団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

「保育園落ちた日本死ね!!!」「何がニュースだ」

2019-05-13 10:51:58 | 社会・経済

「保育園落ちた日本死ね」の匿名のブログを記事にした朝日新聞社会部記者の仲村和代さんが、言論の自由を考える5・3集会「でも、言っちゃうね。令和日本 私のファーストペンギン宣言!」で、デスクから何度も「何がニュースだ」と突っ返されたことを打ち明けました。

2016年2月15日付で載った「保育園落ちた日本死ね」のブログを読んだ仲村さんは、自らも保育園で苦労した体験があることから、記事にしたいと考えました。

ブログを書いた匿名の女性とは、SNSのダイレクトメッセージを使ってやり取りしました。その結果、30代前半の女性で夫と1歳になる男児との3人暮らし、育児休業を終えて仕事に復帰しようとしたら、保育園に落ち、仕事をあきらめたことがわかりました。

そのうえで「保育園落ちた日本死ね!!!と題した匿名のブログが注目を集めている。一億総活躍社会のかけ声とは裏腹になかなか解消しない待機児童問題を指摘する内容で、国会でも取り上げられた。ネット上では、同じ境遇の人たちから共感の声が相次いでいる」と書き出す記事を出稿しました

だが、出稿したときは、デスクの反応は否定的だったといいます。「新人記者だったら、記事にすることをあきらめていたかもしれません。でも記者になって十数年の経験を積み、これは記事にしなくてはと考え、記事を短くしてもよいから、何としても載せてほしい」と粘り強く訴えました。

その結果、2016年3月4日付で記事は掲載されました。記事の反響は予想以上でした。国会でも何度も取り上げられ、その年の流行語大賞にも選ばれました。

 

 

 

 

 

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