団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

一合って、死語なんだ

2016-11-22 09:32:34 | 健康・病気

和食を出してくれる、カウンター8席の小さな料理店で、遅めの昼食をとっていたところ、近くの若い女性が棚に並んだ日本酒の瓶の列を見ながら、「お酒はいくらですか」と尋ねました。若い店主が「一合で800円です」と答えました。女性は「一合って何ですか」と再び質問しました。

店主は一合徳利を手に「これに入る量です」と答えると、女性は「何ミリリットルですか」と再度尋ねました。店主は「180ミリリットルです」と説明すると、女性は納得した様子でした。

傍らの私は「そうか、一合は若い人たちにとって死語なんだ。学校ではもう教えていないのだ」と思いました。一升瓶は知っているでしょうが、その10の1の一合がわからなければ、一斗、一石、一勺、それに一貫、一匁、五尺の体といった尺貫法は、若い人たちには理解不能なのだ、と感じました。

こんなことを思うのも、暴力団担当記者が大学生にヤクザの実態を説明する記事を最近、読んだからです。暴力団取材歴30年という記者は、男女6人の大学生に東映映画の任侠映画から、ヤクザの説明をしようとしました。ところが、任侠映画をまったく知らないばかりか、国民的な俳優、高倉健さんも鶴田浩二さんも知らない、と口をそろえたのです。

私たち団塊の世代には自明のことでも、若い人たちと会話するときは、説明を加えて話さなければいけないな、と実感した、昼食時のできごとでした。

 

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