最近、労働関係の弁護士サイトを巡回していますが、この弁護士 芦原修一さんのサイトは詳しくて良いです。 会社側の立場からブログ記事を書かれています。 ご参考までに。
いつもご無沙汰してます。
弁護士になり10年目ですが何とかやっています。
相変わらずlyoumaさんとは付き合いが続いてますよー。
弁護士になり10年目ですが何とかやっています。
相変わらずlyoumaさんとは付き合いが続いてますよー。
上海です。
合格から9年半経ちました。
このブログで仲良くなったlyoumaさん(d.hatena.ne.jp/lyouma)とは数ヶ月前にランチしました。大活躍ですよ。
堀場さん(g-dead.seesaa.net)とは修習前にお会いしましたがもちろん今もご活躍されてるようです。ブログ久々に見たけどやっぱ良いこと書いてるわ。
zigenさんのブログ(blog.livedoor.jp/zigen007)を見つけましたがパスワード掛かっていて見れません(笑)。
甲山一郎さんのブログは見つからない。一つあったのですがこの方は旧試を受けておられるので違うなと。
最近はTwitterにハマってるのですが言葉の消費速度が速い。ですのでこうしたブログに来て感傷的になってます。
需要はないだろうけど時々更新するかも。
久しぶりにこのブログを読み返しました。
このブログを読んでいる方はおそらく司法試験受験生だと思います。
4年前の試験についてのブログですから最近の読者には参考にならなかった
とは思いますが,とにかく9月には合格されていることを願っております。
このブログを読んでいる方はおそらく司法試験受験生だと思います。
4年前の試験についてのブログですから最近の読者には参考にならなかった
とは思いますが,とにかく9月には合格されていることを願っております。
二回試験,合格しました。
研修所まで見に行き確認しました。
知り合いが大勢いる中の不合格発表というのはプレッシャーがありますね。
番号がないと分かった瞬間から身体の力が抜けました。
友達の女子は受かったと分かって泣いていましたよ。
その後は教官に飲みに連れて行ってもらいました。楽しかった。
今日から弁護士として活動します。
このブログの存亡ですが,どうするかはまだ決めかねています。
突然消すかも知れませんし,司法試験合格前後の思いでブログとして
残すかもです。
では!
追伸 lyoumaさん,堀馬さん,zigenさんが受かっているみたいなので,
二重三重に嬉しいです。
研修所まで見に行き確認しました。
知り合いが大勢いる中の不合格発表というのはプレッシャーがありますね。
番号がないと分かった瞬間から身体の力が抜けました。
友達の女子は受かったと分かって泣いていましたよ。
その後は教官に飲みに連れて行ってもらいました。楽しかった。
今日から弁護士として活動します。
このブログの存亡ですが,どうするかはまだ決めかねています。
突然消すかも知れませんし,司法試験合格前後の思いでブログとして
残すかもです。
では!
追伸 lyoumaさん,堀馬さん,zigenさんが受かっているみたいなので,
二重三重に嬉しいです。
ご無沙汰してます。
9月9日は合格発表。
同じローの同級生は受かって欲しい。
私の方は集合修習でヘトヘト。起案の成績も悪いし。
二回試験,落ちない起案マニュアルでも作りますか。
二回試験は,合格起案の幅が大きいと思うので,
落ちないことに主眼を置けば落ちないんじゃないかと。
そういえば,lyoumaさんとはちょくちょく会います。
この前は,民弁か刑弁の起案の途中,休憩が被って
目で挨拶しました。あと,帰りのバスでも一緒になりましたね。
良い知らせも聞けて良かったです。
と,とりとめもなく書いてみました。
9月9日は合格発表。
同じローの同級生は受かって欲しい。
私の方は集合修習でヘトヘト。起案の成績も悪いし。
二回試験,落ちない起案マニュアルでも作りますか。
二回試験は,合格起案の幅が大きいと思うので,
落ちないことに主眼を置けば落ちないんじゃないかと。
そういえば,lyoumaさんとはちょくちょく会います。
この前は,民弁か刑弁の起案の途中,休憩が被って
目で挨拶しました。あと,帰りのバスでも一緒になりましたね。
良い知らせも聞けて良かったです。
と,とりとめもなく書いてみました。
少なくとも11月26日までにはこのブログを消滅させる予定です。
今年の本試験からという短い間でしたが、とても楽しかったです。他の私よりも優秀な合格者の方たちとコメント欄でコミュニケーションを取れたのも嬉しく、楽しくありました。
そして、成功体験を伝えることにより来年の受験生の方たちのお役に立てたかなとも自負しています。私も昨年以前の合格者ブログから大いに学ぶことがあったので、少しは恩返しができたかなと思っています。
来年の受験生みんなに頑張って頂きたいのですが、特に3回目に受験する方には頑張って頂きたいです。ここで注意すべきことを二つ。
一つは、ネガティブなことを考えればキリがないので考えないこと、少なくともそれは受験後に考えること。というのも三振後のことは今解決できないからです。受験後であれば就職活動をするなりしてベターな解決方法をとれますが、受験時には勉強をするしかないのです。記事にも書きましたが、論文で手が震えることもあります。大丈夫です。そこまで真剣に勉強をしたから手が震えるのです。答案構成用紙に殴り書きでもして手を落ち着かせれば5分以内に落ち着きます。三回目ということで、死地にもいる心境だとは思いますが、死地で生きようとすれば死にます。死地で開き直れる人だけが生き残れると思います。
(これを答案でいうと、死地で生きようとすることとは、たとえば気付いたことを何でも書いておこうということかなと思います。要件効果の枠組みがあるわけですから、それを崩してまで何でも書いてしまっては駄目です。気付いたことを書かないということは本当にきついです。でも、そのきつさに耐えなければ良い評価は得られないと思います。)
いま一つは、一度は不合格を味わった方は、その原因を究明すること。たとえば、合格ラインから100番以内を三回続けて三振した人を私は知っています。あと少しやれば受かると思いこんで根本的な解決に取り組まなかったならば、そういう結果になるかもしれません(その人が何もしなかったわけではないとは思いますが)。
11月27日以降も、「上海」名義で自身のrssに登録しているブログにコメントをすることがあるかもしれません。その時にはよろしくお願いします。
11月27日以降は司法修習生としてしっかりと勉強をしていきたいと思っています。そして、弁護士となってからは、微力ながら日本において司法権が適切に作用するよう(こういう表現は正確かな?)努力していきたいと思っています。
これまでのご愛読、ありがとうございました。
今年の本試験からという短い間でしたが、とても楽しかったです。他の私よりも優秀な合格者の方たちとコメント欄でコミュニケーションを取れたのも嬉しく、楽しくありました。
そして、成功体験を伝えることにより来年の受験生の方たちのお役に立てたかなとも自負しています。私も昨年以前の合格者ブログから大いに学ぶことがあったので、少しは恩返しができたかなと思っています。
来年の受験生みんなに頑張って頂きたいのですが、特に3回目に受験する方には頑張って頂きたいです。ここで注意すべきことを二つ。
一つは、ネガティブなことを考えればキリがないので考えないこと、少なくともそれは受験後に考えること。というのも三振後のことは今解決できないからです。受験後であれば就職活動をするなりしてベターな解決方法をとれますが、受験時には勉強をするしかないのです。記事にも書きましたが、論文で手が震えることもあります。大丈夫です。そこまで真剣に勉強をしたから手が震えるのです。答案構成用紙に殴り書きでもして手を落ち着かせれば5分以内に落ち着きます。三回目ということで、死地にもいる心境だとは思いますが、死地で生きようとすれば死にます。死地で開き直れる人だけが生き残れると思います。
(これを答案でいうと、死地で生きようとすることとは、たとえば気付いたことを何でも書いておこうということかなと思います。要件効果の枠組みがあるわけですから、それを崩してまで何でも書いてしまっては駄目です。気付いたことを書かないということは本当にきついです。でも、そのきつさに耐えなければ良い評価は得られないと思います。)
いま一つは、一度は不合格を味わった方は、その原因を究明すること。たとえば、合格ラインから100番以内を三回続けて三振した人を私は知っています。あと少しやれば受かると思いこんで根本的な解決に取り組まなかったならば、そういう結果になるかもしれません(その人が何もしなかったわけではないとは思いますが)。
11月27日以降も、「上海」名義で自身のrssに登録しているブログにコメントをすることがあるかもしれません。その時にはよろしくお願いします。
11月27日以降は司法修習生としてしっかりと勉強をしていきたいと思っています。そして、弁護士となってからは、微力ながら日本において司法権が適切に作用するよう(こういう表現は正確かな?)努力していきたいと思っています。
これまでのご愛読、ありがとうございました。
いま昔の友人の消息を知った。
20年近く前に知り合い、その後彼女は日本に失望して帰国した。
でも今、彼女は日本とかかわる大きな仕事をしている。
段ボールの奥からメモがこぼれてそのメモにあった彼女の難しい綴りで検索したらそれが分かった。
彼女はいわゆるエリート(候補)だったのだがいくつかの不幸で精神的に落ち込んでいた。それ以来、連絡を取っておらず時々思い出しては複雑な思いをしていた。エリートゆえの打たれ弱さかなと思ったりもした。
しかし、そんなに弱くはなかったんだ。いや、弱かったのかもしれないけど、弱いなりに踏ん張り直したんだ。
嬉しい。
俺もあの時迷走していたけど、いま人生の転機を迎えて性根が座ってきた。
彼女と改めて連絡を取るかは分からないけど(取ろうと思えばかなりの確率で取れる)、お互いに前に進めたんだなあと思うと嬉しい。
そういう嬉しさもあるし、ネット上だけど単に姿を見れただけで嬉しかった。
このブログにふさわしくないけど、柄にもないけど、こういう日があって良かった。
20年近く前に知り合い、その後彼女は日本に失望して帰国した。
でも今、彼女は日本とかかわる大きな仕事をしている。
段ボールの奥からメモがこぼれてそのメモにあった彼女の難しい綴りで検索したらそれが分かった。
彼女はいわゆるエリート(候補)だったのだがいくつかの不幸で精神的に落ち込んでいた。それ以来、連絡を取っておらず時々思い出しては複雑な思いをしていた。エリートゆえの打たれ弱さかなと思ったりもした。
しかし、そんなに弱くはなかったんだ。いや、弱かったのかもしれないけど、弱いなりに踏ん張り直したんだ。
嬉しい。
俺もあの時迷走していたけど、いま人生の転機を迎えて性根が座ってきた。
彼女と改めて連絡を取るかは分からないけど(取ろうと思えばかなりの確率で取れる)、お互いに前に進めたんだなあと思うと嬉しい。
そういう嬉しさもあるし、ネット上だけど単に姿を見れただけで嬉しかった。
このブログにふさわしくないけど、柄にもないけど、こういう日があって良かった。
(9月28日 どんどん加筆修正をしております。)
法学部卒, but旧司経験無し。かなり軽い気持ちでロー入試受験を決めました。調べていくうちに7割合格が幻想であることを知ることにはなるのですが、それでも妙に自分に自信がある方なので、「と言っても旧司のえげつなさはないから大丈夫!」とかなり楽観的でしたね。
ただ、自分に自信がある割りには小心者でもあるので、適性の結果と経歴と学歴とを見て下位ローに照準を絞って確実に一期未修に入ることにしました。下位ローでも問題ない!ポテンシャル(笑)があるから。
無事ロー入学を果たして授業を受けていたとき、先生がある学生に「不当利得の要件は?」と聞いたところ「利得、損失、因果関係、法律上の原因がないこと。」と答えていて、なんのこっちゃ???となったのは懐かしい思い出です。その学生の声が低目で何か呪文のように聞こえたことも覚えています。法学部で何を勉強していたのでしょうか。その時から危機感を感じ始めました。5年前はこんなだったのです。
下位ローって、卑下するわけではなく、本当に温いんです。能力の低い人間が受身でいては本当に悲惨な結果しか生じないのですが、それを地で行ってました、私も、ほとんどのみんなも。成績を取るための工夫はしましたが、司法試験って遠かったですね。
ただ、2年になると優秀な人間というのは分かってくるもので(1年のときはハッタリ旧司経験者が幅を利かせていて怪しかった)、そういう人の中から大人のコミュニケーションを取れる人を選んでゼミを組みました。そのゼミからは三人一発合格が出たので、私が今年合格できたのもそういったゼミに参加していたことも一因として挙げることができます。さらにその三人は、私のことを常に励まし続けてくれたので心理的な支えとしても大きかったです。
そうこうしているうちに1回目の試験まで半年となるのですが、TKCのスコアがあまり伸びない。当然、択一対策です。余裕がないので択一対策しかやらないようになりました。おかげで択一足きりは免れましたが、論文は悲惨な成績。
この1回目の不合格のときが最初の分岐点だったんでしょうね。ここで論文に集中して、演習中心にしておけば2回目で合格できたのかもしれません。しかし、私は体系的理解が足らないからスラスラ論文が書けないんだ、と思ったのです。そこで、基本書読み込みを中心にしました。演習も計画に組み込みましたが、おまけのように入れたもんですから、嫌になるとすぐにスキップしてました。書くのって面倒くさいんですよ。本を読むのって楽です、乱暴に言えば。よく分からなかった内田民法もまぁまぁ分かるようになりました。考えまくって、調べまくれば結構なところまでは分かるようになるもんです。塩野の難しさも却って親切に書いているんだなーと思えるようになりました。
(演習、演習と強調していますが、上の基本書読み込みがあってこその演習効果だとは思います。つまり両方必要なのですが、それを3年でできるか、5年かかるかの問題だと思います。この3年と5年を比較すると、努力は才能の一つなんだと感じます。私のような「不当利得って何じゃろ?」という人が3年で合格レベルに達するには、努力することが才能まで昇華しておかないと。ここまで言うと、2回目で合格するには演習だけじゃダメだったんじゃないの?となりそうですが、その通りで、演習をしながら適宜基本書に戻って知識・理解を確実にするところまでやらないと2回目での合格はなかったと思っています。)
2回目は、それほど択一対策に力を注がなかった割に択一突破者平均を大きく上回りました。で、論文も稚拙なりに書けたと思いました。択一高得点は、自分に地力が付いたという錯覚を覚えさせましたね。だって、そんなにやらずに高得点ですから。でもダメ。ただ、1回目より少しはマシでした。でも合格ラインに遠い。
さあー三振り目。滝にでも打たれに行こうか。「滝 修行」でググりましたよ。結局、風邪を引いたらバカらしいと思って行きませんでしたけど。あと、危ないし。もう自分を麻痺させました。三振の恐怖、受かっても就職ない、就職しても稼げない、夢がない、この連鎖を頭から追い出して、5月の試験が終わるまでは司法試験マシーンだ、そう言い聞かせたものです。その連鎖は危ないですよ。勉強が手につかなくなるので。
そうやって意識を固めてからは、答案スタイルを固めるようにしました。演習中心で行くことは早くから決めていたのですが、不安だったんですね、自分に論文の核みたいなものがないことが。書いているうちに自分で何を書いているのか分からない状態になることも多く、そういったとき予備校の答練などでは点数が悪かったです。で、逆の場合には点数が良かった。そうであれば、その状態にならないようにすればいいんじゃないか、と思い至ったのです。そのために答案スタイルを固める、と。堀馬さんほどじゃありませんが、合理的なルール作りには時間を掛けました。論理的というのは複数の論理が途切れず繋がっていることを言いますが、どう繋ぐべきなのか、そしてそれぞれの項に値を代入するときにはどういった意味を込めるべきなのか、とか柄にもなく緻密に考えました。論理的って二つの条件を満たす必要がありますよね。演繹的につながること、そして、その媒介項が正しいこと、です。前者は三段論法を叩き込むことで身に付けることができます。後者は基本書を読むことで身に付けることができます。ただ、後者にしたって本番で的確に出すためには書いて身に付けることになりますが。あと、当てはめは帰納的に、です。ともかくも、このように答案スタイルを固めたことが合格に結びついた大きな要因だったと思っています。
(問題提起-以下の文章を書く根拠を示します。規範定立-趣旨を示し、その趣旨から導かれる要件を示す。ここは演繹的に展開。趣旨を誤ればすべて誤り。当てはめ-規範定立で示した要件を前提に、事実を摘示し、効果発生・不発生を宣言。以上の意味では演繹的ですが、事実を評価する部分は帰納的です。つまり、いくら評価しても間接事実である以上、事実と要件とが演繹的に繋がっているとはいえないのです。有利な事実、不利な事実の両方を評価して確率論的に要件に該当する、しないと結論づける点において、帰納的であるといえます。)
答案スタイルが固まると、予備校が怖くない。どんな点数が返ってきても「この添削者はキ○ガ○だから無視!」。一度ある科目で4点とか付けられたことがありました。まぁあれは真性のキ…。既に合格した友達は、予備校で答案を返却された後、毎回点数だけ見て予備校のゴミ箱に捨ててましたが、さすがにそこまではできません。一発合格者は違いますね(笑)。
ただ、添削はどうでもいいから全国模試で合推を取っておきたいというのはありました。そうでないと出陣の狼煙が上がらず仕舞いですから。何とかギリギリ合推は取りました。あの右上の図のライン上ですよ。択一で引き上げた上で。でも勇気をもらえましたね。同時に緊張感ももらえました。油断していると簡単に不合格ゾーンにコロンと落ちるという緊張感。
あと、話があっちこっちに行きますが、論証も準備しました。民法、民訴、会社、刑法、刑訴、労働、です。ただ本番に適切に対応するために、民法は類型別の要約もしましたし、民訴は基本書の要約をしました。公法もノートを作ったのですが、自己流なのでどういうノートかをうまく言うことができません。あえて言うなら、憲法は答案作成マニュアル風、行政はコンメンタール風です。これらのノートを答練前に読み込み、本番前日に読み込んでいました。
本番は緊張しました。当たり前です。しかし、それは三振り目の緊張ではなく、試験に対する緊張です。三振り目の緊張はマイナスにしかなりませんが、試験に対する緊張は持っておいた方がいいです。緊張が緩んで答案を書くとヤバイです。そして、緊張し過ぎていたとしても書いているうちに緊張は緩まりますが、緩んでいたら取り戻すのに時間がかかります。これは個人差があるので、自分にとって断言できるに過ぎないわけですが、一般論としてもある程度妥当すると思いますよ。まぁそうは言っても、労働法の第1問の第1行は手がガタガタ震えてなかなか書けませんでした。それを覚知してさらにビビリましたね。5行も書くと乗ってきましたけど。
(緊張を楽しむというけど、表現に難有りだと思います。楽しむ人っているのかな? 私は、緊張しているとホッとするというか、ちゃんと現状を認識できていることに安心します。闘う意思を長時間保つには緊張が不可欠です。だから、緊張を楽しむというより緊張を味方につけるという感覚ですね。緊張って一般的には嫌われますから、それを味方につけている状態を楽しむと言っているように思います。本当に楽しんだら緊張が緩むので私にとってはマズイです。)
あと、試験の細かいこととかは余りこの文脈で書こうとは思いません。本番を闘うに当たってどういった気持ちを持てたかで、ある程度勝負は決まると思います。団子状態だったと思いますから。精神論好きですよ。ロマンがあるので。
適切な対策を採ったなら2回目までで確実に合格する試験だったと思えます。下位ローの人にとっては、その適切な対策に辿り着くまでが大変なんですよ。もしここまで読んで頂いた下位ローの人がいたら、いいブログを読んで適切な対策を学んでください。上位ローのやつらに一泡吹かせましょうよ。
結論として言いたいのは、司法試験の合格のためにすべてを徹底する必要はないけれども、「書く」という点については突き詰めてください。基本書に分からない箇所があってもいいです。しかし、書くことに関しては曖昧な部分があってはいけません。接続詞の使い方も極めてください。字の大きさも考えてください。1枚何分で書けるかは把握してください。1行何秒かも。5行何秒かも。最後の1分で、そのとき思いついた何かを書くときに効いてきます。筆記具選びもよく考えて、しかし神経質にならず。三段論法は自在に使えるようにしてください。短いバージョン、長いバージョン、それぞれ答練で試すことができます。あと、択一では最後まで見直ししてください。早く終わっても気を抜かずに。私は刑事系で見直しをしていて明らかに誤った肢を選んでいることに残り40秒で気がつきました。そこで、残りの4肢から1肢を選ぶのは不可能と見切り、2肢に絞ることにしました。残り10秒で2肢まで辿り着き、あとはヤマ勘でマークしました。偶然これが正解でした。最初に諦めて適当にマークしていれば正解する確率が25%だったのですが、2肢に絞ってそれを50%まで高めたことが2点の積み上げにつながったと思っています。これらの積み重ねを怠って「1点足りなかった。」と嘆かないでほしいです。これらはどれも私は徹底できませんでした(択一はうまく行きましたが)。もし不合格だったら悔やんでも悔やみきれなかったでしょう。
加筆・修正・削除、それぞれの可能性を残しつつ、とりあえず終わります。
法学部卒, but旧司経験無し。かなり軽い気持ちでロー入試受験を決めました。調べていくうちに7割合格が幻想であることを知ることにはなるのですが、それでも妙に自分に自信がある方なので、「と言っても旧司のえげつなさはないから大丈夫!」とかなり楽観的でしたね。
ただ、自分に自信がある割りには小心者でもあるので、適性の結果と経歴と学歴とを見て下位ローに照準を絞って確実に一期未修に入ることにしました。下位ローでも問題ない!ポテンシャル(笑)があるから。
無事ロー入学を果たして授業を受けていたとき、先生がある学生に「不当利得の要件は?」と聞いたところ「利得、損失、因果関係、法律上の原因がないこと。」と答えていて、なんのこっちゃ???となったのは懐かしい思い出です。その学生の声が低目で何か呪文のように聞こえたことも覚えています。法学部で何を勉強していたのでしょうか。その時から危機感を感じ始めました。5年前はこんなだったのです。
下位ローって、卑下するわけではなく、本当に温いんです。能力の低い人間が受身でいては本当に悲惨な結果しか生じないのですが、それを地で行ってました、私も、ほとんどのみんなも。成績を取るための工夫はしましたが、司法試験って遠かったですね。
ただ、2年になると優秀な人間というのは分かってくるもので(1年のときはハッタリ旧司経験者が幅を利かせていて怪しかった)、そういう人の中から大人のコミュニケーションを取れる人を選んでゼミを組みました。そのゼミからは三人一発合格が出たので、私が今年合格できたのもそういったゼミに参加していたことも一因として挙げることができます。さらにその三人は、私のことを常に励まし続けてくれたので心理的な支えとしても大きかったです。
そうこうしているうちに1回目の試験まで半年となるのですが、TKCのスコアがあまり伸びない。当然、択一対策です。余裕がないので択一対策しかやらないようになりました。おかげで択一足きりは免れましたが、論文は悲惨な成績。
この1回目の不合格のときが最初の分岐点だったんでしょうね。ここで論文に集中して、演習中心にしておけば2回目で合格できたのかもしれません。しかし、私は体系的理解が足らないからスラスラ論文が書けないんだ、と思ったのです。そこで、基本書読み込みを中心にしました。演習も計画に組み込みましたが、おまけのように入れたもんですから、嫌になるとすぐにスキップしてました。書くのって面倒くさいんですよ。本を読むのって楽です、乱暴に言えば。よく分からなかった内田民法もまぁまぁ分かるようになりました。考えまくって、調べまくれば結構なところまでは分かるようになるもんです。塩野の難しさも却って親切に書いているんだなーと思えるようになりました。
(演習、演習と強調していますが、上の基本書読み込みがあってこその演習効果だとは思います。つまり両方必要なのですが、それを3年でできるか、5年かかるかの問題だと思います。この3年と5年を比較すると、努力は才能の一つなんだと感じます。私のような「不当利得って何じゃろ?」という人が3年で合格レベルに達するには、努力することが才能まで昇華しておかないと。ここまで言うと、2回目で合格するには演習だけじゃダメだったんじゃないの?となりそうですが、その通りで、演習をしながら適宜基本書に戻って知識・理解を確実にするところまでやらないと2回目での合格はなかったと思っています。)
2回目は、それほど択一対策に力を注がなかった割に択一突破者平均を大きく上回りました。で、論文も稚拙なりに書けたと思いました。択一高得点は、自分に地力が付いたという錯覚を覚えさせましたね。だって、そんなにやらずに高得点ですから。でもダメ。ただ、1回目より少しはマシでした。でも合格ラインに遠い。
さあー三振り目。滝にでも打たれに行こうか。「滝 修行」でググりましたよ。結局、風邪を引いたらバカらしいと思って行きませんでしたけど。あと、危ないし。もう自分を麻痺させました。三振の恐怖、受かっても就職ない、就職しても稼げない、夢がない、この連鎖を頭から追い出して、5月の試験が終わるまでは司法試験マシーンだ、そう言い聞かせたものです。その連鎖は危ないですよ。勉強が手につかなくなるので。
そうやって意識を固めてからは、答案スタイルを固めるようにしました。演習中心で行くことは早くから決めていたのですが、不安だったんですね、自分に論文の核みたいなものがないことが。書いているうちに自分で何を書いているのか分からない状態になることも多く、そういったとき予備校の答練などでは点数が悪かったです。で、逆の場合には点数が良かった。そうであれば、その状態にならないようにすればいいんじゃないか、と思い至ったのです。そのために答案スタイルを固める、と。堀馬さんほどじゃありませんが、合理的なルール作りには時間を掛けました。論理的というのは複数の論理が途切れず繋がっていることを言いますが、どう繋ぐべきなのか、そしてそれぞれの項に値を代入するときにはどういった意味を込めるべきなのか、とか柄にもなく緻密に考えました。論理的って二つの条件を満たす必要がありますよね。演繹的につながること、そして、その媒介項が正しいこと、です。前者は三段論法を叩き込むことで身に付けることができます。後者は基本書を読むことで身に付けることができます。ただ、後者にしたって本番で的確に出すためには書いて身に付けることになりますが。あと、当てはめは帰納的に、です。ともかくも、このように答案スタイルを固めたことが合格に結びついた大きな要因だったと思っています。
(問題提起-以下の文章を書く根拠を示します。規範定立-趣旨を示し、その趣旨から導かれる要件を示す。ここは演繹的に展開。趣旨を誤ればすべて誤り。当てはめ-規範定立で示した要件を前提に、事実を摘示し、効果発生・不発生を宣言。以上の意味では演繹的ですが、事実を評価する部分は帰納的です。つまり、いくら評価しても間接事実である以上、事実と要件とが演繹的に繋がっているとはいえないのです。有利な事実、不利な事実の両方を評価して確率論的に要件に該当する、しないと結論づける点において、帰納的であるといえます。)
答案スタイルが固まると、予備校が怖くない。どんな点数が返ってきても「この添削者はキ○ガ○だから無視!」。一度ある科目で4点とか付けられたことがありました。まぁあれは真性のキ…。既に合格した友達は、予備校で答案を返却された後、毎回点数だけ見て予備校のゴミ箱に捨ててましたが、さすがにそこまではできません。一発合格者は違いますね(笑)。
ただ、添削はどうでもいいから全国模試で合推を取っておきたいというのはありました。そうでないと出陣の狼煙が上がらず仕舞いですから。何とかギリギリ合推は取りました。あの右上の図のライン上ですよ。択一で引き上げた上で。でも勇気をもらえましたね。同時に緊張感ももらえました。油断していると簡単に不合格ゾーンにコロンと落ちるという緊張感。
あと、話があっちこっちに行きますが、論証も準備しました。民法、民訴、会社、刑法、刑訴、労働、です。ただ本番に適切に対応するために、民法は類型別の要約もしましたし、民訴は基本書の要約をしました。公法もノートを作ったのですが、自己流なのでどういうノートかをうまく言うことができません。あえて言うなら、憲法は答案作成マニュアル風、行政はコンメンタール風です。これらのノートを答練前に読み込み、本番前日に読み込んでいました。
本番は緊張しました。当たり前です。しかし、それは三振り目の緊張ではなく、試験に対する緊張です。三振り目の緊張はマイナスにしかなりませんが、試験に対する緊張は持っておいた方がいいです。緊張が緩んで答案を書くとヤバイです。そして、緊張し過ぎていたとしても書いているうちに緊張は緩まりますが、緩んでいたら取り戻すのに時間がかかります。これは個人差があるので、自分にとって断言できるに過ぎないわけですが、一般論としてもある程度妥当すると思いますよ。まぁそうは言っても、労働法の第1問の第1行は手がガタガタ震えてなかなか書けませんでした。それを覚知してさらにビビリましたね。5行も書くと乗ってきましたけど。
(緊張を楽しむというけど、表現に難有りだと思います。楽しむ人っているのかな? 私は、緊張しているとホッとするというか、ちゃんと現状を認識できていることに安心します。闘う意思を長時間保つには緊張が不可欠です。だから、緊張を楽しむというより緊張を味方につけるという感覚ですね。緊張って一般的には嫌われますから、それを味方につけている状態を楽しむと言っているように思います。本当に楽しんだら緊張が緩むので私にとってはマズイです。)
あと、試験の細かいこととかは余りこの文脈で書こうとは思いません。本番を闘うに当たってどういった気持ちを持てたかで、ある程度勝負は決まると思います。団子状態だったと思いますから。精神論好きですよ。ロマンがあるので。
適切な対策を採ったなら2回目までで確実に合格する試験だったと思えます。下位ローの人にとっては、その適切な対策に辿り着くまでが大変なんですよ。もしここまで読んで頂いた下位ローの人がいたら、いいブログを読んで適切な対策を学んでください。上位ローのやつらに一泡吹かせましょうよ。
結論として言いたいのは、司法試験の合格のためにすべてを徹底する必要はないけれども、「書く」という点については突き詰めてください。基本書に分からない箇所があってもいいです。しかし、書くことに関しては曖昧な部分があってはいけません。接続詞の使い方も極めてください。字の大きさも考えてください。1枚何分で書けるかは把握してください。1行何秒かも。5行何秒かも。最後の1分で、そのとき思いついた何かを書くときに効いてきます。筆記具選びもよく考えて、しかし神経質にならず。三段論法は自在に使えるようにしてください。短いバージョン、長いバージョン、それぞれ答練で試すことができます。あと、択一では最後まで見直ししてください。早く終わっても気を抜かずに。私は刑事系で見直しをしていて明らかに誤った肢を選んでいることに残り40秒で気がつきました。そこで、残りの4肢から1肢を選ぶのは不可能と見切り、2肢に絞ることにしました。残り10秒で2肢まで辿り着き、あとはヤマ勘でマークしました。偶然これが正解でした。最初に諦めて適当にマークしていれば正解する確率が25%だったのですが、2肢に絞ってそれを50%まで高めたことが2点の積み上げにつながったと思っています。これらの積み重ねを怠って「1点足りなかった。」と嘆かないでほしいです。これらはどれも私は徹底できませんでした(択一はうまく行きましたが)。もし不合格だったら悔やんでも悔やみきれなかったでしょう。
加筆・修正・削除、それぞれの可能性を残しつつ、とりあえず終わります。
まり子様に遊ばれずには済みそうだし、スタンドを持つことにはならなそう(あくまでも、2043位ではないということに過ぎないが)。
四捨五入して…
公法:90
民事:170
刑事:90
選択:50
論文:400
総合:820(1500位台)
点数予測での点数と余り変わらないな。
昨日アップした全国模試との比較でいうと、刑事系が持ち直した。これは模試結果の後、刑法ばかりやっていたからかもしれない。
民事で引き上げたよなー。これが150点なら落ちてたんだ。いまゾッとしたわ。
以上、ご報告まで。
※今夜か明日か明後日かは分かりませんが、司法試験受験の一応の総括でもしたいと思います。(9月23日追記)しばらく書けないかも知れませんし、すぐに書くかもしれません。質問に答える形式だと一生懸命応えようと思うのですが、司法試験について自分から何かを発信するためのモチベーションが急速に失われつつあるので。
四捨五入して…
公法:90
民事:170
刑事:90
選択:50
論文:400
総合:820(1500位台)
点数予測での点数と余り変わらないな。
昨日アップした全国模試との比較でいうと、刑事系が持ち直した。これは模試結果の後、刑法ばかりやっていたからかもしれない。
民事で引き上げたよなー。これが150点なら落ちてたんだ。いまゾッとしたわ。
以上、ご報告まで。
※今夜か明日か明後日かは分かりませんが、司法試験受験の一応の総括でもしたいと思います。(9月23日追記)しばらく書けないかも知れませんし、すぐに書くかもしれません。質問に答える形式だと一生懸命応えようと思うのですが、司法試験について自分から何かを発信するためのモチベーションが急速に失われつつあるので。
みなが一喜一憂している中、取り残される私。
本番との相関関係があるかも?と言われている辰巳全国模試の結果を書いておきます。明日にアップする(けど、めちゃ悪くて渋々アップすることになるかもしれない)成績との対比のため。ただ、5月の試験後に、予備校資料はすべて廃棄したので、うちには基本書その他しか残っていない。したがって、覚えているランクだけを書くしかできないことをお許しください。
択一:Aランク
民事A
公法A
刑事A
論文:Bランク
選択:B
公法:B
民事:B
刑事:D
総合:Bランク(合推より5点くらい上)
3年目にしてやっと合推が取れたので、土俵に乗れた感がありました。ある友人によると、同級生で三振り目の人たちは、Aランクを取ったにも拘らず受け控えたとか。それも3人くらい。もう1年勉強しようという選択をすることについてはかなり苦しんだでしょう。他方、私はロー修了後3連続で振りました。3回目で受からなければ2年延ばしても受からないだろうという判断があったからです。他人からすると、三振り目で全国模試Bランク(合推ギリギリ)で受けるというのは蛮勇にも見えたかもしれませんが、その蛮勇のおかげで今の幸せな結果を得られることができたとも言えます。
ではまた明日!
本番との相関関係があるかも?と言われている辰巳全国模試の結果を書いておきます。明日にアップする(けど、めちゃ悪くて渋々アップすることになるかもしれない)成績との対比のため。ただ、5月の試験後に、予備校資料はすべて廃棄したので、うちには基本書その他しか残っていない。したがって、覚えているランクだけを書くしかできないことをお許しください。
択一:Aランク
民事A
公法A
刑事A
論文:Bランク
選択:B
公法:B
民事:B
刑事:D
総合:Bランク(合推より5点くらい上)
3年目にしてやっと合推が取れたので、土俵に乗れた感がありました。ある友人によると、同級生で三振り目の人たちは、Aランクを取ったにも拘らず受け控えたとか。それも3人くらい。もう1年勉強しようという選択をすることについてはかなり苦しんだでしょう。他方、私はロー修了後3連続で振りました。3回目で受からなければ2年延ばしても受からないだろうという判断があったからです。他人からすると、三振り目で全国模試Bランク(合推ギリギリ)で受けるというのは蛮勇にも見えたかもしれませんが、その蛮勇のおかげで今の幸せな結果を得られることができたとも言えます。
ではまた明日!
理由は、行ったことがないから。理由自体はパクリです。
こういう宣言は恥ずかしい。最初からHN決めておけばよかった。
こういう宣言は恥ずかしい。最初からHN決めておけばよかった。