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「日本がすきを与えることで安全保障協力で足並みを乱している」 朝鮮日報

2014年05月31日 | Weblog
「韓国は日米はもちろん、中国まで説得して北朝鮮に圧力を加えるているのに、
日本がすきを与えることで安全保障協力で足並みを乱している」 朝鮮日報

2014年5月31日 土曜日

拉致再調査:日朝双方に大きな「手みやげ」 5月30日 朝鮮日報

日本も驚くほど、北朝鮮は日本の要求を全面的に受け入れた。北朝鮮は日本人拉致被害者の再調査だけでなく、日本人行方不明者のうち拉致の可能性が取りざたされている「特定失踪者」も調査対象に含めた。また、1945年の終戦前後に死亡した日本人の遺骨のほか、墓地や残留日本人、日本人妻に対しても包括的な調査を進めると発表した。しかも、生存者は帰国させるとしている。6年前にも拉致被害者の再調査に合意していたものの、日本の首相交代で白紙になったことがあるが、今回は当時の合意になかった内容も含まれている。北朝鮮は当初、競売で落札された在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部ビルの問題が解決しない限り再調査に合意できないとの強硬姿勢を示し、交渉妥結は困難だとの見通しが強かった。

 日本側の提案も破格だ。両国が発表した声明は国交正常化や人道支援問題にまで言及している。北朝鮮が核実験をする可能性があるということで韓米が緊張している中、日本が対北朝鮮協調から外れることもあるのではと懸念されるような内容だ。これは日本政府が関連内容に関し事前了承した上で北朝鮮が発表したものだ、と東京の外交消息筋は分析している。日本政府報道官にあたる菅義偉官房長官は記者会見で、北朝鮮の発表について特に異議を唱えることもなかった。

 北朝鮮が日本に向けミサイルを発射する兆候を見せたら、北朝鮮のミサイル基地を先制攻撃しなければならないと言うほど対北朝鮮強硬派の安倍晋三首相が、北朝鮮に大きな手みやげを用意したのはなぜだろうか。それは韓中に対するけん制であると同時に、長期執権のための布石という見方が多い。かつて官房長官を務めていたころ、拉致被害者の帰国問題に対する強硬な姿勢で政治的に成長した安倍首相は、首相就任第一声で「拉致問題を在任中に解決したい」と述べた。

 安倍首相が拉致問題で具体的な成果を出せば、集団的自衛権の推進で下がっている支持率を挽回(ばんかい)できる。実際に拉致被害者調査が成功し、3-4人でも帰国が実現すれば、安倍首相の平壌訪問にもつながる可能性がある。長期政権はもちろん、集団的自衛権行使や改憲への足固めもできる。小泉純一郎首相=当時=は2002年に電撃的に平壌を訪問、日朝首脳会談を行い、拉致被害者と共に帰国した。この時、小泉首相の支持率は跳ね上がり、長期政権への足固めとなった。日本政府は日本人拉致問題に直接関係のある金正日(キム・ジョンイル)総書記よりも、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の方が同問題に積極的な姿勢を見せる可能性があると見ている。



拉致再調査:日朝接近に韓米中は困惑 5月30日 朝鮮日報

日朝が29日、日本人拉致被害者の全面再調査で合意したのは、両国が直面している北東アジアでの孤立からの脱却を狙ったものと受け止められている。決して近寄ることのないような間柄に見えた両国の急接近は、北朝鮮の核問題をめぐる北東アジアのけん制構図を揺るがす可能性もあると見られる。韓米中3カ国からは一斉に困惑の声が上がっている。

■韓国の反応

 韓国政府は、共に北朝鮮に対し圧力を加えていかなければならない日本が突然、韓米日3カ国共助から離脱した形となり、困惑の色を隠せない。北朝鮮に対し、国際社会の対北朝鮮制裁をかいくぐり息をつかせるような「すき」を与え、6カ国協議当事国の間にも分裂をもたらすのでは、ということだ。

 世宗研究所の陳昌洙(チン・チャンス)日本研究センター長は「韓国は日米はもちろん、中国まで説得して北朝鮮に圧力を加えるているのに、日本がすきを与えることで安全保障協力で足並みを乱している」と指摘した韓国政府当局者は「『韓米日が団結し、中国が北朝鮮にさらに圧力を加えるよう説得しよう』というのがこれまでの北朝鮮核問題の解決策ではなかったのか。それなのに、日本が北朝鮮に対する制裁を先に解除してしまったら、立場的に困惑する」と言った。韓国政府は29日夜、「日本側の公式発表直前、外交ルートを通じて通知があった。30日に日本側から追加説明がある予定だ」と明らかにした。これと関連、別の政府当局者は「日本は交渉内容を米国にもきちんと説明していないと聞いている」と語った。

■米国の反応

 米国政府は特に見解を示していない。ただ、米国務省のジェン・サキ報道官は両国間の交渉について28日の定例記者会見で、「日本とはすべての案件について非常に密接に、頻繁に協議しており、調整している」と述べた。日本人拉致被害者問題は人道的次元の議論であるため、これに対し反対するのは難しいと思われる。



(私のコメント)

韓国のパククネ大統領は、中国に接近する事で北朝鮮の脅威に対抗して、その見返りに反日活動で日米分断を図ろうとしてきた。ニューヨークタイムズには韓国人による反日広告が掲載されて日本へのネガティブキャンペーンが行われている。従軍慰安婦像もアメリカ各地に建てられて、今日のニュースでも石碑が建てられた。

反日運動なのになぜアメリカで日本の悪口を言いまくるのだろうか? これは反日が目的ではなく日米の分断工作であり、中国から仕掛けられたものだろう。日米分断工作は中国の外交戦略であり韓国を使う事が効果的だと判断しているのだろう。しかしアメリカも状況が変わってきて新冷戦時代が来れば、アメリカも中国に甘い顔は出来なくなる。

90年代において江沢民が歴史カードを持ち出し、て対日外交で非常に効果がある事が認識されて、中国韓国は歴史カードを外交に利用する政策を進めている。しかし最近は日本の反発を強めてきており、中韓は反日でアメリカを巻き込もうとして活動を強化している。アメリカのオバマ大統領も安倍総理の歴史観には警戒心を隠しませんが、安倍総理の靖国参拝でアメリカ政府は「失望した」と声明を出した。

まさに安倍総理は、まさに米中韓の包囲網にさらされたわけですが、中国の目論みは成功したかに見えた。副島隆彦氏は安倍総理は4月には辞任させられると予想したほどだ。4月にはオバマの訪日が予定されており、それが訪日がキャンセルされれば安倍総理は辞任に追い込まれていたかもしれない。

しかし2月のソチ五輪終了と共にウクライナ問題が勃発して、ウクライナのクリミア半島はロシアの特殊部隊に占領されて、クリミア半島はあっという間にロシアの領土になった。これはアメリカにとってはグルジア紛争に続く屈辱であり、ロシアは当分立ち直れないと見てきたのは間違いだったことがはっきりしてきた。

このようなアメリカの弱腰を見て、中国は南シナ海に大量の巡視船を出してベトナムの巡視船に体当たりを食らわせて追い出しにかかっている。アメリカの巡洋艦のカウペンスにも中国の軍艦が接近して追い出しにかかった。中国は日本のみならずフィリピンやベトナムやマレーシアなどにもケンカを売ってきているわけであり、力による支配を目指すようになった。

その中国の力に屈したのが韓国であり、台湾も取りこまれつつある。このようにロシアと中国が連携を深めてアメリカに対抗するようになれば、アメリカ政府も日本叩きにうつつを抜かしている訳には行かなくなり、安倍総理を支えざるを得なくなった。それまでは日本の総理大臣は短命政権が続いて日本経済も外交もヨレヨレになり、安倍総理もアメリカに引きずりおろされる寸前だった。それほど歴史カードは有効だった。

しかし新冷戦体制が見えて来ると、中韓の親密化はアメリカにとって非常にまずい事であり、韓国のパククネ大統領はアメリカに梯子を外された。アメリカにとっても靖国問題は歴史の見直しに繋がる問題であり中韓を反日で煽ってきた黒幕はアメリカだ。「失望した」声明はその何よりの証明だ。

しかし中国はロシアと手を組んでアメリカの覇権に挑戦してきているのであり、いつまでもアメリカは中国とのG2を呼びかけて行く訳には行かなくなった。ロシアと中国はBRICS諸国とも連携して対米包囲網を作ろうとしているが、アメリカの外交戦略家は親中派が多くてキッシンジャーやブレジンスキーは親中派だ。

オバマ大統領は、従来からの親米国家を次々と関係を切ってきた。エジプトしかりサウジアラビアしかりイスラエルさえもアメリカ離れを見せて、韓国もアメリカと距離を置いて中国に付いた。オバマ大統領はケリーなどの親中派の高官をそろえたがウクライナ問題で無能さを露わにしている。

韓国のパククネ大統領は、世界情勢の変化が見えておらず習近平との親密な会談を重ねている。このような関係に危機を感じているのが北朝鮮であり、親中派のNO2を処刑して中国との関係は悪化した。そこで北朝鮮は日本との関係を改善して韓国を北と南から挟み撃ちにする外交を仕掛けてきたのだろう。韓国は北朝鮮と日米との間に挟まり動きが取れなくなる恐れがある。

紹介した朝鮮日報の記事は、その危機感に溢れたものですが、日本と北朝鮮との関係が改善すれば韓国が孤立して北朝鮮の脅威はますます強くなる。拉致問題が進展して何人かの拉致被害者が帰って来れば安倍総理の支持率は高まる事になり長期政権が見えてくる。金正恩が何処まで拉致問題に譲歩するかが問題ですが、金正日と違って拉致の当事者ではない。だから譲歩してくる可能性はある。

気になるのは金正恩とキムヘギョンと横田めぐみさんとが顔の特徴が似ている事であり、もしかしたらもしかしているのかもしれない。小泉純一郎や安倍総理はピョンヤンでの秘密会談で金正恩の秘密を知らされたのかもしれない。


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