株式日記と経済展望

株式をはじめ政治経済外交文化歴史などの論評です。

スマホが2台あれば、ビットコイン財布にコインを送金できる。これがP2Pと呼ばれる方式だ。

2014年02月28日 | 経済

スマホが2台あれば、一方のスマホのビットコイン財布からもう一方のスマホの
ビットコイン財布にコインを送金できる。これがP2Pと呼ばれる方式だ。


2014年2月28日 金曜日

ビットコインと交換所に関する基礎知識  2月27日 大石哲之

Q. ビットコインの交換所とはなにか?
ビットコインと、USDやJPYを交換する取引所である。JPY/USDであれば、これは為替証拠金取引(FX)というかたちで、多くの業者がオンラインでトレードサービスを提供している。基本的に、これと一緒である。ただし通貨はビットコインである。
取引所によって、USDであったり、EURであったり、JPYであったり、相方の通貨はことなる。なお、最大の取引量は中国にあり、人民元建て取引が一番多い。

Q. ビットコインは、Mt.Goxが売っているのか?
違う。ビットコインはMt.Goxや、その他交換所と呼ばれるところが発行しているわけではないし、彼らの保有するビットコインを売っているわけでもない。
交換所は、顧客がもつ円やドルと、顧客がもつビットコインのトレードを仲介している。交換するのは顧客同士だ。交換所は顧客同士の売買注文を約定させるトレードシステムを提供しているに過ぎない。

Q. なぜユーザーは、ビットコインを交換所にあずけるのか?
ビットコインと円などの交換自体は、たとえば貴方と私が合意すれば、私があなたにビットコインを売ることもできる。
ただ、それでは効率がわるいので、一箇所でマーケットを開催し、売りたい人買いたい人がトレードする仕組みだ。
そのためには、交換所にいったん現金やビットコインを預け入れないといけない。FXや証券会社と同じ仕組だ。

Q 交換所にあるビットコインは買い物などの使えるのか?
交換所で交換しただけでは、交換所の口座の勘定に記録されるだけである。そのままでは使えず、ドルやビットコインを銀行口座や、自分のコンピュータやスマートフォンのビットコイン財布に「引き出す」必要がある。

Q 交換所はビットコインの運営者ではないのか?胴元なのか?
違う。交換所はトレードを提供しているだけだ。
FX業者が日本円の発行に関与してないとの一緒だ。日本円は日本銀行が発行している。
ビットコインは、交換所が発行するものではない。
すでにビットコインを持っている人がそれを売る場所であり、ビットコインを持っていないひとがコインを買う場所である。その仲介機能を提供する。

Q なぜ多量のコインを預けた人がいるのか?なぜ両替したら引き出さないのか?
実際は、顧客の多くがコインの値上がり値下がりで差額を儲けようとする目的でトレードを行っている。そのため、常時、一定額の現金やビットコインを預けている。
FXにおいても、多くの顧客は差額で儲けたいとおもうトレーダーだ。両替の目的でFXをつかうひとも少なからずいるが、それは少数派だろう。

Q 交換所は、顧客から預かった資産を、株式で言うほふりや、信託銀行みたいなものにあずけていないのか?
そういうルール作りが望ましいが、まだ現状ではそうなっていない。交換所を運営する会社が私的に管理している。

Q 東証のような、中央の市場はないのか?
ない。東証にあたるような、ビットコイン取引をすべてまとめているような中央市場はない。各取引所が独自に顧客の注文マッチングをしている。Mt.Goxの場合、Mt.Goxの顧客のみがMt.Goxを通じてトレードをしている。そのため、交換所によって、ビットコインの取引価格が異なる場合がある。

Q ビットコインは交換所に預ける他、手元に置くことはできるのか?
できる。あなたのハードディスク内に記録しておくこともおくこともできる。紙に印刷して金庫に収めておくこともできる。
もしそうしていれば、取引所がどうなろうと、貴方のコインは手元にあり、影響をうけない。

Q なぜ多くのユーザーがビットコインを手元にではなく、交換所の口座に入れておいたのか?
すぐに売買できるようにであろう。

Q 手元にあるビットコインは、交換所と関係ないのか?
関係ない。いかなる影響もうけない。

Q ビットコインを保管する方法は他にはどのようなものがあるのか?
基本的には、ビットコインの電子財布ソフトウェアを利用し、そこに保管する。電子財布ソフトウェアは、Windos , Mac OS, Linux, ほか、Andoid携帯用のもの、クラウド上のサービスがあり、どこか特定の会社のものを使うのではなく、ユーザーが選ぶことができる。ユーザーは自分の好きな方法でビットコインを保管できる。また、ペーパーウォレットといって、紙に印刷しておくこともできる。

Q 取引所と銀行は何が違うのか?
取引所は、コインを預かる場所ではない。トレードのために一時的に預かるが、利子をつけて返す場所ではない。銀行のように第三者に貸出もしない。

Q ビットコインの送金や流通は交換所が行っているのか?
違う。ビットコインの送金は、銀行や交換所がなくても、個人から個人に直接行うことができる。つまり、コンピュータからコンピュータに直接行い、間に取引所や銀行口座は不要だ。それがP2P通貨という意味である。

Q いまでのビットコインと現金の交換はなされているのか?ビットコインは今でも売り買いはできるのか?
世界のいろいろな場所に交換所はあり、現在も動いていて、売買がおこなわれている。
知る限り、米ドル、ユーロ、人民元、カナダドル、オーストラリアドル、チェコ・コルナ、英ポンド、香港ドル、シンガポールドル、タイバーツ、インドルピー、ロシアルーブルとの交換所があり稼働している。
そこでビットコインを買うことも売ることもできる。
価格の一覧はここで見ることができる
http://bitcoincharts.com/markets/

Q ビットコインはいまでも物をかうのにつかえるのか?
ECサイトでビットコインをうけつけており、買い物ができる

Q ビットコインを個人間で送金したりはいまでもできるのか?
まったく問題ない。貴方にも送って差し上げることができる。欲しい方は、この記事を参照に連絡してほしい。連絡いただいたかたには、ビットコインを差し上げている。

Q ビットコインの「送金」と「換金」「交換」の違いがわからない
「送金」は、ビットコイン自体をを相手におくることを指す。ビットコイン同士の送金は、いかなる交換所は不要で、相手のビットコインの電子財布に直接送金できる。

「換金」「交換」は、ビットコインを他の通貨(ドル、ユーロなど)に両替することを指す。これには交換所を通す必要がある。

Q ビットコイン同士の送金には交換所が不要ということか?
そうだ。たとえば、スマートフォンが2台あれば、一方のスマートフォンのビットコイン財布からもう一方のスマートフォンのビットコイン財布にコインを送金できる。あいだに、いかなる交換所も、銀行も、決済機関も不要だ。これがP2Pと呼ばれる方式だ。

Q ビットコインの単位は?
BTC と表記する。レートUSD/BTCといった具合に使う。

Q mt.Goxはどのくらいの取引量があったのか?
およそ全体の20%である。一時は80%あったが、他の交換所の勃興により、取引シェアは下がっていった。

Q Mt.Goxの顧客は日本人か?
日本人は数%である。欧州と米国の顧客がほとんどを占めている。

Q 会社は日本にあるが、実際は海外の顧客がほとんどだったのか?
そうである。

Q 現在、日本円とビットコインを交換する取引所はあるのか?交換はできるのか?
日本円をあつかっていたのはMt.Goxだけであった。よって、現在日本円をあつかう交換所はない。もちろん、日本円の交換に応じる個人を見つけ、直接個人間で売買するのは可能であり、なんの制限もない。例えばヤフオクでコインを売りに出しているひともいる。

以上。
他にも質問があれば受け付けます。
ご連絡ください。tyk@tetsuyuki.com or @tyk97 or FBは、tetsuyuki.oishi です。
日本デジタルマネー協会フェロー 大石哲之


(私のコメント)

ビットコインの問題は、わけが分からないからこそ政府当局の規制を受けないのであり、ビットコインを理解できる人だけが使えるマネーだという事です。日本にある交換所が突然閉鎖されたという事ですが、これは交換所自身がハッカー攻撃を受けてビットコインが盗まれた事であり、システム運用がずさんだったことだ。

すでにセキュリティーの問題が2年前には指摘されていたのにMt.Goxは対策を打っていなかった。盗まれたビットコインは400億円相当だという事ですが、Mt.Goxの過失であり、ビットコインに根本的なシステム自体が破壊されたわけではない。いずれMt.Goxに代わる交換所が作られるだろう。

ビットコインは監督する官庁が無く全く自主的なものであり、通貨であるのかも金融庁は判断が出来ない。ビットコイン自体はインターネット上における決済手段であり相対取引でP2Pで決済されて取引所や銀行口座は必要が無い。今回のように交換所が閉鎖されてもビットコインの所有者は相手が見つかればいつもと同じように決済ができる。

問題はビットコインが円やドルなどとの交換価値において変動があるから、為替投機のような形で参加していた人が多いようだ。だからビットコインをMt.Goxに預けっぱなしにしておいて、ビットコインと円やドルとを交換しながら為替投機していたのだろう。その分がハッカーによって盗まれてしまってMt.Goxの前で外人が騒いでいるのだ。

だからMt.Goxで起きたことは単なる盗難事件であって、ビットコインと言う仮想通貨システムがシステムが成り立たなくなったというような致命的な障害ではない。交換所にビットコインを預けっぱなしにしていたこと自体がビットコインの本来の趣旨にも合わない事だからだ。

ビットコインは一種の金融商品であり価格自体も大きく変動する。だから通貨不安が高まればブットコインの価格が上昇してくるし、政府がビットコインの規制に乗り出せばビットコインの価格は暴落する。使い方が自由すぎるために麻薬取引の決済にも使われたりするから政府も放置はできないだろう。

ビットコインはネット上でしか使えないから全財産をビットコインにつぎ込む事は投機であり自己責任で事故に遭っても誰も保証してくれない。あくまでP2Pの相対取引に使うものだからそんなに大きな金額をビットコインに代える必要が無い。問題はMt.Goxのセキュリティーがずさんであったために顧客から預かっていたビットコインが盗まれた事であり、単なる盗難事件だ。

銀行のネットバンキングでもハッキングで預金が盗まれた事件がありましたが、ネット上の犯罪は警察や金融庁でもなかなか手が出せない。私などもネット通販で物を買ったりしますがクレジットカードの安全対策には不安が残る。暗証番号などが盗まれてしまえば預金がだれかに盗まれる危険性がある。

ネットは便利な反面ではセキュリティーに問題があれば犯罪に使われてしまう。ビットコインも同じであり、交換所などではセキュリティーを常に改善をしてビットコインを預かる必要がありますが、それにはコストもかかる。

私自身はビットコインの試みは面白いと思いますが、現在の通貨制度が崩壊してビットコインのような仮想通貨が世界通貨として取って代わる可能性があると見ています。これはドル基軸通貨体制を揺るがすものであり、だからアメリカが一番ビットコインに対する弾圧が激しい。中国などにおいても為替が制限されているからビットコインに飛びついた人が多い。

おそらく近い将来、円やドルやユーロなどはビットコインのとの交換価値が基準となる日が来るかもしれない。現在の為替制度は中央銀行などが管理していますが、ビットコインによって為替の交換価値が評価されるようになるのではないだろうか?



確定申告もようやく目途がつきましたが、パソコンソフトのおかげで作業は1週間足らずで済みました。しかし個人業者にとっては帳簿付けや確定申告の書類の作成はなかなか面倒です。税法も素人には分からないように書いてあり、年々複雑になって行く。税金の計算もパソコンソフト任せで正しいのかもわからない。

儲かるのはパソコンのソフト屋であり、税法が変わるたびに買い替えなければならなくなった。平成27年からは白色申告も帳簿付けが義務化されますが、個人営業者の実態が分からないからこのような無理な事をさせるのだ。グローバル企業はタックスヘイブンの子会社に利益を隠してしまって上場企業の多くが税金を納めていません。しかし個人営業者には過酷な税金を取り立てる。

ならば私が経営するアパートもビットコインで家賃を支払ってもらって、ビットコインは通貨ではないから日本の税法の適用の範囲外になる。ネット上のやりとりだから税務署も把握が出来ない。ビットコインの置き場所も日本でなくてもよく、タックスヘイブンのサーバーに置いておけばばれないのだろうか?


コメント (34)   トラックバック (1)