江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

ニッポンポンコツ事情

2020-12-01 | 随想
 コロナウイルスの感染拡大がどんどん拡大している。
東京の新規感染者数は、先週初めて500人を超えたが、来週あたりには1000人超えになるかもしれない。
さらに死者の数も恐ろしい速さで増加している。

こうした自体にも関わらず、日本の政府の「対策」は、人々への注意喚起と自粛要請ばかりである。

 第二次世界大戦における日本の戦争指導部のポンコツぶりは、
① 敵の戦力を見誤る。
② 自分の戦力を過大評価する。
③ 「こうなって欲しい」という「希望的観測」でのみ方針を立てる。
④ プランBを用意しない。戦況が悪化した時に対応できない。
⑤ 補給・兵站を軽視する。
⑥ 仲間内(海軍vs陸軍)のメンツ争い。
⑦ 国民に正しい情報を、開示しない。そのために自縄自縛に陥る。
といったところだろうか。
まだまだありそうだがきりがない。

おっと!大事なことがもうひとつあった。
⑧責任の所在が曖昧。なぜか本来失敗の責任を取るべき者が出世したりする。

 過去を振り返るのはこれくらいにして、コロナウイルス問題で、日本が世界に発信できたことはなんだろうか?
ほとんどないといっても過言ではない。

 例えば、コロナウイルスに対するワクチンの開発は海外の製薬会社任せのようだ。治療薬にしても然り。
では、ウイルスの「ゲノム解析」などはどうだ?
残念ながら、そうした報道は皆無だ。

ウイルスはどんどん変異するので、感染力や毒性、症状が変わってくる。
ゲノムを解析することで、どこ由来のウイルスかも判断できる。
対策には、有効なはずなのだが。

さらに、3月からの「第一波」の時を振り返ると、医療用マスク(N-95)や防護服の生産はほとんど海外頼みみだった。
その後、供給不足から様々なマスクが国内生産されたが、海外で役立ったとは聞いていない。

「アベノマスク」はまさしく「ポンコツ」だったが。
一つ覚えているのは、一度に大量のPCR検査ができる全自動検査機は、日本で作られて海外に輸出されていたことだ。
ヨーロッパ等で使われて、感謝されているのに国内では使用できず、検査数が低いままという「オチ」までついていた。

ひとつあるとすれば、この状況下でひたすら患者の命を救うべく奮闘している医療関係者の頑張りではなかろうか。
この点でもこの国の政府がやったことといえば、必要な物資の確保と送付や、スタッフに対する経済的な支援
(全体の患者が減ることにより病院経営が危機的状況にあるとのことで、ボーナスの減額などが報道されている)
などではなく、政権のパフォーマンスとしての「ブルーインパルスのデモ飛行」だった。

 これが、日本の実力なのではないか。
世界的な流行に対して、世界的に役に立つこと(モノ・情報)が何一つない。
これが「美しい国」の現実だ。
安倍政権下で「ニッポンスゴイデスネ」を連呼され、浮かれ騙されてきたことの「ツケ」なのだろう。
現実は「ダメダメニッポン」であり、そこを直視しなければどんどん落ちるばかりだ。


-K.H-




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