マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。最近の政治的問題や最近の出来事も更新します。

第107話 エリアーノの相談事 後編

2017-07-19 23:43:34 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
桐原に対するエリアーノの相談事はミリアとメフィアの事であった。
桐原達は一瞬何を言っているのか分からなかったが次第に話の内容を理解し。
なぜそのような事態に陥ってしまったのかも........

桐原中尉「その件だったら見過ごせんな、一体何があったのか教えてくれないか?」

エリアーノ「はい。」

流石に上官部下関係を見過ごせんなと思い先程まではやる気のなかった態度からやる気のある態度に変わる。
もっとも人間面で最も苦しむ事は分かっている。
出切る限り早くミリアとメフィアを仲直りさせなければない使命感を抱く。

エリアーノ「実はメフィアがミリア准尉に裏切った事に怒りを覚えて、フィアロ軍曹に諭され大人しくなったんですけど。」

桐原中尉「デワが?」

エリアーノ「えぇぇ・・・・フィアロ軍曹の話を聞いてメフィアは納得はしたんですけど、それでも・・・上官部下の関係を永遠に切ると言って....」

エリアーノの相談事にはデワントンが関わっている事がと事態が深刻であると言う事が分かった。
上官部下の関係を永遠に切るとは・・・・そうとうな覚悟を持っているに違いないと・・・・・
信頼していた上官がいきなり敵軍に渡ってその兵士になるのは信頼関係を一気に崩すようなものだな・・・・・
と桐原は感じてしまう。

桐原中尉「永遠に切るか・・・・・それは当然かもしれないな。」

エリアーノ「そんな・・・・・・・」

桐原中尉「かと言って見捨てるわけにはいかん・・・・・・ミリアは佐枝子の友達だし、デワの上官である・・・・・・・・・ならば力に乗ってやろう・・・」

イェル「隊長、地球人とゼントラーディ人の二つの人種の女手玉に取ってますね・・・・」

桐原中尉「イェル最初に言っておくが断じて違うからな。」

桐原は当然と言いつつもミリアとメフィアの関係改善のために力に乗ってあげようと考えた。
エリアーノはそれを聞くと暗かった表情から明るい表情へ変わる。
ただ・・・・・・桐原の一連の話を聞いていたイェルは両人種の女を手玉に取っているのでは?と思ったが桐原はすぐさま否定する。

ウォルター「まるで両手に異なる人種の美女、隊長はいろんな意味で女たらしだね~」

桐原中尉「それはどういう事なんだ?」

ウォルター「さぁね・・・・・・・」

影に隠れがちになっていたウォルターも追加攻撃をしかける。
まぁもっともこれはおまけであるが・・・・・・・
この様子にエリアーノは本当に大丈夫なのかな?と心配してしまう・・・・・・

桐原中尉「しかしどうやってミリアとメフィアの仲を改善するかだな。」

イェル「そう簡単に改善すると言っても難しいんですよね。」

桐原中尉「簡単に人間関係って言うのは改善するのは難しいからね。」

改善すると言ってもそう簡単な事ではない。
結構かなりのハードルを越えなくてはならないのだ。
ミリアとメフィアをどのように改善させるかはこれから考えなくてはならない。
だがかける時間はかなりない・・・・

なんせマックスとミリアが南米方面軍司令部に到着する予定が明日であるから・・・・・・・

エリアーノ「難しいですか・・・・・・」

桐原中尉「もっとも俺達に頼るのもいいが少しは自分でも考えろよ。」

エリアーノ「考えろですか?」

桐原中尉「そうこれから地球人として生きる事になるから自分で物事を考える事も必要だと思う。」

もっともこうなるのであればもう少しエリアーノ自身で対策を練ってもらいたいと桐原は思った。
だけれどもゼントラーディ人にはそのような風習がないので仕方がないと思ったが・・・・・

桐原中尉「とにかく改善案を考えるが・・・・・・」

イェル「やはり・・・素直に謝らせた方がいいじゃないんですかね?」

桐原中尉「それは典型的だ・・・・・・却下。」

これと言っていい案が出るわけでもなかった。
本当にこれで仲を改善できるのか?・・・・・・・・それすら微妙になりつつある。
一体どうすればいいのか・・・・・・・・

桐原中尉「伍長、デワを呼んでこい!!」

エリアーノ「えっ!?」

桐原中尉「デワならなんとかなると思う・・・・・・たぶんだが・・・・・」

こうなったらミリア隊の№2の一人デワントンを呼ぶしかない。
彼女たちのメンタルはきちんと把握しているし、絶対改善すると思う・・・・・・
そう思ったが・・・・・・・

エリアーノ「申しにくいのですが、軍曹殿は・・・・・普通に接しればいいと・・・・・・」

桐原中尉「そうなの!?」

とエリアーノがメフィアのミリアに対する態度に関して言った事を話したため。
これもご破算になってしまう・・・・・

桐原中尉「でも呼ばないとな・・・・・・」

エリアーノ「無駄だと思いますが・・・・・・・・・」

桐原中尉「無駄でもどうしてもやらねばならん・・・・・・・頼んだぞ伍長。」

エリアーノ「そこまで言うのであれば分かりました、軍曹を呼んできます。」

ご破算になってしまうがこのまま解決しない済みよりもマシなのでここはデワントンを呼ぶ事にする。
なんとしてもミリアとメフィアの関係を改善させなくてはならないのだ・・・・

デワントン「で私を呼んだのはミリア准尉とメフィアの事なの?茂人。」

桐原中尉「あぁそこにいるエリアーノの要望でね。」

あんまりいい効果は予想されるわけではないが、ないよりはマシ・・・・・・・
デワントンにミリアとメフィアの関係改善について聞く事にした。

デワントン「エリアーノ・・・・・・本当に戦友想いね・・・・・・」

桐原中尉「で明日マックスとミリアが来るから関係改善を・・・・・・・・・・・」

デワントン「必要ないわ・・・・・・・」

だが

さっそく聞いてみた途端必要ないとデワントンが言う。
その場にいた一同は騒然とする。

桐原中尉「えっなぜ・・・・・・・・・・」

と桐原は答えるが・・・・
デワントンは・・・・・・・・・

デワントン「メフィアは表面的にミリア准尉を恨んでいるけど、根は恨んでない・・・・・ただの強がり・・・・かなり尊敬し忠誠心の高い子よ・・・・・・・・私達が余計な手を加える事はなくて?」

と答えた・・・・・・・
それはデワントンが言うメフィアの本音・・・・・・・・
その事に桐原達の思考回路は停止した。
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夏休みの予定

2017-07-19 11:05:29 | 日記
夏休みの予定はアルバイトします。
浦安東野プールの警備員です。
短期のバイトですがお金が入るのでしっかり働きます。

後は8月15日は靖国神社に行き終戦の日を迎え慰霊します。


それからは考えようかな・・・・・・・・・・
いろいろな・・・・・・・いろいろな体験してみたいし。

フルーツを大量に買ってジュースを作るのもいいのかもしれませんね。
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第106話 エリアーノの相談事 前編

2017-07-19 00:53:04 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊第1直衛艦隊エース.ミリア・ファリーナ。
クロレ・アロレア.フェアリ・チェリアスなどの数多くのエースと並び・・・・
ゼントラーディ軍第118基幹艦隊ではだいたいの人は知っている女性兵士。
三度に渡るマクシミリアン・ジーナスの敗北の後、統合軍軍籍編入の上結婚。
この結婚により初の星間結婚として歴史に名を残す事になる。
ミリアは人生で今まで味わったことのない幸福感に包まれた。

しかし

ミリアの部下アマテラ・サーノが護衛する偵察機にキャッチ。
隊内部で賛否両論に分かれるほどの大問題になった。
その事実をミリアが知ったのは地球に降下してからである。

それに気が付いたミリアはかなり後悔した、部下の事をすっかり忘れていたと・・・・・
同時に後悔する事になる。

モーアなどの大部分の部下は笑ってすませるがアマテラなどの一部の部下は冷たい目で見てくる。
つまりミリアに対し激しい怒りを向けている事になる。

モーア「別に気にしなくてもいいですよミリア1級空士長・・・・・すぐに元に戻りますよ。」

ミリア「そうだといいのだが・・・・・・・・」

モーアからは気にしなくてもいいと言われるがやはり気にしてしまう・・・・・・・・
どうしても・・・・・・・・

                      【地球統合軍南米方面軍司令部】
地球統合軍南米方面軍司令部、今まで地上施設の復興が進んでいなかったが。
残された資材やゼントラーディの廃艦を利用し着々とマックスとミリアなどのマクロスの使節を迎えるため滑走路の整備が行われた。
残存したデストロイド部隊やゼントラーディの人型バトルスーツを生かし土木作業を行っている。

桐原中尉「マックスとミリアか久しぶりだな。」

イェル「久しぶりですね。」

桐原中尉「あぁ・・・」

ウォルター「あいつらも・・・・・」

桐原中尉「その辺にしておけ、それ以上は不快になる人もいるし未成年兵に悪影響が出る。それにマックスとミリアは未成年だ。」

ウォルター「それくらいは分かっておりやすぜ隊長。」

桐原率いるノンバリケン小隊の面々もマックスとミリアと再会できる事を楽しみにしておりそれについて話し合っていた。
ウォルターが危うく性的な話をしようとしたがすぐさま桐原にブロックされてしまう。
これは当然と言っては当然の対応であるが・・・・・・

もっともSDF-1マクロスの仲間としてまた会えるのは凄く嬉しい。
一刻も早くマックスとミリアと会いたい・・・・・・この3人はそう思っていた。

エリアーノ「桐原中尉殿・・・・・・・」

桐原中尉「お前は確か・・・・・・」

エリアーノ「エリアーノ・ミフェス伍長です、相談事があるのですが・・・・・・」

そう思っている中、ゼントラーディ人のエリアーノが桐原に相談事を持ちかける。
何やら深刻そうな相談をしてきそうな雰囲気だったのでこのまま断ろうと考える・・・・・

桐原中尉「いや・・・・これから佐枝子・・・・・」

                          カチャ

イェル「女の子の相談事を聞いてあげましょう、隊長殿・・・・・・・・」

ウォルター「それでも男かよ?隊長。」

桐原中尉「うっ・・・・・・・・分かった・・・・・・食堂でドリンク奢るからそこで話そう・・・・」

エリアーノ「あちがとうございます中尉。」

しかし、イェルとウォルターがエリアーノに味方しイェルが桐原の背中に拳銃をつきつける。
イェルは元監察軍の兵士なので冗談抜きで拳銃を背中につきつけたと言う事は・・・
事故に見せかけて俺を殺そうと言う事が十分に考えられた。

その事を考えてやむなく桐原はエリアーノの相談に乗ってあげる事にした。

                        【地球統合軍南米方面軍司令部食堂】
エリアーノ「ありがとうございます飲み物を奢ってくれて・・・・」

桐原中尉「相談に乗ってあげるんだ、普通に相談しても喉乾いてしまうだろ・・・・って余計なのも奢る羽目になったが・・・」

ウォルター「別にいいじゃないかよ。」

イェル「私達もミフェス伍長の相談に乗ってあげるんだし。」

桐原中尉「お前らただ俺にドリンクを奢ってもらいたいだけだろ。」

桐原達は南米方面軍司令部の食堂でドリンクを飲みながらエリアーノの相談に乗る事にした。
桐原達はグレープフルーツとパッションフルーツのミックスジュースを・・・
エリアーノはグアバとバナナのミックスジュースを頼んだ。

初めて飲む地球のミックスジュースにエリアーノは興味津津に飲んでいた。
これじゃあ相談するのかと心配するくらいに・・・・・・・・・

桐原中尉「伍長そろそろ相談とやらをしようか・・・・本題へとね。」

エリアーノ「そうでしたね、実は・・・・・メフィアを説得してくれませんか?」

桐原中尉「メフィアって髪が緑の子?」

エリアーノ「私も緑ですけど・・・・・・おっほん・・・・・・・・なんで説得してもらいたいのかと言うとミリア准尉の事で・・・・・・・」

桐原中尉「ミリア?確かお前らの上官?」

エリアーノ「はい...............」

エリアーノが桐原に相談したことはメフィアとミリアの事である。
なんでミリアが部下と対立しているんだと言う顔を桐原以外3名は思うが。
真っ先に考えついたのが。

マックスとミリアの結婚

それしかなかった。
考える理由ならばミリアがゼントラーディ軍から離反しマックスと結婚。
その前に地球統合軍の軍籍を得ている。

ゼントラーディ軍からの離反したミリアを部下達は裏切り者として見るのは当然。
もし自分がメフィアのような立場にいたらそう考えるに違いない。

更に言ってしまえばどの兵士も同じような気持ちに陥ってしまうだろう。
信頼していた上官の裏切り行為は許せるはずがない。
誰だってそうなってしまうだろう。

桐原はそう思う。
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