4月13日(奇しくも金曜日でした)23時過ぎに奈良に住む母が身罷りました。
来月13日で93歳でしたので、92年11カ月の人生を歩んできたわけです。
告別式の司会の方のナレーションで、大正・昭和・平成の約1世紀を生きれ
来られたと紹介していましたが全くその通りです。
数え年でいうと、享年94歳ということです。
施設に入所して、ここ半年くらいは意思疎通も儘ならない感じでしたが、
最後は極めて穏やかな死に顔でした。
特に最後のお化粧をしてもらってからは、15~20歳も若返った様に
見えました。
父は30年も前に63歳でなくなっていますので、その死に”老い”の実感は
ありませんでしたが、今回は好むと好まざるにかかわらず、”年をとる・老いる”と
はどういうことなのかと言うことを、初めて間近かに見せつけられた気がします。
できるなら長生きはしたいけど、周囲に迷惑をかけず自分でもこの先を生きて
いく張り合いとなる楽しいことがなければ、たたの飯食い人形ですから面白く
ないです。
この2~3年ほどで母の弟夫婦、妹と立て続けに亡くしていますので、母本人も
辛かったろうと思います。
ともあれ、今は母の冥福を祈るばかりです。