虎バカ グルメ日誌

虎の勝利をバーボンとディキシーランド・ジャズ
で祝うお気楽初老の独り者が紹介するグルメ日誌

《讃岐うどん遍路記5(後)》

2015-12-17 15:00:00 | 香川県内
2015#72
【虎バカグルメ日誌】

おはようございます!
讃岐うどん聖地巡礼の旅の
2日目は早朝営業の2軒のはしごから始まります。

①《さか枝》
高松市番町 5-2-23
店のタイプ:セルフ/先払い

讃岐うどんと言えばセルフ
セルフと言えばさか枝
王道の讃岐うどんを早朝から提供している人気店です。

かけ(小) 180円
蓮根天 90円

いりこが強く主張した絶品のかけつゆは
五臓六腑に染み渡ります。
太くてコシの強いうどんはシンプルなかけうどんでも
十分に満足させてくれます。

②《味庄》
高松市西の丸町 5-15
店のタイプ:セルフ/先払い

JR高松駅の目の前で
1975年に創業した昔ながらの
店構えに暖かさを感じる
地元民に愛されている素朴なお店です。

かけうどん(小) 190円

手打ちの証しである不揃いでねじれのある
美味しいうどんです。
適度のコシとモチモチ感本当に美味しいです。
かけつゆは一般的な鰹と昆布の合わせ出汁です。

③《上原屋本店》
高松市栗林町 1-18-8
店のタイプ:セルフ/先払い

いりこからダシを取り厳選した醤油や
水も地下水を浄水したものと
こだわって作られた出汁は
讃岐うどん界一の美味さと呼び声の高い
セルフ形式の人気店です。

かけうどん

確かにかけつゆは絶品です。
こだわって作られた奥深いダシとのど越しなめらかで
モチモチの太麺との相性は抜群でした。

④《宮武うどん》
高松市円座町 340-1
店のタイプ:セルフ/先払い

讃岐うどんではお馴染みの
ひやひや/あつあつ/ひやあつの 言葉を生んだ
今は無き伝説の名店 琴平町の宮武うどん
その閉店した宮武うどんに弟子入りして
宮武流の完全手作りうどんを踏襲し
店名まで引き継いだお店です。

あつあつ(小) 250円

打ちたて/切りたて/茹でたての
エッヂの立ったうどんは
手切りである証しの不揃い麺で
程よいコシがあってさすが宮武系です。
澄み切った綺麗ないりこ出汁のかけつゆは
すっきりとした少し薄めの素朴な味わいです。
少し塩分は強めですが
美味しくて思わず飲みきってしまいました。
いりこ出汁に生姜は黄金の組み合わせ
正にこれが讃岐うどんです。
そして食べ終わり店内を眺めていたらお宝を発見!
我が神様 今は亡きまさやんのサインに涙
日付を見ると2012年5月12日
脳幹出血で倒れたのが 2012年7月15日
力尽きたのが 2012年10月26日なので
亡くなる5ヶ月前
そうか この店に神は来られていたんだ。


やっぱりあの歌声が聞けないのは寂しいな。


⑤《谷川米穀店》
仲多度郡まんのう町川東 1490
店のタイプ:半セルフ/後払い

讃岐山脈の山あいの集落
もう少し先に進めば徳島との県境といった
立地条件はとても良いとは言えませんが
常に人気ランキングでは上位に必ず名前が上がる
行列の絶えない有名店です。

うどん(小) 150円

うどんの小を頼むと香川の言い回し方で
「温(ぬく)いん?冷たいん?」と聞かれます。
私は「温い小」を頼みました。
テーブルの上には醤油/酢/刻みネギ/柚子タレ/
青唐辛子ペースト 等があり
自由に自分好みにトッピングする事が出来ます。
おすすめのトッピングは
釜玉うどんに醤油/刻みネギ/青唐辛子ペーストか
うどんに醤油/酢/刻みネギ/青唐辛子ペーストです。
青唐辛子は相当辛いので入れすぎには注意して下さい。
うどんはやや細長い感じで
のど越しツルツルで噛むとモチモチでコシも感じる
美味しいうどんです。

⑥《三嶋製麺所》
仲多度郡まんのう町川東 276
店のタイプ:製麺所

暖簾も看板もなく外観はうどん屋には見えません。
誰がどう見ても普通の民家です。
山中で熊に追われた主人公が助けを求めて
辿り着いた民家が実はうどん屋だった。
2006年に公開された映画
『UDON』のはじまりのシーンですが
舞台はここ三嶋製麺所でした。

ひや(小) 140円

うどんに刻みネギを散らし
ただ醤油をかけてかき混ぜて喰う。
この讃岐ならではの食べ方は当然の事ですが
うどんが不味いと成り立ちません。

《観光》丸亀城
築城400年を誇る丸亀市のシンボルである
丸亀城の一番の見所は
何と言っても内堀から天守へ向けて
4層に重ねられた石垣で高さは約60mで
日本一なんだそうです。
天守は全国でも珍しい木造の天守閣で
小振りですがさすが天守です。
風格と威厳を十分に感じます。


⑦本格手打うどん《おか泉》
綾歌郡宇多津町浜八番丁 129-10
店のタイプ:一般店

県内外に熱烈なファンがいる
おか泉は手打ちにこだわり
店内で麺打ちのパフォーマンスを見る事が出来ます。
看板メニューの冷天おろしは
日本料理のような美しさと繊細さを感じます。

冷天おろし 972円

天ぷらは海老2尾/サツマイモ/かぼちゃ/紫蘇と
盛り方も合わせて豪華です。
ネギ/大根おろし/生姜/胡麻が
トッピングされています。
手打ちならではのねじれのある太めのコシの強い
美味しいうどんと天ぷらで
今回の聖地巡礼の旅のフィナーレを飾るに
相応しい最高の一杯でした。
今回もまた大満足の旅でした。