奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

(仮称)おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家新築工事・建物本体から繋がる佇まいと風景のバランス、控えめな姿勢とバランス和風建築の設計デザイン感度

2019年06月03日 | (仮称)おおらかに暮らしを包み込む数寄屋

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

※デザイン設計提案時のCG

 

暮らしの時間を豊かにする和の趣・・・・・。

屋根や門が作り出す造形美もそうですが、

数寄屋住宅・和風住宅の

控えめな美しさってありますよね。

 

※実際の工事途中現場の様子

 

和風住宅の外観は、「いかめしさ」のない

穏やかな様を大切にします・・・・・。

 

その為には、屋根はそらず、そびえず、おとなしく。

というところが一番の基本。

 

棟は出来る限り低く、屋根の勾配は緩い状態へ。

数寄屋によく用いられる屋根のカタチに

むくりがありますが、

これは寺院などの「そった」屋根とは逆に

中央部を緩やかにふくらませた屋根の状態を示します。

 

人間でもあまりそっくり返していては「そういう人」に

見えてしまいますよね。

 

少し控えめな程度が慎ましくという

数寄屋の原則をおさえておく事は大切です。

 

そこを外さなければ

屋根の形式と材料は自由・・・・・。

寄棟でも入母屋でも切妻でも

瓦葺きでも銅板葺きでも、

それも自由。

 

建築本体だけではなくて

それは門屋にも同じ事がいえます。

 

かつて京都の有名な茶人が

三井寺の麓に偉い茶人がいるという噂を伝え聞き、

その家を訪ねたそうです。

 

しかし・・・・・そのいかめしい門構えを見て

何も知らぬ人のつくりと一笑に付し、

中には入らずに帰ってしまったそうです。

 

これは極端話しとしても

入る人を威圧するような門や

いかにも材料を誇るといった門は

数寄屋住宅には相応しくありません。

 

高さを抑えてある種の簡素を志に

主の心をそのままあらわす繊細なつくりが

またその情緒を慎ましい構えが生み出すように。

 

意匠がそれを和らげるようにと思いますよ。

奥行を深く見せる日本庭園や

廊下を路地の意味でデザインしたり

内と外の日本的情緒を生み出す縁の場所のように。

 

それぞれの空間に使い方と意味があるように

数寄屋の和の情緒と風情を楽しむように・・・・・。

 

家づくり、建築に大切な設計の力量とデザインの部分。

吟味すべき「本当の価値の設計」から

選択してみませんか?


暮らしの中身について、

適度と適切のバランスを検討しながら

違いを知る事で「その後」が良い意味で変化する様に。

 

 

 

Produce Your Dream>>>>>-------------------------------------------------

建て主目線+αの提案・・・「明日の暮らしを設計する/建築と住まいとその暮らしを豊かに」

URL(ホームページ) http://www.y-kenchiku.jp/

------------------------------<<<<<Yamaguchi Architect Office

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雑誌・メディア掲載のお知ら... | トップ | (仮称)暮らしのシーンに和... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

(仮称)おおらかに暮らしを包み込む数寄屋」カテゴリの最新記事