ひげ爺さんのお散歩日記-2

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ペチュニア-2」 ナス科  

2015年08月30日 17時50分02秒 | 日記
       「ペチュニア-2」 ナス科  ☆7月22日の誕生花☆
       花言葉は… あなたがいると心が和む・変化に富む



今朝の最低気温は午前3時の23.7℃。  最高気温はお昼正午の26.1℃。
今日も終日厚い雲の覆われ、降っては止み、降っては止み、断続的に小雨が降っています。
気温は高くありませんが湿度90%超、蒸し暑く感じる一日です。

今朝は北京で開かれている世界陸上の女子マラソンを見て過ごしました。
(日本人選手の中で1位、かつ総合で8位以内に入賞すればリオ五輪出場が内定します)
伊藤、前田、重友の3選手が出場し、30kmまでは先頭12人のグループに3人とも
入っていました。 しかも重友と前田が先頭を引っ張っていました。
もしかしたら3人とも8位以内入賞か? と思ったのですが…。
それがコマーシャルの間に一気にバラケ、日本人先頭の伊藤が7,8位グループ(汗。
それでも伊藤舞は良く粘って7位に入賞し、リオ五輪に出場が内定しました。
3人揃ってのインタビュー… 内定が決まった伊藤選手は良いけど、後の2人は辛いなぁ。


今日の花も昨日に続いて 「ペチュニア」 です。









こうして写真を並べてみると、さまざまな色、模様が有るんですねぇ(改めて…)








「ペチュニア」 の葉には細かな毛が生えていて、触るとベタ付きます。
これは原産地の南アメリカ中東部亜熱帯いる “葉切り蟻” に葉を切り取られないように
身を守っているのだとか。


今日は私の日記に度々出て来る 「久米田池」 を紹介しようと思います。
 
「久米田池」 は周囲2.6kmのほぼ円形の池で、大阪府内最大の面積を持つため池です。 
天平10年(738年)干ばつに悩む農民のため、僧行基が指揮して14年の歳月をかけて
完成させたと云われています。 
池を一周する遊歩道は、ウォーキングやジョギングする人で一日中絶える事が有りません。
池の辺に建つ久米田寺は行基によって創建されたと伝えられる名刹です。


 
池の周りには130本の桜の木が植えられ、毎年4月久米田寺で“桜祭り”が行われています。

岸和田市の広報に掲載されている久米田池築造に関する民話です。 
工事にかり出された若い人夫と、付近の家からお茶汲みのお世話をした娘の悲恋物語です。

岸和田のむかし話… 久米田池開発工事は14年の歳月を経て、今日ようやく終わりを迎えた。
「終わった…  でも」 と、乙売(おとめ)はつぶやいた。 
「伊那麻呂(いなまろ)は、もういない… もう2度とは会えぬ…」 
それから後は、激しいおえつになった。 久米田池の堤である。
久米田池築造は僧行基を中心に、山直郷・八木郷・掃守郷… 他の里人たちが汗と脂に、
時には血にさえまみれて立ち働いた、難行苦行の大工事だった。 
伊那麻呂は年若い労役夫の一人である。 
役夫たちのまかない仕度や、湯茶の接待に骨身を惜しまぬ乙売の姿を見たその日から、
伊那麻呂は、その胸をときめかし、乙売もまた日に焼けた男々しい彼の裸形に目をやって、
その頬を染めた。 

だが… 彼女は裕福な生い立ちの里長(さとおさ)の娘。
なのに比べて伊那の家は貧しく、この恋ははかばかしゅうは進まず、ともに燃え、
人目をさけて愛しみ合う仲のままに日は過ぎた。 
水田300町歩を潤そうとする壮大な構想のもとに拓かれたこの池は、掘さくよりむしろ
堤を築いて水を堰きとめる閉塞工事が主体だった。 
労役夫たちは、雨の日も風の日も蟻のように群れて巨木を運び、石を曳き、土を盛りつづけた。
「痛ましや… 去年の秋」 乙売は、おえつしながら血にまみれた愛しい男の面ざしを
思い浮かべた。 蝉の音の姦しい昼さがりの事だった。 
突如巨木の1本が崩れ落ち、数人の役夫が圧しひしがれて死んだのだ。
伊那麻呂も腹を打たれてもだえ苦しみ、駆けつけた彼女の目の前で、「乙売… 乙売… 」
臨終の際まで、ひたすらその名を呼び続けた。

「永の年月苦労をかけた。乙売よ、そなたに何ぞ褒美をとらそう」
行基はその温顔を綻ばせたが、乙売の目は険しかった。 
工事のはじめ13歳だった彼女は、未婚のまますでに27歳の齢を算えている。 
こわばった口をようやく開いて、渇いた声を出した。
「離れともなや、この池と…  別れともなや伊那麻呂と…」 乙売の顔は蒼白となり、
熱い息を吐いたかと見る間に、たちまち蛇身となって池の中へ身を躍らせた。 
落慶法要で老若男女の群集する天平10年(738年)戊寅初秋、夕刻の事だった。 
その後乙売は久米田池の守護神となり、乙御前と尊称された。
和泉の大宮・兵主神社の境内に今なお蛇淵が現存し、久米田池の主が歳時を選んで
忍び来るという伝承だけが、ひそやかに語り継がれている』

今日の歩数   0歩。