株式日記と経済展望

株式をはじめ政治経済外交文化歴史などの論評です。

朝日の報道で、「日本人も現場から逃げていた」「日本版セウォル号事件」と外国メディアに大報道

2014年08月31日 | 政治

朝日の報道で、「日本人も現場から逃げていた」「日本版セウォル号事件」
と外国メディアに大報道され、現場で闘った人々の名誉が汚された。


2014年8月31日 日曜日

福島・吉田調書 「撤退」も命令違反もなかった 8月31日 読売新聞社説

 東京電力福島第一原子力発電所事故を巡る「吉田調書」の全容が明らかになった。

 政府の事故調査・検証委員会が、吉田昌郎元所長から生前に聴取した証言の記録である。

 事実関係のほとんどは、政府事故調の報告書に反映されている。とはいえ、事故対応に当たった作業員の苦労や、吉田氏の心情を生々しく伝える貴重な資料だ。

 津波により、原発冷却に必要な電源が失われた。原子炉に注水し、圧力も抜かねばならなかった。

 事態が切迫する中、当時の菅首相ら官邸サイドや、東電本店から、注水作業などを催促する指示が矢継ぎ早に来た。

 「効果的なレスキュー(支援)が何もないという、ものすごい恨みつらみが残っている」と、吉田氏は不満を口にしている。

 現場の状況を踏まえぬ菅氏らの過剰介入が、作業を遅らせ、士気を損なった。重い教訓である。

 菅氏が、東電の「全面撤退」を阻止したと主張している点についても、吉田氏は「誰が撤退なんて話をしているんだと言いたいぐらいだ」と反発し、「現場は逃げていない」とも述べている。

 吉田調書を入手したとする朝日新聞は、5月20日付朝刊で、作業員が吉田所長の命令に反し、第二原発に撤退したと報じている。

 だが、調書を読む限り、吉田氏は、部下が指示に違反したとは認識していない。

 吉田氏は、「2F(第二原発)に行けとは言っていない」が、指示が伝わる過程で解釈が変わったと説明している。

 その上で、作業に必要な要員以外は「2Fに行った方がはるかに正しい」と、退避を選択した部下の判断を評価した。現場は、放射線量が高く危険な状況だった。

 退避の経緯は、政府事故調の報告書にも詳述されている。朝日新聞の報道内容は解せない。

 吉田氏は「文脈等をふまえなくては誤解を生む」と、調書の非公開を求めていた。しかし、朝日新聞の報道などを受け、証言は独り歩きを始めている。政府は「かえって本人の遺志に反する」として、近く公開する方針だ。

 作業員の奮闘は海外でも称賛されてきた。だが、朝日新聞の「撤退」報道に基づき、米紙が「作業員が命令に反して逃げた」と報じるなど誤解が広がっている。

 吉田氏は、危険を顧みぬ作業員の事故対応に、「本当に感動した」と語っている。彼らの名誉のためにも公開は妥当な措置である。



共同通信が決着させた朝日新聞「吉田調書」誤報事件 7月25日 門田隆将

記事は、南に約12キロの位置にある退避先の福島第二原発(2F)の安全を確かめるため、風向きをまず見させてから職員を退避させる吉田所長の姿が描かれている。そして、総務班長はこう指示する。

〈「皆さん、速やかに退避してください。最終目的地は2Fです。免震重要棟近くの路上にバスがあります。とにかく乗れるだけ乗ってください。まず正門の先で線量を測ります。とどまれなければ2Fに行きます」。総務班長はこの後、第2原発に「そちらに行くことになります」と電話を入れた〉

「2Fへの退避ですよ」と仮眠中に叩き起こされ、2Fへ向かった者や、逆に2Fへの退避を命じられても「残ります」と言い張って、命令をきかなかった者、あるいは、2Fへの退避を決めたエンジニアが、「最後に子どもの顔が浮かんだんです。子どものためにも今は死ねないな、と思いました。正直、うしろめたさはありましたが……」と、自らの葛藤を吐露する場面など、長期にわたる取材の深さを感じさせてくれる描写だった。

私は、この記事の中で、「俺は、残る。君は出なさい」「絶対、外で会いましょうね」「分かった」「約束ですよ」……当直長からの退避命令に、そんなやりとりの末に2Fへ去っていく若手プラントエンジニアの証言が印象に残った。

また、退避しながら免震棟を振り返り、「あの中にはまだ人がいる」と涙が止まらなかった人、あるいは2Fの体育館に全員が無事到着したことが報告されると、「おぉ、そうか」と吉田所長が安堵した声で答える場面などが、興味深かった。

これが、朝日新聞が「9割が所長命令に違反して逃げた」と報じる、まさにその場面である。私は、あまりの違いに言葉も出ない。

『死の淵を見た男』の取材で100名近い関係者の実名証言を得ている私は、NHKの「NHKスペシャル班」も相当、現場への取材を展開し、深く食い込んでいることを知っている。

そして、共同通信の現場への食い込み方は、やはり活字媒体ならでは、の思いが強い。しかし、朝日新聞だけは、現場取材の痕跡がない。「ひょっとして朝日は現場に取材もしないまま、あの記事を書いたのではないか」と、どうしても疑ってしまうのである。

現場を取材する他紙の記者たちの中にも、今は、あの時の“現場の真実”を知っている記者たちが多くなってきた。彼らは、今回の朝日の「吉田調書」キャンペーンには、実に冷ややかだった。そこには、裏取りが不完全なまま「9割の人間が逃げた」と書いてしまう同業者に対する諦めと怒りがあるように私には思えた。

だが、朝日の報道の結果として残ったのは、「日本人も現場から“逃げて”いた」「日本版“セウォル号”事件」と外国メディアに大報道され、現場で闘った人々の名誉が汚され、日本人そのものが「貶められた」という厳然たる事実だけである。

従軍慰安婦報道をはじめ、日本と日本人を貶める報道をつづける朝日新聞にとっては、それはそれで「目的は達せられた」のかもしれない。しかし、自らのイデオロギーに固執し、そのためには世論を誘導することも、また真実とは真逆の記事を書いても良しとする姿勢には、同じジャーナリズムにいる人間にとって、どうしても納得ができない

私は、朝日新聞には一刻も早く「吉田調書」の全文を公表して欲しい、と思う。そして、吉田所長と彼ら現場の人間を貶めるために、作為的な編集作業をおこなったのか否か――ジャーナリズムの検証を是非、受けて欲しい。私はそのことをまず、朝日新聞にお願いしたいのである。



(私のコメント)

朝日新聞の意図的な誤報体質は90年代までは非常な効果を世界にもたらした。朝日新聞は日本を代表するクウォリティーペーパーの一つだから、朝日が報じたというだけで通信社を通じて世界に配信される。それが誤報であっても訂正記事は僅かしか報じられない。そのうちに誤報が独り歩きをして日韓の外交問題にまで発展をしてしまう。

意図的な誤報と言うのは、裏も取らずに思い込みを記事にしてしまう事であり、門田氏が指摘するように現場を取材した形跡が見えないのだ。『そこには、裏取りが不完全なまま「9割の人間が逃げた」と書いてしまう同業者に対する諦めと怒りがあるように私には思えた。』と門田氏が書いていますが、新聞記者としての基礎が朝日新聞の記者は出来ていない。

それに対して「株式日記」は無料の個人のブログであり、新聞社の記者のような現場取材が出来ない。だから新聞記事などの情報をもとに分析記事を書いていますが、この情報が本当かどうかは勘によらなければならない。大手の新聞社が信用されてきたのは裏付け取材が出来ていたからですが、朝日新聞に関する限り怪しいようだ。

冒頭の読売新聞社説でも、朝日新聞を批判していますが同業者に対する苦言だろう。従軍慰安婦報道も済州島の現地などでの裏付け調査をしてから記事を書いていれば嘘だと分かったはずだ。私などのブロガーも情報源が信用できる所かどうかを見分けなければなりませんが、朝日新聞の記事をもとにブログを書くと後で恥をかくことになります。

私も今月をもって新聞をとるのを止める事にしましたが、3000円から4000円も料金を取るのに、ネットで記事を只で読むだけで間に合うからだ。いずれは新聞社のサイトも有料化されるのでしょうが、朝日新聞のサイトが有料化しても採算に合うのだろうか。一部の左翼が読むようになるのでしょうが、ネットを読む人は朝日新聞がどのような新聞かを知っている。

最近では新聞やテレビが誤報を流せばネットで「祭り」になって大騒ぎになるようになりました。特にテレビなどは国民への影響力も大きくテレビ動画などもキャプチャーされてユーチューブで見る事が出来ますが、新聞とは違って従来は証拠となる動画を検証する事が不可能だった。ところがネットの動画サイトで誤報が指摘されれば、テレビ局は著作権を盾にとって削除してしまう。

しかし動画サイトはいろいろあるから全部削除する事は不可能であり、テレビ報道も意図的な誤報もやりにくくなりました。フジテレビなどでは親韓報道が元で6000人ものデモ隊が押し掛けた事がありましたが、大手マスコミがやりたい放題の事が出来た時代は終わった。朝日新聞も早くこの事に気が付いてほしいものですが、内部が割れているようだ。

特に福島第一原発災害における「吉田調書」の報道は歪曲報道だったようで、現場職員の9割が命令に違反して逃げたと朝日新聞は報じましたが、共同通信の記事ではそのようには受け取れない。朝日新聞の記者は新聞記者としてのイロハもわきまえず思い込みで記事を書いたようだ。そのような朝日新聞を毎月4000円も払って読むだけバカを見ますが、水洗トイレでは便所紙にもならない。


コメント (39)   トラックバック (1)