広島の原爆投下から７２年目

１９４５年８月６日午前８時１５分。
アメリカ軍Ｂ－２９エノラゲイより原子爆弾リトルボーイが広島県広島市に投下された。
原子爆弾リトルボーイは後に原爆ドームと呼ばれる広島県物産陳列館の上空で炸裂。
この投下により実戦で初めて核兵器が使用された。

当時の広島は軍都であり、広島城には陸軍第５師団司令部が置かれ。
本土決戦に備え第２総軍司令部や各部隊の駐屯地が設置されていた。
広島の宇品港には陸軍船舶司令部が置かれるといい。

当時では日本軍にとっては重要な軍事拠点であった。

深夜には二回程空襲警報があり、投下の約１時間程前の７時９分から３１分にかけて空襲警報が発令され。
広島市民は防空壕に避難していた。

８時１５分、Ｂー２９がリトルボーイ投下。
爆心地５００Ｍ圏内では衝撃波と閃光が炸裂する。
爆心地付近にあった島病院にいた職員入院患者８０人全員が即死。
相生橋や元安橋が爆風で吹き飛ばされ。

近くの路面電車は炎上、女性運転士は死んだままマスターコントローラーを握っていた。

僅か一発の爆弾は１０万人以上を死に至らしめる。
そして３日後、長崎市にも原爆が投下され、２０万近い犠牲者を出す事になる。

大勢の犠牲者を出した原爆投下から７２年。
全ての犠牲者に哀悼の意を表します。