団塊タケちゃんの施術日記

一人二人生の旅立ち

整形外科の先生は説明する時間がないのです

2014-09-11 09:42:54 | 健康・病気

2か月前に左足首を捻挫した男性の患者さん(76)が後療のため、来院されました。整形外科の三つの医院を受けましたが、先生の言うことが違うし、腫れも痛みもなかなか治らない説明をしてくれないとこぼします。いずれの医院でもレントゲン写真を撮りました。伺うとーー。

最初の先生は「足首の靭帯の損傷」と診断しました。2番目の先生は「足関節捻挫」と告げました。痛みと腫れが引かないので受診した3番目の先生は「足関節の骨が骨折している」と話しました。

男性はハイキングしていて右足が石の上に乗って滑り、左足が地面との間で内返しになり、左足首を捻挫したといいます。左足の外果(くるぶし)の斜め下に激痛が走り、大きく腫れたそうです。典型的な前距腓靭帯の損傷です。

前距腓靭帯は距骨と腓骨を結ぶ靭帯です。医師の診断では切断していないということで、伸びてしまったようです。靭帯が切れれば陥凹ができますが、それはなかったといいます。触ってみますと、陥凹はありませんでした。

靭帯損傷、足関節捻挫も同じ症状です。男性は別々の診断名を告げられたため、混乱したようです。また、骨にひびが入った場合、負傷時のレントゲン写真に写らないことが多いのです。1.2カ月してひびの部分が癒合すると、白い線が写るので、ひびが入ったことがわかります。

3人のお医者さんは、それぞれの段階では、正しい診察をしているのですが、詳しい説明がないため、男性は困惑したようです。3医院とも待合室は患者さんでいっぱいだったそうです。

高齢者社会を迎え、整形外科のお医者さんは忙しいのです。一人の患者さんに詳しい説明をすれば、別の患者さんの診療が遅れます。患者さん側から言えば、もう少し丁寧な説明があれば、ありがたいのにと思うのは私だけでしょうか。

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