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文科省 前川氏授業で圧力 ― 録音・録画の提出執ように

2018-03-17 | 教育・保育・子育てを考える

  文部科学省の前川喜平前事務次官を講師に招いた名古屋市立中学校の授業をめぐり、同省が授業の内容や「前川氏を招いた判断」などについて学校側に詳細な報告をくり返し求め、圧力をかけていたことが16日、分かりました。国が個別の授業内容について学校に確認するのは極めて異例。憲法の精神に反し、教育基本法が禁じる教育への不当な支配にあたるという指摘が出ています。

 野党合同の文科省への聞き取りで、調査するにあたって、「政治家から話はなかったのか」という問いに文科省側は「外部からの問い合わせはありました」と説明しました。

 同省は、前川氏が2月に中学で講演したことが新聞報道されたのを受け、3月1日に市教育委員会を通じ15項目にわたりメールで問い合わせました。前川氏を講師に招いた目的、経緯、謝礼額、参加人数、保護者や生徒の反応などの報告のほか、録音などデータの提供も要求。参加者について「どのような方がどの程度参加されたか」「動員等が行われたか」について「明確にご教示ください」などと参加者の情報まで要求しています。

 市教委は5日、全項目を回答。翌6日、文科省はメールで追加質問をし「前川氏を招いた判断」を執ように問いただしています。また録画記録を提出するよう再度求めています。

 参加者によると、講演は生徒や保護者らが参加。市教委関係者も来ており「オープンな講演で何の問題もない」といいます。

 前川氏は、安倍晋三首相の友人が理事長の学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、「背景に首相官邸の動きがあった」と国会で証言しました。

 メールは市教委と文科省が公表したもの。

 文科省教育課程課は「授業内容に関する指示ではなく事実関係の確認であり、問題ないと考えている。学校にプレッシャーを与えたという認識はない」と説明しています。

 文科省元幹部からは「文科省に直接学校にものを言う権限はなく、越権行為だ。法律にも書いていない。嫌がらせだ」と批判の声があがっています。

 

安倍政権 異常な体質 
     ― 前川氏授業に文科省介入 辰巳氏批判

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は16日の参院予算委員会で、文部科学省が同省の前川喜平前事務次官を授業の講師に呼んだ名古屋市の公立中学校に対して異常な調査を行っていた問題について、「歯向かう者には民間人となっても容赦なく攻撃する。安倍政権の異常な体質のあらわれだ」と批判しました。

 文科省が市教育委員会に送ったメールの質問は15項目に及んでいます。辰巳氏の追及に、林芳正文科相は「事実を確認するために行った」などと弁明。辰巳氏はメールでは、校長と前川氏の個人的な関係や前川氏を招いた是非を聞くなど、およそ「事実関係の把握」とは言えない内容が含まれていることを指摘し、「政治の教育への介入だ」と追及しました。


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