江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

芸術とは何か…。 「鳥を待つ少女」のブロンズ像は微笑む

2019-08-16 | 随想
 8月初旬の札幌は湿度も高く異常な暑さだった。
実家の家は古くエアコンも無く、扇風機が回っているだけ。
窓を開けても風が通らず、温かい風が動いているだけ。
日中の室内は耐えられない蒸し暑さだった。

 札幌の冬は雪が多く地下鉄と地下街が連絡通路になっている。
そのため札幌駅周辺は地下街が発展し縦横無尽に伸びている。
冷気を得るため地下街を散策することにした。

 人も多く中国の観光客が圧倒的に多い。
色んなイベントも行われていて、歩いているだけで楽しめる。
手品や曲芸師の技の披露の場であったり、定期的にバイオリンの演奏をしているプロもいた。
バイオリンの音色に惹かれ20分ほど鑑賞した。
箱にお金を入れて、パンフレットを貰ってきた。
いわゆる「投げ銭」ライブだ。




 隣を見ると女性のブロンズ像があった。
その女性像が台から降りて、また台に乗ったのでびっくり。
生身の女性がブロンズ像になって、じっと動かずに立っていたのだ。

プレートには「鳥を待つ少女」とあり、お金を入れる籠が傍にあった。
ほとんどじっとして動かないのだが、籠に「投げ銭」をすると指をかすかに動かし、頭も少しかしげて微笑んでくれる。
ブロンズ像の前を通り人は、一瞬立ち止まりじっと見ていく。

 そこをしばらく観察した。
反応が良いのは、小学生や女子高生だ。
笑わせようとしたり、少し傍まで近づいたり、そちらを見ているほうが面白い。それ以外の年齢層は、プレートと像をじっと見てお金を入れて立ち去る。

ブロンズの女性は指や頭を少しかしげて感謝の意を表す。
小学生はそれを見て喜ぶ。
私も大学の美術部らしき女性に「投げ銭」をして微笑みを得てきた。
ブロンズ女性には200円を。
汗だくのバイオリストには500円を。
投げ銭に差が出たが「まあいいかな」と。
貴重な芸術鑑賞だった。

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