山吹や宇治の焙炉の匂ふ時
おくのほそ道の勉強から、芭蕉全句に学びを広げ、ひとつひとつワードに入れながら鑑賞していました。そこで、この句にたどり着き、いままで語源を知らないまま使っていた言葉にハッとした次第。島津睦子先生のパン教室で20年近く前に手作りパンを習っていた時、二次発酵をホイロと言っていたのですが、何の疑問も持たずに今に至ってしまいました。ここで、この「焙炉」が「ほいろ」と読むのを知り、そういうことだったんだ!とびっくり・・。
ところで、先日の私のおくのほそ道の疑問点、古文書研究会の先輩I氏に聞いてみたら、調べてくださり、疑問が氷解しました。一般に出回った木版の読み物の奥の細道が、そもそも間違っていたのです。井筒屋と橘屋の版元が悪かったのでした。それ以外のものは、みな「落」ではなく「流」なんです。
そこで、木版の印刷物ではない芭蕉自筆の本が岩波書店からでているので(それも文庫で)、図書館で借りて、木版ものと比べてみたら、えらく違っているのです。さらに迷いの森に入り込んでしまいました。借りている2週間では時間が足りないので、ネットで本を買いました。が、文庫なのに、ゆうパックだから、再配達になってしまいました。ちょうど午前中に医者に行っていて、残念でした。ゆうパックでも、手渡しじゃなくていいのに、本当にごめんなさい!
還暦すぎて、20年前のことが判明してびっくりな、ある意味、事件でした。へええー、ほいろって、そういう漢字だったなんて、今、わかりました。芭蕉さん、ありがとう!
ほうじ茶作ったりゴマいったりするために持ってます。
フライパンでもできるけど専用のホウロは便利。
芭蕉の頃からあったんですねえ。
でも、和紙ではコーヒー豆は焙煎できません、きっと。ガス台に直接かけたら燃えちゃいそうだし・・。
もしかして、ホーローでできているとか??
ホイロ用小鍋といった感じでしょうか。
とても便利そうで、いいなあ。
どうも私は茶の心がわからず、おいしいお茶を入れることができません。困ったものです。