団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

ヒトの細胞数は60兆個ではないのだ!

2018-05-10 09:41:41 | 健康・病気

上野の国立科学博物館で開催中の特別展「人体ー神秘への挑戦」を見ていたとき、「ヒトの細胞数は37兆個」と書かれた説明文を読んで「あれっ、ヒトの細胞数は60兆個でなかったの」と思い、メモしてきました。

柔道整復師の専門学校の解剖の授業で習った記憶があり、患者さんにも質問されたら「60兆個」と答えてきました。改めて、その根拠を調べたら、実に大雑把な計算方法で、60兆個と算出されていました。

細胞の重量はおよそ平均すると、1個が1ng(ナノグラム)、すなわち10億分の1gと想定します。成人の平均体重を60㎏とすると、細胞数は60兆個となります。細胞の大きさは一番小さい血小板から最も大きい卵細胞まで重さはいろいろで、平均値が1ngとなる理由は書かれていません。

全細胞数を計算したチームは過去の論文を網羅的に検証して、その中から信頼できるものを選び出したうえ、各組織の体積や臓器ごとに算定した細胞数の合計としてヒトの細胞数をはじき出したところ、37兆個になったとしています。2013年に科学誌に発表し、37兆個が学説として定着しているといいます。ちなみに最多の細胞は赤血球で約26兆個に上り、全細胞の70%を占めています。

細胞生物学者で歌人の永田和宏・京都産業大教授は、このチームの「真実を知りたい」と取り組んだ研究成果がサイエンスを進歩発展させたと指摘したうえで、「我々が根拠もないままに漠然と信じているものには、もう一度虚心な視線によって対処しなおしてみるという態度の大切さであろう」と評価しています。

 

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