うさが死んで初めてペット火葬というものを利用した。
車に火葬する機械が積まれていて、お線香とかあげてお別れをした後そのまま車の中で骨にしていくというもの。
うさが死んだ日の夜色々調べてこういう形をとることにした。
生きている頃は行政がそういう動物の焼却(動物の死骸は物扱いされる)をしているだろうから行政に任せようとか話していた。
その体で調べていたけど上記の通り物扱いで、骨も他のゴミと同じ扱われ方って知ってやめた。
そんでお値段的にも手ごろな移動式のの火葬車を選択。
業者選んだり電話したり全部私がしたんだけど、うさと少ししかない時間を一緒に過ごしたかった。
夜は母もいたし元々そういう電話も苦手だったけど、でも全部しようって思った。
私が飼おうっていいだした、一応飼い主なんだから最後までちゃんとやってあげようって。
結果的にすごくいいお別れができて最後にいいプレゼントができたよ。
3時半に葬儀屋さんがきてうさを改造された車の後部、熱い石みたいなやつの上に乗せた。
口元に好きだったエサを盛って、周りを葬儀屋さんからもらったお花で飾った。
しとしととした音楽が流れる中、家族で一人ずつお線香をあげた。
その日は雨の予報が出ていたけどどんよりしただけで降ってはいなかった。
丁度お線香あげてるあたりで、頭の上にポツポツと滴が降ってきた。
全員が別れの挨拶をして、じゃあ本当にお別れですって時、いきなり雨が強くなった。
そして、お花に飾られて眠っているうさが炉の中に入って扉が閉められた。
その日母は用事があってその場にはいなかったんだけど、帰ってきてこの話をしたら「涙雨だね」って言ってた。
どういうことだろうと思って後日意味を調べたら、ちょっと泣きそうになった。
うさも別れを悲しんでくれたんだなーって嬉しかったよ。
粋な演出してくれるね。