江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

夏の花 (1) どっちがどっち? キンシバイ(金糸梅)とビヨウヤナギ(美容柳)

2015-05-31 | 随想
 この季節になると公園や街路樹で良く見かける花に、キンシバイとビヨウヤナギがある。
どちらも枝先に黄色い花を一斉に咲かせるので、満開時にはとても美しく見栄えがする。

 庭に植えてあるが、名前を聞かれると良く間違えてしまう。



①キンシバイ(金糸梅)は、中国原産で200年前の江戸時代に渡来した。
おしべが金の糸のように見えるところから、金糸梅と名付けられたようである。
花はカップ状に咲き、おしべは多数あるが5個の束からなる。
葉は長楕円形で一対ごとに角度がずれる二列対生である。




②ビヨウヤナギ(美容柳)も中国原産だが、こちらは300年前に伝わっている。
枝先がやや垂れ下り、葉が柳に似ているのでビヨウヤナギと呼ばれる。
花は平たく咲く。
花も葉もキンシバイより一回り大きい。
おしべも五つの束からなり、キンシバイより長く多数あり良く目立つ。
葉は対生(二枚の葉が向かい合って茎に付く)である。
 

 花がカップ状か平状か、葉が二列対生か対生かで見分ける。
ちなみに言えば環境の悪いところに植えた育ちの違いで、地面に這いつくばっているのがビヨウヤナギ。
日当たりの良いところに植えて、木立になっているのがキンシバイと区別している。


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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2017-06-23 16:43:22
古い記事に申し訳ないが、①はコボウズオトギリというキンシバイとは別の植物では?

単純に見たことが花で欲しいなぁと思ったんだけど、これって赤い実がなる花でしょ。キンシバイと同じオトギリソウ(ヒペリカム)属でも色んな花があるんですねぇ・・・・

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