日大の田中理事長は、体育会気質で情に厚く、人望もあって人脈は広いが、
これまで広域暴力団の住吉会会長や山口組組長との写真が流出している
2018年5月24日 木曜日
◆日大アメフト部OBたちが決死の覚悟で守ろうとしているもの なぜ稚拙な対応しかとれないのか 5月24日 伊藤博敏
「田中ファミリー」
日本初の危機管理学部を創設したのがブラックジョークとしか思えない、日本大学の遅くて稚拙な対応に対し、関西学院大学のクオーターバックの選手を負傷させたアメリカンフットボール部の宮川泰介選手(20)が行なった謝罪会見は、その真摯で誠実な受け答えと合わせ、負傷した選手と家族、関西学院関係者、そして騒動を知る国民を、十分に納得させるものだった。
本来、危機管理とは、何を守り、何を守らないかを迅速に判断したうえで、公表すべきは公表し、謝罪すべきは謝罪するもの。許されないのは、保身に走って情報を小出しにし、謝罪や会見を後回しにすること。そうすれば、対応が後手に回って炎上する。
今の日大がまさにそうだ。まして「責任は俺が取る」と、宮川選手に試合後、語り、「すべては私の責任」と、19日の会見で述べながら、「責任」の中身に言及せず、宮川選手が前に出ざるを得ない状況に追い込んだのは内田正人前監督であり、教育者としては、まさに万死に値する。
内田氏は、そして日大は、なぜ稚拙な対応しか取れないのか。日大関係者が口を揃えるのは田中英寿理事長の存在である。
「昨年9月、4選を果たした田中さんはドンとして君臨、逆らう者がいない体制を固めている。それを公私にわたってサポートしているのがアメフト部OBなんです。内田さんと井ノ口(忠男)さん。だから田中さんは、アメフト部の問題にしたくないし、それを承知の内田さんは、やり過ごそうとして墓穴を掘った」(日大元理事)
田中理事長は、現役時代、学生横綱、アマ横綱など34のタイトルを獲得したアマ相撲の実力者で、引退後は相撲部監督として後輩を指導、大翔鳳、舞の海など多くの力士を育て上げる一方、学校経営にも参画。スポーツ部を束ねる保健体育審議会事務局を足場に、理事、常務理事と順調に出世し、08年、理事長に就任した。
体育会気質で情に厚く、人望もあって人脈は広いが、その清濁併せ呑む人柄が仇となり、これまで広域暴力団の住吉会会長や山口組組長との写真が流出、その交遊が国会で問題になったことがある。また、常務理事時代には建設業者からのバックリベートが取り沙汰され、内部調査を受けた。
いずれも決定的な証拠はなく、疑惑の指摘にとどまっているが、それだけ敵が多いのも確かで、長期政権を敷く間に理事を仲間や側近で固めて、支配権を確かなものにした。その際、自分との距離感を計るのに使うのが、優子夫人が経営する阿佐ヶ谷の「ちゃんこ料理たなか」である。
「そこを頻繁に利用して、田中理事長だけでなく、優子夫人にも認められるのが出世の条件。ばからしいと距離を置くのは健全だが、それでは田中ファミリーの一員にはなれず、出世しない」(日大関係者)
その田中ファミリーの筆頭が内田氏。「フェニックス」の愛称があるアメフト部OBの内田氏は、田中氏より10歳下で、その足跡を踏襲して出世してきた。フェニックスには篠竹幹夫という名物監督がいて、日大をアメフト界の名門校に育て上げたが、内田氏は篠竹監督をコーチとして支え、03年、後を継いで監督に就任した。
その一方、田中氏の後を受けて保健体育審議会事務局長となって体育会を支配、理事を経て、昨年9月、田中4選が決まった理事会で常務理事に就任し、実質的なナンバー2として田中体制を支えることになった。
この理事会で理事に抜擢されたのが井ノ口氏。内田氏の2年後輩のフェニックスの主将だが、井ノ口氏は田中ファミリーと近くなってから大学の内側に入るという特異なケースを辿っている。
「井ノ口さんは大阪でスポーツ関係の事業会社を経営しているんですが、広告代理店を営む実姉が優子夫人と懇意になって、田中ファミリーの一員となった。それで井ノ口さんと田中さんとの関係が生まれ、内田さんとの縁も復活した。彼が、日大に深く食い込むのは、日本大学事業部の起ち上げからです」(前出の日大関係者)
ある種の防御壁
株式会社日本大学事業部は、学生と教職員を合わせて10万人のマンモス学校法人の福利厚生面を事業化することによって、その収益を日大に還元しようというもの。田中理事長の発案で、9年7月に開設準備室を設け、10年1月、設立した。
保険代理業、人材サービス、キャンパス整備、学生生活支援などを事業化、提携する会社がマンモス学校法人に配慮するのだから収益力は高く、例えば、全国のキャンパスに設置する自動販売機は、設置台数、販売本数とも膨大で、それが収益に直結する。
この担当役員が内田氏で、事業手腕のある井ノ口氏がそれを支える。井ノ口氏は、当初、田中氏の推薦を受けてアドバイザーとして関与し、11年9月からは事業企画部長に就いた。その際、名刺には「理事長付相談役」と刷り、内外に田中理事長との関係をアピールした。
この日大事業部の1期生として新卒採用されたのが、フェニックス出身の井上奨氏。宮川選手に「相手のクオーターバックを1プレー目で潰せ」と、指示したコーチである。井上氏には、ビデオ出演に絡むスキャンダルがあったとされ、その過去を封印するように内田氏が日大事業部に迎え入れた。
その後、井上氏は保険代理店出向などを経て退職。大学職員となり、日大豊山高校のアメフト部監督を務めて宮川選手を指導。フェニックスでもコーチを務めている。宮川選手にとっては逆らえない存在で、試合前、井上氏に「できませんでしたじゃ、済まされないぞ!」と、ハッパをかけられると、「殺人タックル」を仕掛けざるを得なかった。
同じフェニックスコーチの井ノ口悠剛氏は、井ノ口氏の子息で、子供のいない田中夫妻、ことに優子夫人に可愛がられ、運転手を務めることもあるという。
こうして、相撲部出身の田中理事長を公私にわたって支えているのがフェニックスOBたちである。学内外に敵も多く、メディアの攻撃を受けることの多い田中氏を、内田氏、井ノ口氏、井上氏らが、日大事業部という会社をある種の「防御壁」にして守っているわけで、このつながりは深い。
したがって殺人タックル事件は、4期12年体制を固めた田中体制を、内側から揺さぶる危険性があった。
内田氏としては「私が指示した。私の責任です」と、全てを受け止めることはできなかった。その躊躇が、遅すぎる対応となって宮川選手を追い詰め、国民的指弾を受ける結果となったのである。
(私のコメント)
日本の大学の質的な劣化は、大学という利権体質が腐敗しているからだ。少子化の時代にあって大学が増える理由がありませんが、おいしい利権体質に群がるように大学が設置されて、大学の授業料は上がり続けている。大学というのは親バカにつけ込んだ集金マシーンであり、大学生一人を出すには500万円から1000万円もの学費を払わなければならない。
日大はマンモス大学と言われるように、全て合わせると10万人という非常に大きな大学だ。問題の根源はアメフト部の内田監督だけにあるのではなく、日大という大学の体質に問題が有り、理事長の田中理事長の超ワンマン体制に問題があるようだ。広域暴力団の住吉会会長や山口組組長とも関係があり、理事長がヤクザの関係者では教育機関とは言えない。
内田前監督は日大のNO2であり、日大のNO2に取り立てたのが田中理事長であり、理事は田中理事長の即金で固められていて、風通しの悪い体制のようだ。トップがヤクザの関係者ではポン大も地に落ちたものですが、日大出身の大人たちはどのように見ているのだろうか。
アメフト部に限らず、日大の体育会系的な体質は相撲部などにもあり、大相撲でも暴力事件ざたが話題になった。大学は教育機関なのだから体育会系だから許されるという事はなく、一年奴隷、二年平民、三年天皇、四年神様と言われるように上下関係が厳しい。傍から見ればおかしなものですが、それが年功序列の元になっている。
このような上下関係の厳しさは儒教から来ていると言われていますが、これも行き過ぎればトップが狂ってしまうと組織全体が狂ってしまうという弊害をもたらす。だから程度問題であり、1年も歳が違えば言葉遣いまで変えるというのは行き過ぎだ。だから会社でも能力よりも年功が優先されて年功序列が出来てしまう。
日本の企業文化である年功序列を変えるには文化も変える必要がありますが、日本企業に能力主義を取り入れるのは簡単ではない。年功序列主義だとどうしてもよそ者に対して排他的になり、中途採用などでは不利になってしまう。若くて優秀な者が無能な高齢社員にこき使われれば、若い社員は逃げ出してしまうだろう。
大学の運動部でも、年齢で能力が決まるわけでもないのだから、一年奴隷 二年平民 三年天皇 四年神様というのでは、優秀な一年生が集まらないといった弊害も出てくるだろう。農耕社会では経験がものを言うといった面がありますが、工業化社会では進歩のスピードが早くて経験だけでは対応ができなくなってきている。
私も学生時代に運動部の経験はありますが、先輩たちはどうしてあれほど威張り散らすのだろうか。確かに先輩を敬うという事は必要ですが、上下関係で人間社会を見るのは間違い出てはないだろうか。上下関係を作るというのなら能力で上下関係を作るべきであり、そうでないと他から優秀な人材をスカウトしてくることができなくなる。
日本企業に優秀な外人社員が来ないというのも、能力社会ではなく年功社会だからだ。しかし能力主義といっても明確な基準があればいいが、無ければコネやゴマすりで出世したりするから弊害もある。トップに求められるのは能力ばかりでなく公正さと人徳も必要であり、今回のアメフトの傷害ざたは明らかに狂っている。
ルール違反のタックルをした選手は未熟な学生であり、監督やコーチに唆されたらしい。教育機関である大学でそんな事を教えていいのだろうか。日本大学という体質そのものが狂っているからそのような監督が生まれる。コーチにも責任があり、今回はコーチが責任を負わされるようだ。しかし問題の根源は日大の田中理事長に問題がある。










アメフトはアメリカのフェアを重視する実質国技だからなあ。
自分はNFLではグリーンベイが一番好きです
貴乃花の母親の藤田紀子は相撲の誤審について「私達の時代も誤審はあったけど黙って我慢してきた。だから今の人達も我慢しろ」と言った。
俺の親父も同じ。俺が親父の子供虐待(暴力)を大人になってから批判したら、親父はこう言った「俺が子供の頃は当たり前だった」ってね。
自分が若い頃は当たり前だったから、やってもいいんだと言う老人の思考が理解できないね。なぜ「自分の時代は人権意識が低かった、民度が低かった、しかし若者達に同じ思いをさせてはいけない、変えていかなきゃいけない」と考えられないのか。民度が低かった自分達の時代を自慢して開き直るなよ。