奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住宅再生、中古住宅・・・・古民家を再利用してその場所で出来る最大限の良質空間の創出を設計デザインのリノベーションで・・・・・暮らしやすさを住宅ストックで考える事も一つの視野です。

2017年06月05日 | リフォーム・リノベーション

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やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

※リノベーション前(玄関)

 

住まいと暮らしの選択肢・・・・。

生活の場所をどのように考えて

計画するのか?

という事。

※リノベーション解体中

 

 

例えば、リノベーションとリフォームの違い

リノベーションとは何?

というホームページでのご質問も多いので

簡単にご説明しますと、

リフォームとは、

老朽化した建物を初期の性能に戻すことを言い、

クロスの張り替え等の

小規模な工事等を意味します。

※リノベーション完成後

 

 

それに対して リノベーションとは、

補修工事するところまでは同じですが、

リフォームとの大きな違いは、

建物の持つ初期の性能以上の

新たな付加価値を付け加えて

再生させることであり、

スケルトン状態(躯体まるだし)から、

水廻りの移動・配管工事・間仕切り変更

構造補強・外壁の模様替え

建物用途の変更(コンバージョン)等のことをさし、

工事の規模も大きくなります。

※リノベーション前のLDK

 

 

リノベーションの背景には

スクラップ・ビルドの社会から

現代の日本では年間で

およそ110万戸もの新築住宅が建設されています。

※リノベーション解体中

 

日本は諸外国に比べて人口のわりに

建物への投資が多いという

特徴があるのですが、

その中で中古物件の補修などに対する

投資は極端に少なく、

ほとんどが新築物件への投資になっています。

※現場打ち合わせ中

 

 

そうした習慣性の中から、

現代の日本には

一種の新築信仰のような住宅意識 

が広がっていて、

新築物件に価値を見出し、

20~30年ごとに建物を壊しては

建て替える「スクラップ&ビルド」ということを

繰り返してきました。

 

※リノベーション後のLDK

 

この30年で実に7割の建物が

建て替えられているのです・・・統計上。

 

 

その一方で、中古ストック既存建物、

既存の住宅の一割を超える件数が

空家になっているというデータもあります。

空家問題です・・・・・。

この現象はすでに「分かりやすい範囲」で考えても

20年あまり続いています。

 

 

つまり、明らかに住宅の

過剰状態に陥っているわけです。

※リノベーション前LDK

 

確かに高度経済成長期には

都市の人口が増え、

世帯数が増加したため、

住宅件数は必要とされました。

 

しかし、少子高齢化による

人口の減少が社会問題になっている今でも

同じように新築住宅を造り続けているのです。

 

これでは住宅の供給過剰状態に

陥ることは当然と言えます。

※リノベーション後LDK

 

 

※リノベーション後LDK

 

現在造られている住宅、

そのほとんどの新築住宅は、

そこに住む人の為というよりも、

投資などを含めて経済活動の一つという

側面が色濃くなっているようになっています。

※リノベーション前階段部分

※リノベーション後

階段部分の形状と向きを変更してトイレスペースへ

 

 

そして・・・・中古物件の見直し。

平成18年6月8日に「住生活基本法」が

公布・施行されました。

住生活基本法は、

国のこれまでの

住宅の新規供給量の確保を

中心とした政策を転換し、

住宅市街地における居住環境を含めた

良質な住宅ストックの形成を通じて

豊かな住生活の実現を図ることを

目的として制定されました。

 

 

住生活基本法に基づく

住生活基本計画(全国計画)では、

既存住宅の流通シェアや

住宅の利活用期間に対しての

数値目標も設定されいます。

 

そういう意味でも、

リノベーションの時代へ今後への思考も大事。

 

住まいを考えるという意味でも

暮らしの場所を住まい手として

どのように考えるのか?

という部分も含み・・・・・。

 

法改正が追い風になり、

様々なサービスが提供され、

中古住宅や古民家を住まいやショップ、

事務所などとして活用を考える側にも、

それを提供する側にも

有利な状況ができあがり

消費者(その建物を使う人)にとっては

中古物件を購入することは

身近なものになってくるハズです。

 

 

このような中古物件に関わる動きが

活発になると共に、

新築物件に比べ安価で手に入れることが出来る

中古物件を購入し、

その後手直しを加えることで

理想の住まいを手に入れようという

考え方はさらに広がっていくように

思うのですが・・・・・。

 

 

古民家の再生や、リノベーションを手掛けた経験上、

そこには新築とは異なる

空間の魅力があり住まいの質

建築の上質な意味のある空間を

味わうことの出来る時間を味わえるように

思うんです・・・・・。

 

中古住宅(中古物件)の魅力を感じる

暮らしの空間を考えてみませんか?。

 

その時代にしかできなかった事が

今を暮らす場所に引き継ぐように・・・・・・。

 

 

 

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