一番花の私たち、親戚だったのです~♪

2012年05月08日 | アンの庭 5月のばら
5月1日今年の一番花は、やはり、あの4月15日の蕾、「ルイ14世」でした。
               
花の大きさは直径が6センチほど、とてもあまいフルーツのような香りがします。
深い黒味帯びたビロードのような質感の花びらです。花形としては、すぐに開き切って
しまい、中の黄色いしべが特徴的です。個性的な花ですが、そんなに特別な花形とも
いえないし・・と内心思ってました。
これは3日の様子です。         
           
フランスの王、ルイ14世(1638年-1715年)は、在位期間が1643年の5歳から76歳
までの長期にわたる王であり、貴族勢力や民衆の不満などの内政の問題や度重なる戦争、
スペインとの戦争、スペイン王女との政略的結婚など、聖職者や大貴族を抑制するのに民間の
ブルジョア層を登用したり輸出貿易による経済の発展をめざしたり、やがて戦争のよる財政の
悪化で出資も打ち切ることにはなりましたが、芸術のパトロンになりました。また負傷したり
老齢化した国王に忠実だった将校には、廃兵院も建て、医療のさきがけにもなりました。また
ヴェルサイユ宮殿を建設したのもルイ14世です。「太陽王」とも称されました。
           
バラの方の「ルイ14世」は、オールドローズで、チャイナローズの系統です。樹高は、低く
60cmくらいで、あまり大きくありません。
          
繰り返し咲きで、1859年に、フランスのギヨー(GUILLOT)によって作出されました。
親は、ジェネラルジャックミノー(GENERAL JACQUEMINOT)で、その実生と
されています。

5月4日の朝です。え~~~、今まで見たことない咲き方。半分だけ開いてる~~~
            
こんなの初めての咲き方です。そうか!やっぱり香りもいい、高貴なお花。
花(鼻)が高いんだ~!!納得です。
            
樹高が低いのも、実在のルイ14世も男性としては、身長が160cmしかなく、ハイヒール
も履き、カツラも高くしていたとか、道理で、花も何か工夫を見せてくれたのでしょうか~(笑)

香水をつけ、背が低い・・・・すなわち、だから「ルイ14世」と命名されたのかな~と思い
ましたがギヨーさんに聞いてみないとわかりませんが・・・。

そして、もう一つの4月15日の「ユーゲン・フルスト」の蕾は、5月5日はまだ蕾膨らむでした。
            
5月7日咲きました。
  
アップにすると、
        
「ユーゲン・フルスト」は、オールドローズで、ハイブリッドパペチュアル(繰り返し咲き)
1875年、フランス、SOUPERT AND NOTTINGにより作出されました。
樹高は1.5m以上になり、つるになります。

7日、トレリスに蕾が並んでいます。
        

この親は(BARON DE BONSTETTEN xUnknown SEEDLING)です。
そして、この 「BARON DE BONSTETTEN」の親が、「ルイ14世」の親の片方が、
「ジェネラル・ジャックミノー」なんです。

つまり、「ユーゲン・フルスト」の祖父母にあたるのが、「ジェネラル・ジャックミノー」で
「ルイ14世」は、「ユーゲン・フルスト」の叔父もしくは、叔母にあたり、つまり親戚だった
のです~♪背丈も顔も全然ちがいますけど・・・・・・・・・