真打は、花の塔・・・・・北米花(3)

2012年07月03日 | 日記
  
これは、5月29日の、園芸品種名「スノーフレーク」の咲き始めの花です。
これは八重咲きですが、一重のものもある、これもアジサイです。

この花は、普通のアジサイに比べ、花のつき方が、長円錐状で、花びら(装飾花)の数がとても多く、
一つの花の、花びらの重なりは、ざっと数えて28枚から32枚・・・・・

他のアジサイと比べて、とても違うのが、葉の形。
    

英名は、「オークリーブドハイドランジア」、「カシワバアジサイ」です。これも北米原産です。

英名のオークリープというのは、イングリッシュオークやヨーロッパオークの葉によく似ているからであり、
日本名の、柏葉は、あの柏もちに使われる柏の葉によく似ているからつけられています。

確かに切れ込みの深い大きい葉は、オークの葉のようであり、若葉は柏の葉に似ています。

6月3日、「カシワバアジサイ」の全形です。
       

12日
    

20日  
育ちゆくにつれて、花の数と花びらの数が多いために、支柱を超えたところから
曲がってきました。
      

そして、ブドウの花のようなものがいっぱい見えています。
   
これが真花の蕾です。

26日花びらの下の方が、濃い黄緑に変わりつつあります。
  

ここまで倒れるというのは、いったい何輪ついているのでしょう~?

7月3日、ついに支柱の先端のところで、折れてしまいましたので、思い切って
カットすることに・・・・・

   

それで、カット・・カット・・
    

わかりました。この花房に付いていた装飾花は、
1輪だけものが、7つで7輪、
2輪一緒についているものが、23個で、46輪
3輪一緒についているもの4つで、12輪 合計、65輪ありました。

それで、花びら自体も、思い切ってカットしてみることに、
    

47枚ありました。目測では、4枚の花びらを一組と見て、
4枚×7段で28枚か、4枚x8段で32枚だと思っていましたが、
実際には、10段以上あったということです。

中心部分に、真花があるかどうか、手持ちの拡大鏡では、丸いものがあるのか微妙で
確認できませんでした。
  


ちなみに、一体花の長さは何センチなのか、おおよそを測ってみました。
   

1輪の花自体の高さは、2.5cm、茎の部分も入れると7cm、
花茎全体の長さは、最先端の花の頭頂から約25cmでした。(台紙は、A4のコピー用紙です。)

梅雨の舞台に立った 西洋アジサイ、日本のアジサイ、アメリカのアジサイ
今年の梅雨の庭に咲くアジサイで、トリを飾るが「カシワバアジサイ」です。真打は、ひときわ際立つ花の塔です。

学名が「スノーフレーク」という名の植物は、球根で、花は、スズランのような、ベル型をしたもので、まったく別物です。

アジサイのほうは、園芸品種名で、花形が「雪片(スノーフレークの訳語)」のように見立てられることから
ついているようです。

美の籠・・・・・かごいっぱいの幸せです。