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中国はとっくに「戦争準備」を進めている。すべて「尖閣強奪」に向けた「計画的行動」と見るべき。

2014年07月06日 | 外交
中国はとっくに「戦争準備」を進めている。10年から現在に至るまでの中国の
動きは、すべて「尖閣強奪」に向けた「計画的行動」と見るべきなのである。

2014年7月6日 日曜日

「集団的自衛権」行使容認は日本の「安全」のため 戦争準備に入った中国を牽制する唯一の道 6月30日 北野幸伯 

世界情勢の変化と日本の危機

?まず、「世界で何が起こっているのか?」大局を理解しよう。筆者の住むロシアでは、「2008年の前と後は、別の時代」といわれる。第2次大戦が終わった1945年から、ソ連が崩壊した91年までを、一般的に「冷戦時代」とよぶ。別の言葉で、米ソ「二極時代」。二極のうち一極(ソ連)が消滅したので、世界は「一極時代」になった。そう、「米国一極時代」の到来である。

?90年代は、米一極時代のピークだった。米国のみが、「ITバブル」によって空前の繁栄を謳歌していたからだ。しかし、新世紀に入ると、米一極時代は危機を迎える。まず、「ITバブル」が崩壊した。ついで米国は、アフガン戦争(01年)、イラク戦争(03年)を開始。07年には「サブプライム問題」が顕在化。08年9月に起きた「リーマンショック」から米国と世界は、いわゆる「100年に1度の大不況」に突入していく。ロシアでは、「これで、米国の『一極世界』が崩壊したのだ」といわれている。

?ここ数年、世界で起こったもっとも重要な変化。それは、「米国が衰退し、一極時代が終わったこと」だ。日本人は、このことをしっかり脳みそに刻んでおかなければならない。米国は、「ロシア-グルジア戦争」の時、グルジアを守っただろうか?米国は、ロシアの「クリミア併合」を止めることができただろうか?いずれもNO。そう、米国のパワーは年々衰えているのだ。

?米国一極時代の終焉に伴って、第2の変化が起きている。それは、中国とロシアが「狂暴化している」こと。なぜこれが「米国の衰退」と関係しているのか?

?米国が強力であれば、中ロは恐れておとなしくしている。しかし、米国が弱くなれば、中ロは「国益」を遠慮なく追求できるようになる。だから、中国は東シナ海、南シナ海で暴れ、ロシアはクリミアを併合できたのだ。

?もう一度まとめると、(1)米国が衰退した
?そして(2)中国とロシアが狂暴化した
?この二つが、世界情勢でもっとも重要な変化である。

?では、この変化は、日本にどのような影響を与えたのか?答えは簡単で、「日中関係が悪化した」。中国は、「米国は弱体化して、同盟国の日本を助けられないだろう」と予想し、攻勢をかけてきたのだ。10年9月、「尖閣中国漁船衝突事件」が起こった。どう見ても中国が悪いのだが、同国は「レアアース禁輸」など、過酷な制裁を次々と日本に課した。さらに、世界にむけて「尖閣は中国固有の領土であり、『核心的利益』だ!」と宣言した。

?12年9月、日本政府が尖閣を「国有化」すると、両国関係は最悪になる。その後、中国は「領海侵犯」「領空侵犯」を常態化させた。13年1月、いわゆる「レーダー照射事件」が発生。同年11月、中国は尖閣を含む空域に「防空識別圏」を設定。今年5月、6月には、中国の戦闘機が自衛隊機に異常接近し、問題になった。

?こうした中国の動きには一貫性があり、「尖閣を奪いに来ている」と見るのが妥当だろう。実際、中国は世界に向けて「日本と戦争しますからよろしく!」と宣言している。

?信じられない?では、証拠をお見せしよう。(太字筆者、以下同じ)

<中国専門家「尖閣侵攻で強さ見せつける」?“戦争”発言に凍りついた瞬間?産経新聞 2014年2月23日(日)9時1分配信
?スイスで1月に開かれた「世界経済フォーラム年次総会」(ダボス会議)で、取材にあたった米メディア幹部がぞっとする「影響力を持つ中国人の専門家」の談話を伝えた。
?この専門家は「多くの中国人は尖閣諸島への侵攻で軍事的な優位を地域に見せつけ、シンボル的な島を確保することができると信じている」と語った。
?世界大戦の引き金になりかねない話の行方に、周辺は凍り付いたという。

?つまり、多くの中国人は、尖閣侵攻は「よいこと」と考えている。

<テーブルの出席者は静まりかえり、マイクを握った参加者の1人が
「岩だけで価値を持たない島のために世界戦争を起こす可能性を認識しているのか」
と質問したところ、この専門家は「理解している」と回答。
尖閣諸島はシンボル的な価値があると繰り返した。>(同上)

?実をいうと、これは「過激右翼の少数意見」ではない。中国を頻繁に訪れるロシア人たちに聞くと、「日本との戦争は不可避。戦争になっても中国は絶対負けない!」という機運が満ち満ちているという(中国人は、「ロシア=味方」と思っているので、ロシア人には本音をもらす)。
?
?日本人には信じられない話だが、むこうはとっくに「戦争準備」を進めている。10年から現在に至るまでの中国の動きは、すべて「尖閣強奪」に向けた「計画的行動」と見るべきなのである。

日本が中国の脅威を克服するには

?次に、日本が中国の脅威を克服する方法を考えてみよう。これは、簡単だ。日米同盟が強固であればいい。衰えたとはいえ、米国一国の軍事費は、世界総軍事費の40%以上を占めている。中国は、既に軍事費世界2位だが、それでも米国の5分の1の水準に過ぎない。そして日本は、(米国に見捨てられた)グルジアやウクライナと違い、軍事費世界6位の強国である。

?日本一国で、中国と戦えば勝てない可能性が高い。通常兵器での戦いには勝てるかもしれない。しかし、中国が「尖閣を渡さなければ、東京に核を落とす!」とこっそり恐喝したらどうだろう?日本の政治家は「やれるもんならやってみろ!」と言えるだろうか?だが、日米が一体化して中国と戦えば、必ず圧勝できる。そう、大切なのは「尖閣有事の際、米国は日本を助ける可能性が高い」と中国が信じることなのだ。それが、尖閣侵攻を思いとどまらせる抑止力になる。(後略)?



(私のコメント)

集団的自衛権の問題は、だれが中国のスパイであるかを見分けるリトマス試験紙であり、集団的自衛権に反対するマスコミや文化人や政治家は中国のスパイと見るべきだろう。それくらい中国は日本やASEAN諸国に対して威圧的な行動と言論を取り脅迫してきている。それに立ち向かえるのは日米同盟だけですが、中国はロシアを味方に付けて攻勢をかけてきている。

アメリカは戦争をし続けてきて疲れ切っており、アメリカ兵を一人海外に送り出せば年間に1億円の費用が掛かると言われています。イラク戦争でも毎月1兆円の経費をかけてきたからアメリカも経済的に疲弊して、リーマンショックで致命的な打撃を受けてしまった。FRBはドルをばら撒き何とか耐えていますが、金融経済に傾きすぎて製造業は衰退してしまった。

オバマ大統領は、製造業をアメリカに呼び戻そうとしていますが、アメリカは乾電池すら作れない国になっている。いちど製造業をスクラップしてしまうと人材も離散してしまって、新たに人材を育てなければならない。日本も円高が続いて製造工場は海外に移転してしまって、多くの工場がスクラップになってしまった。

中国に日本の製造メーカーの工場が移転して中国は日本を上回る経済大国になった。日本を上回る経済大国になった事により軍事力も毎年二桁の軍事費の増大が続いて、海空軍の近代化が進んできている。中国は大国意識を持ち始めてアメリカに対抗意識を隠そうともしなくなりましたが、太平洋を東西に分割することまでアメリカに持ちかけている。

オバマ大統領はそれに呼応するように防衛ラインを、アラスカからハワイからオーストラリアに伸びる戦を防衛ラインを後退させつつありますが、ASEAN諸国や日台韓の三国は見捨てられて中国の勢力圏下に入るのだろうか? 先週行われた中韓会談は韓国がアメリカから中国へスタンスを変えた事を表すものですが、米韓は同盟関係にありますが、解消は時間の問題だろう。

経済的に見ても韓国や台湾やASEAN諸国は中国との貿易で多くのシェアを占めていて、中国なしではやっていけない状況になっている。日本は世界第三位の経済大国だから何とか持っていますが中国との貿易はアメリカよりも大きくなっている。だから中国は尖閣諸島の問題では攻勢をかけて来ていますが、アメリカの影響力は東アジアでも影が薄くなってきている。

ウクライナ問題でもアメリカは抗議声明を発するだけで、制裁も形ばかりの制裁しかできない国になった。この事がロシアや中国を強気にさせていますが、その影響をもろに受けるのが東アジアや東ヨーロッパだ。冷戦の崩壊で東西対立は過去のものとなりアメリカ一極時代がやってきた。だからアメリカは同盟国も切り捨てに入り、90年代からアメリカのジャパンバッシングが本格化した。

日本としてはなす術も無く、円高に吊り上げられて日本経済は締め上げられてしまった。円高株安が20年間も続いて経済停滞が常態化してしまった。NO2の日本をを叩くことは帝国としては当然の行為なのでしょうが、2008年のリーマンショックはアメリカ金融経済に致命的な打撃を与えてしまった。金融で世界を支配する戦略が破綻してしまったのだ。

中ソの共産主義と言う旗印は破綻してしまいましたが、最初から共産主義は独裁主義の隠れ蓑だった。だから最近になってロシアと中国が手を組んだのもプーチンと習近平の独裁体制では一致しているからだ。政府批判をするマスコミの記者は殺害されるか身柄を拘束されて牢屋にぶち込まれる。このような政治体制では経済が十分に機能せず、ロシアも中国も外国企業を誘致して経済を成り立たせている。

ブルガリア出身の琴欧洲関がテレビで「ブルガリアでは自動車の半分が日本車」と言っていましたが、ロシアは最新鋭のジェット戦闘機や宇宙ロケットは作れても、故障しない自動車は作る事が出来ない。軍事兵器技術と民間工業技術の逆転現象が起きており、軍事兵器は採算を度外視して作る事が出来るし、軍艦も戦車も戦闘機もコンピューターの塊ですが、民間の乗用車もコンピューターの塊であり、電子部品の多くは日本の電子部品メーカーが作っている。

だから中国もロシアもトヨタやホンダなどの自動車産業を誘致して技術の導入をはかっていますが、独裁体制では優秀な技術者は育たない。革新的で独創的な技術が開発されても独裁体制を揺るがすような発明は潰される。インターネットなどは独裁体制を揺るがすものであり中国やロシアでは制限されて監視されている。情報が共有されなければ画期的な発明が出来ないからだ。

中国やロシアは、グローバル化のおかげで西側経済を取り入れて経済発展してアメリカに再び立ち向かおうとしている。韓国も一応は民主国家という事になっているが80年代までは軍事独裁国家であり、今でも情報を統制して親日と言うだけで犯罪者扱いだ。新冷戦体制は民主主義対独裁主義の構図が浮かび上がり、中露対日米欧と言う対立軸に動くだろう。

北野氏はロシアがどちらに付くかを問題にしていますが、ロシアが民主主義国家では上手く行くはずがない。ロシアも中国もモンゴル帝国の末裔であり、彼らにはモンゴル帝国の血が流れている。韓国人もモンゴル帝国に侵略されて民族が変わってしまった。彼らは騎馬民族であり海の戦いは苦手で、日本遠征やインドネシア遠征では失敗している。台湾も領有は出来なかったから、台湾が中国に併合される事はないだろう。


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43 コメント

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日本で進む疎開都市 (地方紙記者)
2014-07-06 12:43:23
今回は椎名さんから、「分離していく日本」に
ついてお話していただきます。西日本のなかで、
つい最近まで人口減少が著しく、廃屋や放置田
だらけだった地域に大規模なソーラー発電施設
とEV自動車用の充電スタンドを備えた、新しい
住宅街が出来ています。よく整備された綺麗な
駅や病院もあり、何か災害があった場合もイン
フラやエネルギーの心配がありません。今後の
日本では、お金持ちだけで集まって、特権階級
のような町を作るようになっていくのか?
(福島の放射能対策? それとも核戦争対策?)
http://gokigen.org/sound/290.mp3

刻々と「日中戦争の準備」が進んでいるようです。
多数の官僚や政治家が西日本に移動しています。
おーい、無職ニート (Unknown)
2014-07-06 13:32:30
 本日は日曜日。遠慮無く昼間から書き込んでくれw
ロシアは中立 (Unknown)
2014-07-06 13:33:39
中国が封じ込まれて、国内問題を戦争などの国外問題に転嫁できなくなれば内乱・分裂へ動く可能性が高い。

ロシアは中国の脅威を受けており、分裂となって国境を接する国が弱体化・親ロシア化することは途方もなく大きなメリット。
中国ネット上に「中国が台湾を攻撃したら、三峡ダムをミサイル攻撃しろ!」 (Unknown)
2014-07-06 13:59:33
中共三峡ダムをミサイル、爆弾で決壊すれば共産党一味、数千万人に懲罰が下る!

・東シナ海が赤い共産バッタ、ねずみの死骸で海洋生物がホクホク、中国共産党独裁国も世界に散らばって逃亡崩壊!
・台湾は国家存亡をかけて「三峡ダムにミサイルをぶち込む!」と恫喝するだけで一銭もいらない抑止力になる。
・北朝鮮もミサイル発射基地を東海岸から中国三峡ダムに近い西海岸も移動した。ネットでかく乱情報を流せば金はかからん。

・日本「大型ミサイル一発で三峡ダムは崩壊させる」と言えば震え上がる、日本製は命中率100%でピンポイント。
>日本に悪意持つ、無能オバマはウクライナで躓き、日中韓でも躓く(三) (Unknown)
2014-07-06 14:07:35
慰安婦問題と尖閣の防衛問題がいま同時に現われたのは偶然ではな!、韓国と中国を用いてアメリカがあらためて敗戦国日本を抑えたがっている点に問題の本質があるのだ!-- つづく
http://www.nishiokanji.jp/blog/?p=1446
中共を去勢する核弾頭クラスの経済制裁! (世界に猛繁殖の赤い群盲バッタ)
2014-07-06 14:27:09
>米国債の最大の保有国である中国にどんな制裁の手があるのか?

米国内法
  http://turumi-jinjya.blog.so-net.ne.jp/2014-06-01
「国際緊急経済権限法」(IEEPA法 1977年制定)とは 
    ↓        ↓
オバマでは無いつまり、「制裁意志力」を持つ大統領署名一つで、中国が対米軍事、経済の脅威とすれば、中国への債務(米国債)を消去できる事で、これに対する防御策は中国には何も無いのだ。
Unknown (Unknown)
2014-07-06 15:01:26
>しかし、中国が「尖閣を渡さなければ、東京に核を落とす!」と
>こっそり恐喝したらどうだろう?
>日本の政治家は「やれるもんならやってみろ!」と言えるだろうか?
>だが、日米が一体化して中国と戦えば、必ず圧勝できる。

中国が、アメリカが介入してきたら、ワシントンDCやニューヨークに核を落とすと
恫喝してきたら、アメリカは介入できないだろ
日本の為に主要都市を犠牲にする覚悟もメリットもアメリカには無い
日米が一体化して中国と対峙するには、日本の核武装をアメリカが認めることが必須条件だろ
Unknown (とんぼ)
2014-07-06 15:25:52
集団的自衛権でワイワイやってますが、
安倍政権の進める移民政策、かなりやばいものじゃないですか。
NATOで固めたEUとは違うのに、本当のセキュリティーホールを
開けてしまう愚策でしかないと思います。
アメリカの強い意向でやらされているのかも
しれませんが、保守の人達は平気なんですね。
Unknown (Unknown)
2014-07-06 16:16:57
あいつらユダヤ朝鮮裏社会の連中は日本人を排除し
国土そのものを奪い乗っとるつもりなんですな
日本婦女子の性器が欲しい
と、
こだわり男子は奴隷か抹殺ですね。
そんなに簡単に事が進む分けねえだろ独立党があるかぎり
今にみてろ!!
株式日記なので尖閣進撃で株はどうなるかの解説が欲しかった (Unknown)
2014-07-06 16:17:02
安部首相が異常なほどの速度で集団的自衛権の閣議決定を急いだ裏には、中国の尖閣進撃が現実のものになる可能性が大きかったからだろう。
何とか与党の公明党を説き伏せて閣議決定になったのでこれで一段落ということになる。

しかし中国がこの程度のことで諦めるはずがない。
いずれ近いうちに尖閣への進撃があると予想する。
まずはその前に、航空自衛隊の偵察機を中国空軍の
スホーイ戦闘機がミサイル攻撃して撃墜するはず。

これでいよいよ日中の戦火が始まる訳だが、ここは
株式日記。戦争や思想のことばかりではなく株や経済への影響も解説して欲しかった。
TORAさんや私もそうだがリタイアして不動産や株などの投資で食っている人間は戦争よりもなによりも経済だ。
資産を全部失って、年金だけになればそれこそ毎日インスタントラーメンや乾うどんの生活になってしまう。

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