鳥無き里の蝙蝠☆改

独り言書いてまーす

【TVドラマ視聴感想文】いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

2016-03-23 01:17:42 | 感想文

※注意!ネタバレあり

ヒビキが誰かに作ってもらった弁当箱を同僚に「それ誰に作ってもらったんすか!?」って言われて、「うるせえっだまれ、だまれっ!」って言うシーン。思わず笑った。こんなに見続けるのがしんどいドラマなかなか無いんだもん、辛かったんだもん、それが報われた瞬間だった…。

何の変哲もないくっそつまんねえハッピーエンドだったけど、1話から漏らさずじっくりみてきた人にとってはそれはそれはもう、それ以外であってたまるかってぐらい望まれたエンディングだった。

ヒビキだったり、ハルタだったり、コナツだったり…、なんだよてめぇこの性悪やろう!って感じの人たちが漏れなく全員素敵な真心の持ち主になっちゃってまー。あれもこれも全部主人公とヒロインの真心が周りの人たちの心に響いた結果なんだろうね。良い話ダネーT^TさすがTVドラマ。あ、でも音の義父だけは最悪なまんまだったかw


繰り返すけど、こんなにしんどいドラマなっかなか無い。ドロドロしてるとかえげつないとかそういう刺激的なドラマも受けはいいんだろうけど、低視聴率なのが惜しいくらいこれはよく出来た作品だと思う。

兎にも角にもレンの心がすごい。一言で「性格が素敵」だなんて言いたくない。「心が」って言いたい。

思いやり。優しさ。真心。こんなに気持ちの良い余韻は早々味わえない気がする。


ハルタの恋愛観も、レンの恋愛観も、俺は全力で肯定したい。強いて言えばイブキの「君が誰を好きでも構わない」というそれも。結婚とか独占とか、それは愛の形として相応しくないと思ってるから。結婚なんていうのは副産物でしかないと思う。俺の恋愛観も「いつでもそばにいる」、「いつでも会いに行く、何度でも」。一緒に歩いて、一緒に楽しんで、一緒にいろんなものを見たり聞いたり触れたり感じるものを共有すること。沢山喋ること。子供を産むとか夫婦になるとかいうのは、絶対に必要なものだとは全く思えない。

喜び2倍、悲しみ半分。その相手が家族であろうと、恋人であろうと、親友であろうと、どんな呼称だろうが関係ない。大切に思うこと。大切に思う人を区別する必要も、大切な人に順番をつける必要も無いんだから、呼び方なんてものはなんだっていい。愛情とか友情とかも、同じこと。思いやる気持ちに名前なんてなくていい。そう思う。

俺の好きな劇場版アニメ『おおかみこどもの雨と雪』にも桃缶が出てきてる。『おおかみこども』も『いつ恋』もどちらも真心の物語。俺はこれらの作品を確かに味わえた。悪意に埋もれた人生だったら、うらやましがったり、そんなものはドラマの中だけの話だと言っていただけかもしれない。でもそうじゃない。大切な人がいて、その人のことを本当に大事に思ってる。今までもこれからも。だからハルタやレンや音やイブキの言葉や気持ちの一つ一つが、見ていて重量を帯びて何度も何度ものしかかってきた。それがしんどかったんだろう。

なにはともあれ本当にしんどかったwそしてそれが報われる終わり方で本当によかった。

お・わ・り(はぁと




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【考察】パフォーマンスの保ち方 | トップ | 【考え事】立派な桜の木 »

コメントを投稿

感想文」カテゴリの最新記事