左手首の豆状骨あたりを押すと痛みを感じるようになりました。整骨院の先生には、手首の腱鞘炎になる人が少なくありません。友人の院長先生もリストバンドをしながら、施療をしています。
とはいえ、友人の整骨院長は1日に一人で20~30人の患者さんを施術していますが、私は多い日でも10人未満で、これまで手首が痛むことはありませんでしたから、原因は違うところにあります。
新しい手技を、患者さんに採り入れて、しばらくたってから、痛みが起こったことに気づきました。腰痛の大きな原因の一つに、腰椎の椎間関節が狭まってしまったことがあります。とりわけ、腰椎の5番と4番が狭くなって神経を圧迫することから疼痛が発症します。
椎間関節の間に両母指をあてて、その間を広げる手技を施すと、腰痛が改善します。70代前半の男性は、10分も歩くと腰痛が起こり、歩けなくなるといいます。右の腰椎の5番と4番を押圧すると、痛みを訴えます。それで、この手技をしたところ、痛みが大きく改善しました。40分歩いても、腰の痛みは起こらなくなりました。
豆状骨下滑液包炎を発症したようです。滑液包炎は圧力が一定のところにかかり続けると、滑液包に炎症が起こる病気です。本来と違う関節の使い方や関節の継続的な酷使でも発症します。左手の豆状骨周辺の関節にふだんと違う動きが続いたことが、滑液包炎を起こしたと評価しました。
体を使えば、どこか痛みが出るものです。痛みは自らの自然治癒力で、たいてい治ります。しばらく様子をみることにします。