大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2014年02月15日 | 写詩・写歌・写俳

<896> 雪 景 色

        雪もよし 大和 国中 奈良盆地

 今日もどんよりとした日差しのない冷たい日で、昨日積もった雪はほとんど融けることなく残って、奈良盆地の大和国中(やまとくんなか)は終日雪景色だった。珍しいことで、来週末にはまた降るかも知れないという。昨日は雪の斑鳩三塔巡りで歩いたが、今日は桜井市三輪の檜原から穴師付近を歩いた。いつもは車を使うが、今日は雪道のリスクを避け、JRの万葉まほろば線を利用して出かけた。

             

  卷向駅で下車し、穴師から檜原の辺りを一周した。春になると山の辺の道などを歩く人たちの乗降も見られるのだろうが、今日は雪とあって、中高生や主婦など地元の利用者がほとんどだった。二両編成のワンマン電車で、巻向駅は無人駅だった。駅から檜原辺りまで歩くと大和平野が開けて一望出来るが、今日は一面雪景色で、冒頭の句を得た。では、今一句。  写真は屋根に積もった雪と雪景色の奈良盆地の平野部。後方は信貴生駒山系の信貴山辺り(桜井市穴師から写す)。   雪敷いて 大和 国中 盆の底