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オスプレイ撤回 共同 ― 千葉で集会 志位委員長あいさつ

2020-11-08 | 軍拡・軍国主義・弾圧・戦争への道を許すな

陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に配備された垂直離着陸機オスプレイが試験飛行を始めた中、7日に船橋市で「オスプレイいらない! 習志野・八千代・船橋市民集会」が開かれました。

 主催者の市民ネットワークの吉沢弘志共同代表が「事故を繰り返す欠陥機オスプレイをなくすため、政党、市民がスクラムを組みたたかい続けよう」と呼びかけました。

 日本共産党、立憲民主党、社民党、新社会党、れいわ新選組、市民ネットワーク千葉県、緑の党の代表があいさつしました。

 共産党の志位和夫委員長は木更津で始まった試験飛行に抗議した上で、▽木更津駐屯地のオスプレイ整備能力を3倍化し、新たに二つの格納庫も整備するとされており、「暫定」配備でなく恒久配備となる危険がある▽米海兵隊、米空軍、米海軍、17機の自衛隊オスプレイが配備され、木更津が日米オスプレイの巣窟になる▽9月15日に陸自の習志野演習場で日米共同パラシュート降下訓練が行われたが、日米のオスプレイも習志野で訓練する危険がある―と現在の動きについて具体的に告発。

 志位氏は習志野・八千代・船橋の3市長が防衛省に説明を求めていることを紹介し、「日本のどこの空にもオスプレイはいらない。力を合わせオスプレイ配備を撤回させよう」と訴え。そのためにも菅義偉政権を交代させるのが一番の解決策だと強調しました。

 木更津市の「住民の会」の野中晃氏、配備撤回を求める署名の千葉県推進委員会の加藤久美氏が連帯あいさつ。東京都の米軍横田基地、静岡県の陸自東富士演習場の住民運動団体のメッセージが紹介されました。

 (志位委員長のあいさつ

 

陸自オスプレイ初飛行

千葉・木更津駐屯地 市民が抗議集会

10日以降洋上へ

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(写真)ホバリングするオスプレイ=6日、千葉県・木更津駐屯地

 陸上自衛隊は6日、木更津駐屯地(千葉県木更津市)に配備している垂直離着陸機V22オスプレイ1機の試験飛行を報道陣に公開し、同駐屯地上空で約10分間、ホバリング(空中停止飛行)を行いました。自衛隊による国内での飛行は初めて。今後、米軍オスプレイとともに南西諸島での訓練を行い、侵攻能力を高める狙いです。

 駐屯地付近では試験飛行にあわせ、幅広い市民や平和・民主団体による抗議集会が開かれました。

 オスプレイは約10分間、ローターを回転させた後、誘導路を移動し、高度17メートルまで浮揚しました。油圧、油温、振動、計器の状態や操舵(そうだ)などを点検したといいます。

 陸自によれば、10日以降に駐屯地外の東京湾南側から神奈川県沖の相模湾上空を飛行。さらに2021年度から離着陸や、兵員の輸送・展開(ヘリボン)など、本格的な訓練を実施。関東一円で飛行の可能性もあります。

 陸自オスプレイは今年7月、最初の2機が配備。3月には同機を運用する「輸送航空隊」が新編されました。最終的には17機編成となります。

 オスプレイをめぐっては、防衛省は相浦駐屯地(長崎県佐世保市)を拠点とする自衛隊版海兵隊=水陸機動団との一体運用を想定し、佐賀空港への配備を狙っていますが、同空港を軍事利用しないとの協定があり、地権者である地元漁協などは配備に強く反対。5年間を期限に、木更津へ「暫定配備」されましたが、地元では「恒久配備」への懸念が強まっています。

 

日本のどこの空にもオスプレイはいらない

千葉の市民集会 志位委員長のあいさつ

 「オスプレイいらない! 習志野・八千代・船橋市民集会」(7日、千葉県船橋市)での日本共産党の志位和夫委員長のあいさつを紹介します。


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(写真)あいさつする志位和夫委員長=7日、千葉県船橋市

 みなさん、こんにちは。日本共産党の志位和夫でございます。

 まず、昨日、木更津駐屯地で強行された、オスプレイの訓練飛行に、みなさんと一緒に抗議の意思を表したいと思います。(拍手)

木更津駐屯地の整備機能3倍化――恒久的配備となる危険が

 この動きを許してしまうとどうなるか。

 私は、ここに、防衛省が今年5月、木更津市に提示した文書を持ってまいりました。たいへんなことが二つ書いてあります。

 一つは、木更津駐屯地のオスプレイ整備能力を3倍にする。これまでは、一度に整備できるオスプレイは3機から4機だったんですが、10機にすると書いてあるんですね。そして、「新しく格納庫を整備したい」と書いてある。格納庫を二つ造るというんですよ。整備能力を3倍の10機にする。その内訳は米軍機が7機、自衛隊機が3機です。そして新たな格納庫を造る。日米のオスプレイをセットで整備する。これでは「暫定」ではなく恒久的配備になってしまう危険が大いにあります。絶対に許すわけにまいりません。(拍手)

新たに米海軍のオスプレイも配備――一大拠点とされる

 もう一つ、これを読んでおりまして、私がたいへんだと思ったのは、小さな字で、「2023年以降、米海軍CMV22の整備も想定」と書いてあるということです。

 これはどういうことかといいますと、これまでに日本に配備されている米軍のオスプレイというのは、普天間基地の海兵隊型オスプレイ、横田基地の空軍型オスプレイ、この二つだったんですね。ところが、それだけじゃなくて海軍型オスプレイを配備すると書いてある。海軍型オスプレイというのは、原子力空母「ロナルド・レーガン」に兵員や物資を運ぶことになる。厚木基地に配備される可能性があると思うのですが、そうなってきますと、三つのオスプレイがそろっちゃうんです。

 海兵隊型オスプレイ、空軍型オスプレイ、海軍型オスプレイが2023年に全部そろう。そして2023年には自衛隊のオスプレイも17機になるというんでしょう。オスプレイの巣窟になっちゃうじゃないですか。

 木更津駐屯地が日米のオスプレイの一大拠点とされ、オスプレイが首都圏の空を自由勝手に飛び回る、こんなことはなんとしても止めようではありませんか。(拍手)

習志野演習場で日米合同でパラシュート降下訓練が

 さらに、私が、この間の動きで、たいへん危ないなと思っているのは、9月15日にこの近くの陸上自衛隊・習志野演習場で、日米合同でパラシュート降下訓練がやられたということです。横田基地の米空軍のC130という輸送機に陸上自衛隊の第1空挺(くうてい)団が乗り込んで、パラシュート訓練をやった。日米合同訓練をこの習志野でやったんですよ。そこまで日米一体化している。

 こういうときに木更津にオスプレイの巣窟ができたら、習志野での訓練を始めることになる危険が大いにあると思います。東京の横田基地では、オスプレイからパラシュート降下訓練をやっているんです。習志野でもその危険があります。私たちの地域の平和、安全を守るうえでも、絶対に認めるわけにはまいりません。

 その点で、この間、船橋、習志野、八千代の3市長さんがそろって防衛省に「議会と住民にちゃんと説明しろ」と求めているのは、当たり前ではないでしょうか。(拍手)

 これは党派を超えてやっていきたい。みんなで力を合わせて、この暴挙を止めるために頑張りたい。沖縄の空にも、首都圏の空にも、日本のどこの空にもオスプレイはいらない。この一点で、力をあわせてまいりましょう。

政権交代で新しい政権を――いちばんの解決の道になる

 そして、なんといっても政権交代をやりましょうよ(拍手)。菅政権はもうだめですよ。私も、日本学術会議の問題で論戦したけれども、全然答えられない。誰かが紙を持ってくるんですが、私はその姿を見て、答弁は「まず自分でやってみろ」と(笑い)。答弁こそ「自助」でやれ、「公助」の紙に頼るな、このように言いたいと思いますが(笑い、拍手)、もうこんな政権は早く倒さなきゃならない。

 市民と野党の共闘の力で、今度の総選挙でしっかり勝って、政権交代して新しい政権をつくる。これがオスプレイ問題でもいちばんの解決の道になりますので、どうかお力添えよろしくお願いいたします(拍手)。頑張ります。ありがとうございました。

 

                      

                                                            ― しんぶん赤旗より ―

 


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