ラウラ達を乗せたARMD級アルタミラと護衛艦隊は惑星マリトラーンに到着した。
アルタミラ艦隊を出迎えるように、マリトラーン自治軍の宇宙艦隊が出迎え・・・
誘導されるように、衛星軌道上に展開している宇宙ステーション基地に入港した。
そして、休む暇もなく・・・・
マリトラーン入りするアンサーズ全隊員とカールなどの一部の早期警戒部隊・・・
ダンシング・スカルから派遣されたミリアらの面々と、シーアンタレスから派遣された絵里の面々は・・・
大気圏突入ポイントに向かい、そのまま大気圏突入する。
無論であるが、夢華.美弥.カゴメの三人もシャトルに乗り、惑星マリトラーンに降下した。
【惑星マリトラーン.リックベルリン基地】
アンサーズらアルタミラから降下した部隊は、マリトラーン自治軍の基地であり・・・・
自治首都カリマッタ.スワート湾に面するリックベルリン基地に降下した。
リックベルリン基地の周辺には
現地軍の統合軍部隊.マリトラーン自治軍の兵士達が出迎えてくれた。
そして基地側が用意した官舎の自室に入り、制服に着替える。
着替え終わって、ラウラは大樹と合流し基地を探索する・・・・
ラウラ「結構綺麗な惑星ですね、幻想的な風景です。」
吉野大樹「まぁな、貴重な鉱物を始め豊かな自然に囲まれている・・・それにここの料理は美味いそうだ。」
ラウラ「なるほどね、こんなきれいな惑星が危険地帯だなんて信じられないわね。」
吉野大樹「見た目はそうだろうが、実際は泥臭い戦場さ・・・・見た目だけ判断していたら馬鹿を見る事になるぞ。」
惑星マリトラーンは、空の色は青色ではないが・・・・
誰もがうっとりするような、エメラルド色をした綺麗な空をしている。
ここが紛争地域で危ない惑星に見えない・・ラウラはそう思うが・・・・
大樹からそれは見た目だけであり、実際は泥臭い戦場だと言われる。
どんな幻想的な風景を見せる場所でも、実際どんなに黒い存在が暗躍しているか分からない・・・
何度もそのような経験をしている大樹からすればそれが当たり前だった。
星村絵里「ミリアはどう思う?」
ミリア「案外・・・油断していたら背後から、何かに襲われる雰囲気は出ているわね。」
星村絵里「やっぱりそう思うんですね、流石・・元エースのミリア。」
ミリア「モーア・・・流石な事は当然で、今も私はエースのミリアよ。」
この綺麗な風景においても、ミリアと絵里は警戒しているようである。
特殊部隊に勤務しているから分かる事だが・・・・
案外、平和そうな所こそ危険だと言う事が回りの風景を見ただけで分かる。
常に特殊な戦場に立っており。
不自然な異常事態に向き合っており、何が起きるかの発生時点は分かる。
異常事態が起きる原因を見つけ、対象する事により。
ミリアと絵里は今のマリトラーン情勢を察し。
今回の任務がただ事では済まない事を感じている。
ラウラ「ミリア?」
ミリア「お前は能天気でいいな、これから危険な任務に就くと言うのに・・・」
ラウラ「何よ、私が何かを感じてないと言いたいわけ?」
ミリア「そうだ。」
少し能天気のような発言をしたラウラにミリアが突っかかる。
ラウラも今のミリアの発言にムッとする。
能天気・・・・自分が・・・・・・
今のミリアの発言はラウラを怒らすには不十分とは言え、導火線に火をつける。
星村絵里「ミリア、言葉悪いわよ。」
ミリア「そうだったわね。」
吉野大樹「落ち着け、喧嘩をしにここに来たんじゃないぞ。」
ラウラ「分かったわよ。」
喧嘩になりそうだったので、大樹と絵里は二人の間に入り仲裁をする。
二人の仲裁と喧嘩の序盤であったため、二人は納得し喧嘩の炎はボヤで終わった。
とは言え、ラウラの不機嫌さは改善されてないが・・・・・・
桐原少佐「各員ブリーフィングを行うぞ。」
『ハッ』
茂人の号令でそのままブリーフィングに突入する。
消化不良満載であり、納得のいかないまま。
そんな状態で話を進めていきながら、ラウラは静かにブリーフィングの話を聞く。
ラウラ「やっと終わった、明日 例の議員候補に会うのか。」
ブリーフィングは無事に終了、話し合いの結果明日例の議員候補に会う事になった。
一体どんな人なのだろうか・・・・・・
イライラしている中でも、ラウラは明日会う議員候補が気になってしょうがない。
カゴメ「ラウラ。」
ラウラ「カゴメ、夢華、それに美弥まで」
相沢美弥「これから飲みに行くけど行く?」
ラウラ「行くよ、行く行く。」
ブリーフィングが終わってもイライラしているラウラを見たのか。
オペレーター三人娘は飲みに行かないかと行ってくる。
それに対してのラウラの反応は・・・・・
イライラして飲んでストレス発散したいとラウラは思っていたのか誘いに乗った。
まさに僥倖、丁度いい時に飲みに誘われたと。
今日はもうやることはないのでお酒飲んで月面からの旅の疲れを癒そう。
ラウラはそう思った。
!!乾杯!!
ロザ「まさか、あたしまで誘ってもらえるなんて。」
カゴメ「エラやアリサ、エミリーも誘いたかったけどフットサルやりたいから今いるメンバーだけど。」
ラウラ「これでいいんじゃない、飲めればいいし。」
劉夢華「あ~ん、ラウラは食べ物や飲むことばっかり~」
ラウラ「地球の食べ物は美味しいからいいでしょ、別に」
アルタミラ女性オペレーター主催の宴が始まった。
エミリー.エラ.アリサはフットサルのため不在でこの場にいないが。
これから予定のないロザをあっさり、宴に誘い乗りこの場にいる。
ラウラ「ロザもお疲れね。」
ロザ「疲れるわよ、ミリア隊の親玉と強さだけは次席がいるから。」
ラウラ「ははは考えることは同じか。」
ロザもストレス発散するかのように、ミリアと絵里に対する愚痴を言う。
同じメルトランからか、ミリア達に対する不満や緊張さによりイライラしてたようだ。
そのイライラからか、ロザはジョッキを手に取りおもいっきり酒を飲む。
相当ストレスが溜まっていたのか、飲む量が多い。
下手したら、二日酔いになるケースだ。
劉夢華「はいここまで、明日仕事できなくなったら駄目でしょ。」
ロザ「そんな。」
劉夢華「明日は基地司令官を迎えた会合とあるし、地方とは言え議員候補よ。粗相があっては、今後の出世に関わるわ。」
ロザ「それはそうだけど。」
相沢美弥「よぉは一時の酒一升に呑まれ後悔するべからずだよ。」
ロザ「分かったわ。」
結局、明日はいろいろとやらないといけない事もあるため。
ロザの飲酒は夢華や美弥により、止められる。
二日酔いして失敗するのを防ぐためだ。
ラウラ「私もお酒は程々にしよう。」
二人に酒を止められたロザの姿を見てラウラは酒は程々にしとく事を決める。
酒は強い方であるが・・・・・・・・
もしもの場合二日酔いになって出世に関わるようになったらまずい。
ラウラは飲みたい気持ちを我慢し、ソフトドリンクに切り替えた。
星村絵里「私まで変装させるなんて、何考えているの・・・・・・ミリア?」
ミリア「飲みながら監視よ、分かるでしょ」
星村絵里「監視ね。」
ラウラ達の様子をミリアは絵里と共に変装し監視していた。
特殊な経歴で特殊部隊扱いされるようになったイレギュラー。
元ラプラミズ艦隊キヨラ隊のラウラ・ベルタリア・・・・・・
二人は楽しく仲間と食べながら飲んでいるラウラを姿を見て
帰りたくなったとミリアは思った。
ミリア「何よ」
星村絵里「帰りたいと思いませんでしたか?」
ミリア「まさか、飲みたいし食べたいし帰らないわ。」
星村絵里「ふ~ん」
絵里は仲間と楽しく飲んでいる姿を見て帰りたくなったミリアを茶化す。
長い間、部隊員として同じ戦場で戦ってきた戦友であり。
ミリアの表情から、ラウラを羨ましくなり帰りたくなったと見抜いた。
見抜かれて動揺するかと思ったが、別に気にする様子もなくミリアは食事を続ける。
ミリア「モーア、私はラウラには恨まれるだろう。」
星村絵里「えっいきなりどうしたんですか?」
ラウラを監視しながら食事をしていたミリアだが、真剣な顔をして恨まれるだろうと告白する、
その告白に絵里は何を言えばいいのか分からないほど戸惑う。
恨まれる、一体何故・・・・・・
ミリアの語った言葉の意味に戸惑う絵里。
その意味をミリアは言葉にする。
ミリア「あいつが死なないようにするためよ!」
星村絵里「あいつってラウラの事ですか?」
ミリア「そうよ、ラウラ以外誰いるの?」
星村絵里「それはそうですね、はい。」
その言葉の意味
ラウラを死なないようにするため・・・・・・
ミリアの言葉を聞いた絵里は驚いた。
何故そこまでラウラに力をいれようとするのか気になる。
星村絵里「でもそんな事をしなくても、それは出来るはずです。」
ミリア「ラウラはあのキヨラの忠実な部下だ、忠誠心が強い上私への拒絶は強い。素直にやっても言うことは聞かないだろつ。」
星村絵里「ですが・・・・・・・」
ミリアの言う事に絵里は否定するが・・・、ミリアは正確に反論する。
ライバル部隊であったキヨラ隊の兵士で、キヨラに対する忠誠心の強く。
ミリアと激しくぶつかっていたラウラに、優しすぎる対応したら逆に反発する。
まったく逆効果な結果になり、ラウラは無惨な死に方になるだろう。
同じライバルとして見ていられないような、無惨な死に方に・・・・
そんな感じのラウラを接するには・・・・・
わざとラウラから憎まれ、嫉妬心を強め。
更に強いパイロットに覚醒させる必要がある。
ミリア「お前も変わったな、こんな事を言えるなんてな。」
星村絵里「変わりました、いろいろあれば人は変われます。」
ミリア「そんな変われる人ならば、馬鹿なお前まで変えたんだからあいつを変えるしかない。」
星村絵里「馬鹿は余計です。」
かつては戦闘馬鹿であった絵里こと、モーア・カリダム。
今ではたまに馬鹿な面は出るが、知性的な指揮官として活躍している。
こんな戦闘馬鹿の絵里が変わるのだから、ラウラも確実に変わる。
ミリアはそう確信していた。
その代償に自分へのラウラからの印象に大きな負の影響を与える。
だけど、ラウラからの自分自身への印象を悪くする。
これも仕方のない事、いつか会えないかつてのライバルで戦友キヨラに顔向け出来ない。
ミリア「・・・・・」
ラウラ「ロザ、しっかり任務果たせるかな?」
ロザ「果たせますよ、しっかりとやれますから」
ミリア「ラウラ・ベルタリアか・・・・」
ライバルのキヨラの部下ラウラ
キヨラから特別に可愛がられたわけじゃないが、立派に戦士の証はある。
信頼されてたのも事実だし、通信に割り込んでは悪口。
決していい奴ではないが、悪い奴ではない。
立派なゼントラーディの戦士であり、新統合軍のエースだ・・・・
強さは限界を越える、生きている限り・・・地球の戦術を知りながら。
ラウラ「明日は議員さん候補に会うんだね。」
ロザ「地方の代議士らしいからね、楽しみだな。」
ラウラ「一人メルトランがいるから誇らしいよ。」
明日の予定にラウラ達は興奮していた。
議員候補に会う予定であり、その一人のメルトランの自由共和党議員候補は特に楽しみ。
同胞が地方とは言え議員候補になるのは誇らしい。
是非とも会って心より応援したいと思った。
劉夢華「でも軍人は投票出来ないから気を付けてね。」
カゴメ「軍の決めごとによれば、選挙に立候補する特定の議員に投票できなくなっているの、気をつけてね。」
ラウラ「は~い」
決めごともあってか、ラウラは自由共和党の議員候補のメルトランに投票出来ない。
そればかりか、月面に住居があるので民間人であっても投票できない。
ラウラは不満げな表情を浮かべながらも受け入れた。
これも民主主義の国新統合政府の正規軍である統合軍の決まりだからしょうがない。
ラウラの方はまだまだ勉強不足であるので、上記な顔をしていた。
当分は続きそうで、ラウラ達の宴とミリア達の監視は続く
アルタミラ艦隊を出迎えるように、マリトラーン自治軍の宇宙艦隊が出迎え・・・
誘導されるように、衛星軌道上に展開している宇宙ステーション基地に入港した。
そして、休む暇もなく・・・・
マリトラーン入りするアンサーズ全隊員とカールなどの一部の早期警戒部隊・・・
ダンシング・スカルから派遣されたミリアらの面々と、シーアンタレスから派遣された絵里の面々は・・・
大気圏突入ポイントに向かい、そのまま大気圏突入する。
無論であるが、夢華.美弥.カゴメの三人もシャトルに乗り、惑星マリトラーンに降下した。
【惑星マリトラーン.リックベルリン基地】
アンサーズらアルタミラから降下した部隊は、マリトラーン自治軍の基地であり・・・・
自治首都カリマッタ.スワート湾に面するリックベルリン基地に降下した。
リックベルリン基地の周辺には
現地軍の統合軍部隊.マリトラーン自治軍の兵士達が出迎えてくれた。
そして基地側が用意した官舎の自室に入り、制服に着替える。
着替え終わって、ラウラは大樹と合流し基地を探索する・・・・
ラウラ「結構綺麗な惑星ですね、幻想的な風景です。」
吉野大樹「まぁな、貴重な鉱物を始め豊かな自然に囲まれている・・・それにここの料理は美味いそうだ。」
ラウラ「なるほどね、こんなきれいな惑星が危険地帯だなんて信じられないわね。」
吉野大樹「見た目はそうだろうが、実際は泥臭い戦場さ・・・・見た目だけ判断していたら馬鹿を見る事になるぞ。」
惑星マリトラーンは、空の色は青色ではないが・・・・
誰もがうっとりするような、エメラルド色をした綺麗な空をしている。
ここが紛争地域で危ない惑星に見えない・・ラウラはそう思うが・・・・
大樹からそれは見た目だけであり、実際は泥臭い戦場だと言われる。
どんな幻想的な風景を見せる場所でも、実際どんなに黒い存在が暗躍しているか分からない・・・
何度もそのような経験をしている大樹からすればそれが当たり前だった。
星村絵里「ミリアはどう思う?」
ミリア「案外・・・油断していたら背後から、何かに襲われる雰囲気は出ているわね。」
星村絵里「やっぱりそう思うんですね、流石・・元エースのミリア。」
ミリア「モーア・・・流石な事は当然で、今も私はエースのミリアよ。」
この綺麗な風景においても、ミリアと絵里は警戒しているようである。
特殊部隊に勤務しているから分かる事だが・・・・
案外、平和そうな所こそ危険だと言う事が回りの風景を見ただけで分かる。
常に特殊な戦場に立っており。
不自然な異常事態に向き合っており、何が起きるかの発生時点は分かる。
異常事態が起きる原因を見つけ、対象する事により。
ミリアと絵里は今のマリトラーン情勢を察し。
今回の任務がただ事では済まない事を感じている。
ラウラ「ミリア?」
ミリア「お前は能天気でいいな、これから危険な任務に就くと言うのに・・・」
ラウラ「何よ、私が何かを感じてないと言いたいわけ?」
ミリア「そうだ。」
少し能天気のような発言をしたラウラにミリアが突っかかる。
ラウラも今のミリアの発言にムッとする。
能天気・・・・自分が・・・・・・
今のミリアの発言はラウラを怒らすには不十分とは言え、導火線に火をつける。
星村絵里「ミリア、言葉悪いわよ。」
ミリア「そうだったわね。」
吉野大樹「落ち着け、喧嘩をしにここに来たんじゃないぞ。」
ラウラ「分かったわよ。」
喧嘩になりそうだったので、大樹と絵里は二人の間に入り仲裁をする。
二人の仲裁と喧嘩の序盤であったため、二人は納得し喧嘩の炎はボヤで終わった。
とは言え、ラウラの不機嫌さは改善されてないが・・・・・・
桐原少佐「各員ブリーフィングを行うぞ。」
『ハッ』
茂人の号令でそのままブリーフィングに突入する。
消化不良満載であり、納得のいかないまま。
そんな状態で話を進めていきながら、ラウラは静かにブリーフィングの話を聞く。
ラウラ「やっと終わった、明日 例の議員候補に会うのか。」
ブリーフィングは無事に終了、話し合いの結果明日例の議員候補に会う事になった。
一体どんな人なのだろうか・・・・・・
イライラしている中でも、ラウラは明日会う議員候補が気になってしょうがない。
カゴメ「ラウラ。」
ラウラ「カゴメ、夢華、それに美弥まで」
相沢美弥「これから飲みに行くけど行く?」
ラウラ「行くよ、行く行く。」
ブリーフィングが終わってもイライラしているラウラを見たのか。
オペレーター三人娘は飲みに行かないかと行ってくる。
それに対してのラウラの反応は・・・・・
イライラして飲んでストレス発散したいとラウラは思っていたのか誘いに乗った。
まさに僥倖、丁度いい時に飲みに誘われたと。
今日はもうやることはないのでお酒飲んで月面からの旅の疲れを癒そう。
ラウラはそう思った。
!!乾杯!!
ロザ「まさか、あたしまで誘ってもらえるなんて。」
カゴメ「エラやアリサ、エミリーも誘いたかったけどフットサルやりたいから今いるメンバーだけど。」
ラウラ「これでいいんじゃない、飲めればいいし。」
劉夢華「あ~ん、ラウラは食べ物や飲むことばっかり~」
ラウラ「地球の食べ物は美味しいからいいでしょ、別に」
アルタミラ女性オペレーター主催の宴が始まった。
エミリー.エラ.アリサはフットサルのため不在でこの場にいないが。
これから予定のないロザをあっさり、宴に誘い乗りこの場にいる。
ラウラ「ロザもお疲れね。」
ロザ「疲れるわよ、ミリア隊の親玉と強さだけは次席がいるから。」
ラウラ「ははは考えることは同じか。」
ロザもストレス発散するかのように、ミリアと絵里に対する愚痴を言う。
同じメルトランからか、ミリア達に対する不満や緊張さによりイライラしてたようだ。
そのイライラからか、ロザはジョッキを手に取りおもいっきり酒を飲む。
相当ストレスが溜まっていたのか、飲む量が多い。
下手したら、二日酔いになるケースだ。
劉夢華「はいここまで、明日仕事できなくなったら駄目でしょ。」
ロザ「そんな。」
劉夢華「明日は基地司令官を迎えた会合とあるし、地方とは言え議員候補よ。粗相があっては、今後の出世に関わるわ。」
ロザ「それはそうだけど。」
相沢美弥「よぉは一時の酒一升に呑まれ後悔するべからずだよ。」
ロザ「分かったわ。」
結局、明日はいろいろとやらないといけない事もあるため。
ロザの飲酒は夢華や美弥により、止められる。
二日酔いして失敗するのを防ぐためだ。
ラウラ「私もお酒は程々にしよう。」
二人に酒を止められたロザの姿を見てラウラは酒は程々にしとく事を決める。
酒は強い方であるが・・・・・・・・
もしもの場合二日酔いになって出世に関わるようになったらまずい。
ラウラは飲みたい気持ちを我慢し、ソフトドリンクに切り替えた。
星村絵里「私まで変装させるなんて、何考えているの・・・・・・ミリア?」
ミリア「飲みながら監視よ、分かるでしょ」
星村絵里「監視ね。」
ラウラ達の様子をミリアは絵里と共に変装し監視していた。
特殊な経歴で特殊部隊扱いされるようになったイレギュラー。
元ラプラミズ艦隊キヨラ隊のラウラ・ベルタリア・・・・・・
二人は楽しく仲間と食べながら飲んでいるラウラを姿を見て
帰りたくなったとミリアは思った。
ミリア「何よ」
星村絵里「帰りたいと思いませんでしたか?」
ミリア「まさか、飲みたいし食べたいし帰らないわ。」
星村絵里「ふ~ん」
絵里は仲間と楽しく飲んでいる姿を見て帰りたくなったミリアを茶化す。
長い間、部隊員として同じ戦場で戦ってきた戦友であり。
ミリアの表情から、ラウラを羨ましくなり帰りたくなったと見抜いた。
見抜かれて動揺するかと思ったが、別に気にする様子もなくミリアは食事を続ける。
ミリア「モーア、私はラウラには恨まれるだろう。」
星村絵里「えっいきなりどうしたんですか?」
ラウラを監視しながら食事をしていたミリアだが、真剣な顔をして恨まれるだろうと告白する、
その告白に絵里は何を言えばいいのか分からないほど戸惑う。
恨まれる、一体何故・・・・・・
ミリアの語った言葉の意味に戸惑う絵里。
その意味をミリアは言葉にする。
ミリア「あいつが死なないようにするためよ!」
星村絵里「あいつってラウラの事ですか?」
ミリア「そうよ、ラウラ以外誰いるの?」
星村絵里「それはそうですね、はい。」
その言葉の意味
ラウラを死なないようにするため・・・・・・
ミリアの言葉を聞いた絵里は驚いた。
何故そこまでラウラに力をいれようとするのか気になる。
星村絵里「でもそんな事をしなくても、それは出来るはずです。」
ミリア「ラウラはあのキヨラの忠実な部下だ、忠誠心が強い上私への拒絶は強い。素直にやっても言うことは聞かないだろつ。」
星村絵里「ですが・・・・・・・」
ミリアの言う事に絵里は否定するが・・・、ミリアは正確に反論する。
ライバル部隊であったキヨラ隊の兵士で、キヨラに対する忠誠心の強く。
ミリアと激しくぶつかっていたラウラに、優しすぎる対応したら逆に反発する。
まったく逆効果な結果になり、ラウラは無惨な死に方になるだろう。
同じライバルとして見ていられないような、無惨な死に方に・・・・
そんな感じのラウラを接するには・・・・・
わざとラウラから憎まれ、嫉妬心を強め。
更に強いパイロットに覚醒させる必要がある。
ミリア「お前も変わったな、こんな事を言えるなんてな。」
星村絵里「変わりました、いろいろあれば人は変われます。」
ミリア「そんな変われる人ならば、馬鹿なお前まで変えたんだからあいつを変えるしかない。」
星村絵里「馬鹿は余計です。」
かつては戦闘馬鹿であった絵里こと、モーア・カリダム。
今ではたまに馬鹿な面は出るが、知性的な指揮官として活躍している。
こんな戦闘馬鹿の絵里が変わるのだから、ラウラも確実に変わる。
ミリアはそう確信していた。
その代償に自分へのラウラからの印象に大きな負の影響を与える。
だけど、ラウラからの自分自身への印象を悪くする。
これも仕方のない事、いつか会えないかつてのライバルで戦友キヨラに顔向け出来ない。
ミリア「・・・・・」
ラウラ「ロザ、しっかり任務果たせるかな?」
ロザ「果たせますよ、しっかりとやれますから」
ミリア「ラウラ・ベルタリアか・・・・」
ライバルのキヨラの部下ラウラ
キヨラから特別に可愛がられたわけじゃないが、立派に戦士の証はある。
信頼されてたのも事実だし、通信に割り込んでは悪口。
決していい奴ではないが、悪い奴ではない。
立派なゼントラーディの戦士であり、新統合軍のエースだ・・・・
強さは限界を越える、生きている限り・・・地球の戦術を知りながら。
ラウラ「明日は議員さん候補に会うんだね。」
ロザ「地方の代議士らしいからね、楽しみだな。」
ラウラ「一人メルトランがいるから誇らしいよ。」
明日の予定にラウラ達は興奮していた。
議員候補に会う予定であり、その一人のメルトランの自由共和党議員候補は特に楽しみ。
同胞が地方とは言え議員候補になるのは誇らしい。
是非とも会って心より応援したいと思った。
劉夢華「でも軍人は投票出来ないから気を付けてね。」
カゴメ「軍の決めごとによれば、選挙に立候補する特定の議員に投票できなくなっているの、気をつけてね。」
ラウラ「は~い」
決めごともあってか、ラウラは自由共和党の議員候補のメルトランに投票出来ない。
そればかりか、月面に住居があるので民間人であっても投票できない。
ラウラは不満げな表情を浮かべながらも受け入れた。
これも民主主義の国新統合政府の正規軍である統合軍の決まりだからしょうがない。
ラウラの方はまだまだ勉強不足であるので、上記な顔をしていた。
当分は続きそうで、ラウラ達の宴とミリア達の監視は続く