつけるという状況になり、水遣りなどして調整しているという。

         

 早咲きは既に見事な花を咲かせているが、見ごろは「チューリップフェア」のころのようで、「なるべくいい花を見てもらいたい」と係の作業員は懸命である。「昨年は二万球だったが、今年は見応えがあるので是非」とのこと。フェアの期間中は地元特産品の販売や野外ステージでの音楽イベント、それにオランダの民族衣装体験などが出来るという。少々宣伝ぽくなったが、園内は広く、春の一日を過ごすのに推奨したい場所である。

                            

 今はサクラが満開で、花見の人出が多く見られる。酔客などいないので、家族連れには好適な場所であろう。花見の穴場かも知れない。花は週末まで持ちそうである。近場の人は一度出かけてみてはと思う。無料駐車場も完備されている。写真上段は「チューリップフェア」にともない咲き始めた各種チユーリップ。下段は満開のサクラの下で花見を楽しむ人たち(いずれも馬見丘陵公園で)。