西穂高岳独標登山 その2
19日 6:00登山開始。山荘でヘルメットをレンタルする。登山開始時にストックが見つからないと探す岩本さん。入れた場所を間違っていた。荷物はデポする。坂本さんは吞田さんのザックにデポしていた。(ヘルメットも)そして超身軽となっていた。登山開始直後、外浦さんが滑って足にけがをし、水筒を紛失した。(後に山荘に届けてあったそうだ)
天気は快晴 眼下には上高地 後ろには焼岳 横には笠ヶ岳 前方には西穂高岳広がる。これは来た人だけが味わうことができる大絶景だ。西穂丸山まで1時間程度で着いた。
しばらくしてヘルメット装着。ここからが西穂高岳の岩稜登りが始まる。急斜面の崖を降ったり登ったりと難所が続く。一つ間違うと真っ逆さまに落下する。生死との境がここにある。
無事2時間30分で西穂独標(2701m)へ登頂。やったー 感動の瞬間だ。山頂は狭い。周りは360度の大パノラマが広がっている。計画から半年以上で、やっと頂上に立つことができた。みんなに感謝だ。記念写真をパチリ。下山の岩稜下りが最も危険だ。しっかりと腰を落としゆっくりと降る。(今年2名がこの山で滑落している)
10時過ぎ西穂山荘に着いた。デポした装備品を回収し下山開始。 下山途中で 見た 見た オコジョが現れた。かわいい。すばしこくて小さい。 最高の癒しとなった。下山は1時間半程度で西穂高駅口に着いた。疲れたよー。北アルプスの天然水を飲んで元気をもらう。そしてロープウェイで下山。
山頂で忘れたこと
1 山頂で岩本さんのホットコーヒーをいただくはずが、ガスボンベを家に忘れたと。ピールも忘れたと。トホホホ。
2 続さんからのメッセージ(山頂で読むはずが)と握り飯用の佃煮を車に忘れた。蓑田が。
下山後、近くのスーパーでガスボンベを購入し、平湯大滝でコーヒータイムとなった。
今日の宿は「富久の湯」奥飛騨温泉郷の一角にある。ここから大ハプニングが始まる。
まずは、旅館に1時間前について確認を取ろうとするが誰もいない。電話も繋がらない。つぶれているのでは不安が広がる。道の駅で時間をつぶし午後3時に着いた。居た 宿の人が ホッとして部屋へ。
しかし、6人相部屋とのこと。えーーー。申し込んだ部屋と違う。どうやら宿の誰かが受付を間違えたらしい。しぶしぶ十畳の相部屋となった。山荘と同じだー。山荘よりは広いが。そして夜の夕食は飛騨牛のA5ランクが付いていた。
温泉は24時間かけ流しの湯でいつでも入れる。広い。泉質も良い。この湯船の広さに洗面台が2つしかない。不思議だ。ゆっくりと疲れを癒した。食後の反省会も楽しい。
就寝の時間だ。布団は自分で敷くことに。几帳面な坂本さんはシーツの張り方にも気を配って敷いてくれた。ご主人は幸せ者だ。
夜中、突然悲鳴が響く。キャー。痛い。坂本さんの声だ。浴衣を着ていたのだが、腕がもぞもぞして何かが胸元へ移動。ムカデだ。大きい。胸を直撃していた。明かりをつけ振り払ったムカデは障子まで飛んだ。全員びっくり。宿の人が駆け付けティッシュペーパーで直取り。すげー。「めったに出ないのですがねー」出ては困るのですが。お詫びにバナナとウーロン茶とムヒを持ってきた。お詫びになるのかい??? その夜中に、寝言が聞こえる。沖田さんだ。どうやら「ムカデが出た 気をつけろ」と叫んでいるみたい。みんな目が覚めた。翌日坂本さんの胸は大きくはなっていなかったようだ。ハハハー。
西穂山荘から眼下に雲海が広がる
さあ 登山開始 身軽な人物が一人 背中が軽そう
いきなり 岩稜帯で急登から始まる
ナナカマドが実をつけ始める
あそこが目指す西穂高岳独標だ 途中から急になる
後ろには焼岳が見える 晴天でなければ美しい風景は望めない
まずは 西穂丸山に着いた
まだまだ余裕がある
後ろに笠ヶ岳が見える 美女と笠ヶ岳
がれ場が始まる 滑らないように注意が必要だ 落ちれば下まで止まらない
とこから見ても笠ヶ岳は美しい
後方の焼岳が次第に遠くなる
本格的な岩稜帯が現れた
早速ヘルメットを装着だ
ヘルメットがよく似合う どこの建設現場でも通用しそう
ピラミッドピークと独標が見えた
ここを登るのだ いざ出陣
アップダウンが激しい岩稜歩き
ここを登れば西穂高岳独標だ
90度に近い急斜面を登る 落ちたら最後
なぜか 余裕をかましている人物が一人
西穂高岳独標山頂に着いたぞー
奥穂高岳方面へピークがいくつも連なる 穂高連峰はすごい
ここでも背中にザックを背負わない人物が余裕をかましている やったー登頂だ
来たなー感無量 やり遂げたって顔してる
山楽八代の会の幕ここまで来ました 沖田さんありがとう
眼下には上高地が見える