ひげ爺さんのお散歩日記

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ハコベ(繁縷)」  ナデシコ科

2015年01月06日 21時13分54秒 | 日記
    小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ
        緑なすはこべは萌えず 若草も籍くによしなし
             しろがねの衾の岡辺 日に溶けて淡雪流る

     「ハコベ(繁縷)」 ナデシコ科 ☆1月25日の誕生花☆
          花言葉は… ランデブー・密会・追想



今日の最低気温は夜中0~3時の6.7℃。  最高気温は午後3時の10.2℃。
明け方から降り始めた雨は午後3時ごろまで、かなりしっかり降りました。

今日は二十四節気の一つ“小寒”、冬の寒さが徐々に厳しくなる時期だそうです。
ですが今日に限っては、この雨もそれ程冷たさを感じさせない雨でした。

   《朝散歩… 病院周辺 5.6km 8,001歩 1時間15分》
今日は母の、今年初めてのデイケア+2月毎の検診日です。
9時前に車で病院まで送り、妻が母の薬を受け取るまでの間に、私も2ヶ月に1回の
検診を受けて来ました。 今日は採血をすると言われていたので朝食は抜きです。
正月太りを解消するには良い機会、のぞむところです(笑。
しかし風邪引きさんが多いですね。 咳こそしていませんでしたが、皆さん脇の下に
体温計を挟んでいました。 9時前に受付したのに順番は13番目。
このまま待合室に居て風邪をうつされたらたまらん、と云う事で1時間ほど
病院周りを傘差し散歩。


帰りにスーパーで1週間分の食料を調達。 明日は七草粥の日。
一番目立つところに山と積み上げて有りました。 





お正月にたらふく飲み食いした胃を労わる七草粥の日。
今日の花は春の七草の一つで、七草粥の食材にもなっている「ハコベ(繁縷)」です。
いわゆる雑草ですが、緑の葉と白い花弁の対比が美しく、清楚で可愛い花です。 
「ハコベラ」とも呼ばれていますね。 花弁は5枚ですが、1枚の花弁が深く切れ込み、
V字形になっているので10枚に見えます。 花言葉の“ランデブー”や“密会”は、
花弁が見えないところでくっ付いているから?でしょうか(笑。 
それともこの草は小鳥の大好物で、度々この草を食べに小鳥が訪れるからでしょうか?





 
その事から、別名を 「スズメ草」 「ヒヨドリ草」 などとも呼ばれています。
お日様が照っている明るい時間だけ花開き、暗くなると花を閉じてしまいます。 
曇っている時は、すぐ傍で咲いていても気付きません。
(上の3枚、群れ咲いている写真は昨年3月の初旬に撮ったものです) 
世界各地に自生している為、原産地は特定されていないそうです。


午後はお正月に録画しておいた “きみに読む物語” を観て過ごしました。
いや~、面白い映画でした、感動しました。 とは言ってもまだ全部観てないのです。
半分観たところで、これは私一人で観てしまうのはもったいない…
妻と感動を共有しようと思い、階下でテレビを見ていた妻を呼び上げ、
また最初から(笑。 すると一番良いところで娘が来て時間切れ(汗。

まだ観終わっていないのですが、“きみに読む物語” の荒筋は…
ある老人ホームに認知症のお婆さんが入所しています。 
そのお婆さんに物語を読み聞かせする、同じ入所者の老人がいます。
その老人がお婆さんに読んで聴かせる物語とは…

ある田舎町に都会から避暑に訪れた富豪の娘と、木材加工所で働く貧乏青年が
出会い、恋に落ちます。 青年はある大きな廃屋に娘を連れて行き、“この屋敷を
改装して君と一緒に暮らしたい”と、熱く将来の夢を語ります。
娘は両親が敷いたレールに乗る事に嫌気が差していたのです。
当然のように娘の両親は身分の違いを理由に反対します。  
…映画は語られる物語の場面と、読み聞かせをする現在の場面を織り交ぜて
  描かれています。
ここまで聴かされたお婆さんは、娘の両親に “くそったれと言ってやって” と(笑。

やがて短い夏は終わり、娘たち家族は元の都会暮らしに戻って行きました。
青年は1日に1通、365日間、愛する女性に手紙を書き続けますが、青年との
交際に反対するお母さんはその手紙を娘に手渡す事は有りませんでした。
時は経ち、娘は大富豪と結婚する事になります。 その間、青年はあの廃屋を
改装すれば、必ずあの子は帰って来ると信じて、一人で立派な大邸宅に改装します。
娘の結婚式の日、その改装した邸宅と彼の写真が新聞に載り、彼女は彼がまだ自分を
愛している事に気付きます。

…お婆さんは読み手の老人に “それで、彼女と彼は会えたの?” と訊きます。
また “どこかで聴いた事が有るような… しかも何度も…” とも言います。
その時、老人の子供たちが孫を連れて老人を見舞いに来ます。
その時の背景に映っていた老人ホームの建物は、あの青年が改装した大邸宅…
そう、物語を読んでいる老人はあの青年、そして認知症のお婆ちゃんはあの娘。
そして会いに来た老人の子供たちは、お婆ちゃんの子供でも有ったのです。

老人は、何とか自分たち(青年と娘)の事を思い出して欲しいと願って、この物語を
読んであげていたんですね。     まだ映画は30分位残っています。
この物語は誰が書いたのでしょうか? お婆さんは記憶を取り戻すのでしょうか?
大富豪と結婚したはずの娘(お婆さん)が、どうして青年(読み聞かせをする老人)と
一緒にいるのか? まだ一山二山ありそうです。

今日の歩数    8,011歩=5.6km(風邪をうつされるのは嫌だ朝散歩)
1月総歩数   39,372歩=27.6km(1歩を70cmに換算)

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6 コメント

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おはようさん (chidori)
2015-01-07 07:02:11
藤村の詩等暗唱して、文学少女気取った時代もあったなぁ・・・。

 ではなくて七草、鹿児島は7歳の子どもはご近所を回っておかゆを持参の鉢に入れて祝ってもらうようです。7軒?と聞いた気がします。その時金1封もいただきました。

君に読む物語?
面白そうですね。
ちょっと心の余裕がないと、この所映画を見ようと思うゆとりがないことに気が付きました。(先日二つ梯子しましたが、当分いけそうもない)

それにしても、こうして詳しく説明されるとありがたく、見た気になるのはいいですが、物語を説明は難しいですよね。以前よくやりましたが、これが余裕がないとできません。あまり端折っても伝わらないのではと思うし・・ひげさんにはいつも感心するばかりです。

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消化不良・・ (屋根裏人のワイコマです)
2015-01-07 09:05:46
七草なんですが・・・イロイロで消化不良です
第一に “きみに読む物語” の途中まで・・が
未完のままでたくさんの疑問が・・消化不良。
信州では480円の七草粥セットが大阪ではなんと
321円と・・値段が3割も違うのが・・消化不良
島崎藤村の千曲川旅情の歌が冒頭に・・これは素晴らしいが・・解説が無くて・・消化不良。
冗談はこのくらいで・・続きが楽しみです
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きみに読む物語… (ひげ爺さん)
2015-01-07 19:55:27
chidoriさん、こんばんは。

へぇ~、鹿児島にはそんな風習が残っているんですかぁ。
僧侶の托鉢みたいですね(笑。

>きみに読む物語… 物語を説明は難しいですよね
ですねぇ、ひげは一人で半分観て、妻と二人で最初から…2回観ましたから(笑。
ひげなりの解釈で書きました。 chidoriさんがご覧になれば
また違う見方が有るのかも知れませんね。
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しばらく言葉が… (ひげ爺さん)
2015-01-07 20:07:03
屋根裏人のワイコマさん、こんばんは。

きみに読む物語…はっはっはっ、消化不良? 確かに思わせ振りでしたねぇ。
でも、ひげも後半の30分は観ていなかったものですから(笑。
ハイハイ、今日のブログに結末を書きました。
観終わった後、複雑な気分でしたよ。 しばらく言葉が有りませんでした。
素敵な二人だったとは思いましたが、我身にこの事が起こったって考えたら。
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物語。 (kaeru)
2015-01-07 20:40:10
映画の筋だけで物語性を感じます。見るとのめり込
みそうです。

物語性といえば、花言葉もそうです。ランデブー、
密会、追想と、この順番で物語がつくれそうです。

ひげさんが以前ご自分で花言葉を創作していました
が、気に入った花に花言葉をつけてやったら、そし
て「てんがらもん」で創作花言葉の発表を、と。

花言葉には特に著作権なんていうものはないのでしょう、念のために。

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起承転結で言えば (ひげ爺さん)
2015-01-07 22:02:14
kaeruさん、こんばんは。

この時間にコメントをいただいたと云う事は、すでにこの物語の後半も
読んでおられるのですね。 良い映画でしたよ。

>ランデブー、密会、追想と、この順番で物語がつくれそうです。
起承転結で言えば、密会と追想の間に “裏切り” が…(笑。
怖いですねぇ(笑。

ひげの花言葉はおふざけですから、だれも感心なんてしてくれません(笑。
でも花言葉に専売特許の申請は要らないようですよ。
でも、本物の花言葉には神話や伝説、地域の風習など深い背景が有るそうです。
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