株式日記と経済展望

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この時代の朝鮮人は、「てにをは」に相当する日本語を覚えるだけで、日本の書籍を読むことができた

2013年09月09日 | 歴史

この時代の朝鮮人は、「てにをは」に相当する日本語を覚えるだけで、日本の岩波
文庫はもとより、日本で流布されている書籍の大半をそのまま読むことができた。


2013年9月9日 月曜日

ハングルは15世紀の制定当時、どのように呼ばれていたのか、その名称を記せ。 9月8日 極東ブログ

そもそも「近代以前の韓国」ってなんだよ、というのはさておくとして、概ね、女真族と見られる李成桂が打ち立てた李氏朝鮮の時代を指しているとしてよいが、ちょっと微妙なのは、李氏朝鮮が1897年にに国号を大韓帝国として皇帝を頂く帝国を自称して以降は近代のなのか。いずれにせよ、李朝ではハングルは「漢字ハングル交じり」ではなかった、ということを出題者は言いたいことがここからわかる。

 「漢字ハングル交じり」になったのは近代以降である。その嚆矢はというと、この本にもあるが、朝鮮政府顧問の井上角五郎が提言して実現した官報「漢城周報」で、それ以前の「漢城旬報」は朝鮮の公式文書のように漢文だった。

 この井上の提言は、朝鮮の近代化には、ナショナルな言語である朝鮮語の新聞の発行が重要だとした福沢諭吉の示唆を受けてのものだった。ようするに、福沢諭吉が、「漢字ハングル交じり」を生み出したと言ってもいい。当時の朝鮮知識人はこの「漢字ハングル交じり」に反発していた。

 つまり、前半の「近代になってから韓国の出版物の多くは、日本の漢字仮名交じりと同様に、漢字ハングル交じりで作成されてきたが、近年ではハングルのみとする傾向が強まっている」というのは、「福沢諭吉の指導で、韓国の出版物の多くは、日本の漢字仮名交じりと同様に、漢字ハングル交じりで作成されてきた」ということ。そして「近年ではハングルのみとする傾向が強まっている」という近年は、光復後のことである。

 あらためて言うまでもないが、日本語と韓国語の文法はほとんど同じ(おそらく同起源の言語に日本が白村江戦で負けてから和語を当てはめて作成した人工言語が日本語なのだろう)なので、「漢字ハングル交じり」のハングル部分は、いわば日本語の「てにをは」に当たる。このため、この時代の朝鮮人は、「てにをは」に相当する日本語を覚えるだけで、日本の岩波文庫はもとより、日本で流布されている書籍の大半をそのまま読むことができた。うがった見方をすると、そういうことがないように、李承晩は「漢字ハングル交じり」を排したと言えるのではないか。幼い子供にも千字文を学ばせていた国なんだから、戦後の日本のように基本の漢字くらいは残しておけばよかったように思うが。

 設問に戻ると、ハングルは李氏朝鮮の第4代王の世宗が「訓民正音」として1446年に公布したもので、意味は「民を訓える正しい音」ということ。つまり、漢字の音を表記するための工夫だった。漢字があってこその「ふりがな」と言ってもよいだろう。元来は、朝鮮半島が元朝支配下にあったときの文化遺産であるパクパ文字を元にしたものだった。

 なお、「訓民正音」はその公布年からしても、当時のその音の仕組みを記した漢文書籍を指す。その書籍の公布をもって「訓民正音」という歴史事象が創作されたというほうが正しいかもしれない。いずれにせよ、それをもって「ハングル」の当時の呼称と言えるかは、むずかしい。

 世宗は「ハングル」の普及のために諺文庁という文化機関を設置したが、李氏朝鮮の第10代王・燕山君の時代、1504年にいわばハングルの焚書坑儒的な弾圧が行われた。また燕山君がクーデターで失脚した後の第10代王・中宗もハングルの弾圧は引き続き、諺文庁も閉鎖された。かくしてハングルは公式には禁止された。もちろん、日本人のひらがなのように民衆の文字としては利用されてはいた。(中略)

この時代、中華圏の文化に迎合していた李朝では、漢文が公式文書である。当然、それ以外として、ひらがなのように読み下すための表音文字が公式ではないとされるのは同義反復にも近い。また「中国語に対して朝鮮語を「諺」と呼んだ」というのは、彼らの意識では、中国語が方言化したようなものだったということではないだろうか。

 ただし、燕山君以降の弾圧の経緯を見ると、このウィキペディア的な解釈はそのころにはあっただろう。
 ま、話は以上である。東大側の正解は何であっただろうか。

 余談になるが、ウィキペディアを見ると、なんとか、「諺文」を「正音」に置き換えようと、努力している人がいるようすがうかがえる。それをもって歴史修正というほどでもない。歴史とはそもそも史観であり、史観のなかで歴史事象が命名されるものだから、歴史学的に「正音」としてもよいだろう。が、「ハングルは15世紀の制定当時、どのように呼ばれていたのか、その名称を記せ」となると、それとは別になる。

 ところで、この問題で私が「くすりと笑った」のは、ウィキペディアでは「日本併合時代までこの呼称が用いられた」とあるが、これは昭和の時代の人なら「オンモン」という呼び方を知っていた。日本にいる朝鮮人や朝鮮系の人々も普通に使っていたものだった。つまり、そのころは、普通に、現在、ハングルと呼ばれている表音文字は「オンモン」だった。東大の問題は昭和的には常識の部類だったのである。もちろん、それゆえに歴史学的に正しいというわけではないが。

 むしろ「ハングル」の登場に多少違和感があった(朝鮮語という意味ではある程度知られていたが)。
 私の記憶にもあるが、NHKで「ハングル講座」が開始したのは、1984年つまり昭和59年のことだった。このころいろいろ話題になっていた。
普通に考えれば、「ハングル講座」ではなく、「朝鮮語講座」だからである。もめていた。「朝鮮語講座」ではなく「韓国語講座」だろなども。結局、「アンニョンハシムニカ・ハングル講座」になったが、さらにもめていた。「ハングルって文字だろ」「ハングル語講座か?」などなど。そのなかで、「文字はオンモンだろ」とも言われていたのだった。


(私のコメント)

昨日の8日には、再び新大久保で反韓国デモが行われましたが、韓国が反日活動を続ければ日本でも反韓国デモが続くことになるだろう。韓国のパククネ大統領がG20の国際会議でも日本の歴史認識を批判したそうですが、オバマ大統領との会談でもメルケル首相との会談でも日本の歴史認識を批判している。

これは韓国の危機意識の現れでもあり、韓国のアイデンティティーの弱さに問題があるのだろう。朝鮮半島を韓半島と呼ぶべきか迷いますが、使われている言語も朝鮮語と言うべきか韓国語と言うべきか迷います。南北に分かれた国家も北朝鮮と南朝鮮という呼び方も問題があるようですが、アメリカは北朝鮮をノースコリア、南朝鮮をサウスコリアと呼んでいますが、日本は韓国と呼ぶように決められています。

日本は北朝鮮を「朝鮮民主主義人民共和国」と読まされていたり、南朝鮮を「韓国」と呼ばされていますが、NHKでは朝鮮語講座と言うべきか韓国語講座と言うべきか問題があったようだ。その結果「ハングル講座」と呼ぶようになったようですが、日本の放送局はどうして主体性がないのでしょうか。アメリカのように「コリア」で統一しているように、戦前は「朝鮮」と呼んでいたのだから「北朝鮮」南朝鮮」「朝鮮語」で統一したほうがいいと思う。だから韓国人も「南朝鮮人」と言えばいい。

このように、放送業界がふらふらしているから、国名や地名や言語名に至るまで混乱してしまう。南北朝鮮人がこのように呼び方にも拘るのはアイデンティティが薄弱だからであり、朝鮮半島の歴史は属国の歴史であり、「韓」という言い方も元は「汗」という文字を変えただけという説もある。

「株式日記」ではハングル文字の起源はモンゴルのパスパ文字が起源だと書いたことがありますが、中央日報でもこのような記事があった。


「訓民正音、モンゴル‘パスパ文字’の影響受けた」…高麗大教授 2008年11月15日 中央日報

  「訓民正音とハングルに関する国粋主義的な研究は、この文字の制定とその原理・動機の真相を糊塗してきたと言っても過言ではない」。

  国語学者のチョン・クァン高麗(コリョ)大名誉教授(68)は訓民正音の‘独創性’について、国内学界の主流とは異なる見解を示した。 訓民正音は創製の過程で、モンゴルの‘パスパ文字’を参照し、その影響をかなり受けたということだ。

  パスパ文字とは、元の世祖フビライ・ハンがラマ僧のパスパ(八思巴)に命じて作り、1269年に頒布した文字だ。 漢字の発音とモンゴル語を記録できる文字として「蒙古新字」とも呼ばれる。元の影響を大きく受けた高麗だけでなく、朝鮮初期の知識人はこのパスパ文字について相当な知識を身につけていたという。 (後略)


(私のコメント)

コリアという英語名は「高麗」から出た言葉であり、「高麗」はモンゴル帝国の属国となり、150年間支配された。元寇の役で日本に攻めてきたのは主に高麗兵であり、この事からも韓国が日帝支配以前に外国に支配されたことがないというのは嘘だ。このように朝鮮半島は中国王朝やモンゴル帝国などの支配を受けた国家であり、ハングル文字の起源はモンゴルの影響が大きい。

モンゴル帝国が滅びると高麗も滅んで、李氏朝鮮が建国されましたが、李氏朝鮮では清国の支配を受けて漢文が正式文字となり、ハングル文字は庶民が使う文字とされ弾圧された。ハングル文字が再び公に使われるようになったのは、福沢諭吉が提唱して漢字ハングル交じりで作成されるようになってからだ。

戦後になって漢字ハングル交じりが廃止されたのは、いろいろ理由があるのでしょうが、中国や日本の影響を排除する意味があったのだろう。特に漢字ハングル交じりの文章では「てにおは」などを覚えてしまえば日本語とほとんど変わらないことになり、当時の李承晩は「漢字ハングル交じり」を排してハングルのみの文字を用いるようになった。

同じことは中国にも言えますが、中国は戦後になって漢字を大きく変えてしまった。漢字を使っていると覚えるのに手間がかかって欧米文化に後れを取るという理由からですが、韓国、北朝鮮がハングルに統一したのも同じ理由だろう。日本でも当用漢字制限などで漢字が制限されましたが、欧米文化に後れを取るという事は無く、むしろ欧米文化の翻訳などで韓国のハングル文字や中国の簡体文字は混乱が生じている。

日本という国名は、ニホン、ハポン、ジャポン、ジャパンとなまってきた繋がりはありますが、韓国のコリアの語源は「高麗」だ。中国もチャイナの語源は「秦」であり、国は変わっても国名が変わらないのが普通ですが、中国も韓国も日本に対してだけはいちゃもんをつけてくる。中国も韓国も戦後にできた国であり、文字も変えて過去との歴史を断ち切ってしまったことから、歴史の繋がりのある日本に対して攻撃してくるのだ。中国人や韓国人の方が過去の歴史を知らないのは戦前の文字が読めなくなってしまったからだ。

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Unknown (mond)
2013-09-09 14:07:13
日  旭日(キョクジツ)のジツ
本  ホン
国  グォという中国訛り

それで ジパッングォ → ジパング → ジャパン

という僕の理解
センター試験の外国語に韓国語を導入、在日受験生に30点も下駄をはかせることをした (Unknown)
2013-09-09 14:27:45
 ↑ 城内実47はおかしい 人事にも妥協は必要だけど・・・大事なことにこの男を関わらせて欲しくないな。
>>日本教育界、教科書は韓国-朝鮮語汚染まみれ ← センター試験問題にキムチ!英語のリスニングテスト

「韓国で食べた焼肉の味が忘れられない。」 ← これを文節に分けろ、という問題があって、塾のテキストも韓国ごり押しだらけ。英語の教科書では、少女時代が紹介され、音楽の教科書も、なぜかアリランが載ってる。道徳のテキストでは、新大久保駅で人名救助で命を落とした韓国人の話が掲載されてる。授業で学ぶ内容に、韓国が絡んでくるのが今の教育の現場です。文科省よ!日本の子供たちの未来の為に、ちゃんとした仕事をしろ!~ぽよぽよ
Unknown (Unknown)
2013-09-09 14:34:43
>>日本の英語の教科書が異様、異常 

韓国記述を背景にした教科書が編纂されているのは英語だけては無い。国語の教科書でも社会の教科書でも、韓国が取り上げられ、朝鮮の民話、小説、朝鮮からの文化の渡来などが記されている。
・なぜ韓国なのでしょうか?
・なぜ教科書出版社はことさらに韓国を取り上げて、教科書を作成するのか?
・なぜ英語の教科書に”韓国”が登場してくるのか?
・なぜ特定の教科書出版社がそのような教科書を編纂するのか?
・なぜ教科書の執筆者が朝鮮人なのか?
・なぜ竹島と朝鮮半島との間に国境を図示しない教科書を作成するのか?
・なぜこのような教科書が選択されて有無を言わさず与えられてしまうのか?
・なぜ父兄におかしいと訴える場がないのか? ~by反韓人
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-924.html
>>裁判官が朝鮮系・左翼なのでしょう

在日不正義特権 問題 ⇒ センター試験の英語で幼児向けハングル語(朝鮮語)が選択可能 英語より平均点が51点も高い
http://www.youtube.com/watch?v=r7x9TK9CY5A
"法曹界からは日本に脅威の声" 生まれも育ちも韓国3人、日本国司法試験合格? 弁護士に増殖の南鮮人問題---公平な裁判が出来ないとわかってる奴を何故受からせる 日本人は法律学んだら、検察か弁護士になれる。 チョンは弁護士に しか なれない。 弁護士に屑が多いのは、そういうこと。 韓国語での試験は超やさしい 不正優遇試験問題 ⇒ 設問「韓国人が日本人の女を強姦しました。有罪か無罪か ? 答えよ」のバカ問題!
http://www.asahicom.jp/national/update/1213/images/t_OSK201112130086.jpg
3頭出自、年 →元日本帝国併合地方のソウル出(30)、(28)、(25)
>>半島、中国には 近代化や科学技術の習得に不可欠な概念を示す言葉が、全く存在しなかった (Unknown)
2013-09-09 14:52:46
そこで明治維新以後に日本人が苦労して 外国語から日本語の漢字に翻訳した20万語に及ぶ漢字用語を、当時の中国人留学生達が吸収すると共に、莫大な日本語書籍も持ち帰り中国語に翻訳する際に使用しました。つまり 当時の日本は中国人に日本製の漢字用語を与えただけでなく、西洋の学問、思想、技術を中国人に指導することにより 中国の近代化に協力してしまい、今逆に南京捏造の反日の猛火を浴びているのです。
http://homepage3.nifty.com/yoshihito/kakumei.htm#coffee
新しい日本語 (ブログ)
2013-09-09 14:53:39
新しい日本語


2013年09月03日

1.公(Public)の場で使う言葉の創造

カテゴリ「言葉について」や「公と私論」などで書いてきたように、今の日本語は、前回見た二項対比、

A Resource Planning-英語的発想-主格中心
a 脳の働き(大脳新皮質主体の思考)―「公(Public)」
「対話」-社交性の重視

B Process Technology-日本語的発想-環境中心
b 身体の働き(脳幹・大脳旧皮質主体の思考)―「私(Private)」
「会話」-協調性の重視


http://celadon.ivory.ne.jp/article/73975085.html
歴史のある文明、歴史のない文明 (Unknown)
2013-09-09 15:37:42
>中国も韓国も戦後にできた国であり、文字も変えて過去との歴史を断ち切ってしまったことから、歴史の繋がりのある日本に対して攻撃してくるのだ。

岡田英弘氏の歴史学は独特で面白い。

■書評『岡田英弘著作集(1)歴史とは何か』 宮崎正弘
http://blog.kajika.net/?eid=1004626
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「歴史は文学である」。したがって「歴史家はみな文学者でなければならない。歴史を書くと言うことは創作活動なのである」

「歴史は過去に起こった事柄の記録ではない。歴史というのは世界を説明する仕方なのである」

したがって岡田史学の重要な予見的世界観とは、「シナ文明」は先が見えていて、「日本文明に完全に同化されるより道はあるまい」と断定的に予測されるところにある。いったい、そうした背景にあるものは何なのだろう?
  (後略)
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Unknown (Unknown)
2013-09-09 17:20:10
 あらためて言うまでもないが、日本語と韓国語の文法はほとんど同じ(おそらく同起源の言語に日本が白村江戦で負けてから和語を当てはめて作成した人工言語が日本語なのだろう)

この↑時点で胡散臭い記事かと
そもそも古代に韓国はないですw古代朝鮮語がどんな言語だったのかもよく分かってない。半島でも日本と同じように千数百年も連綿と同系統の文化が守られてきたとでも思ってるのかなw
“旧仮名遣い”と呼ばないで (Unknown)
2013-09-09 18:32:01


“旧仮名遣い”と呼ばないで

http://kan-chan.stbbs.net/word/

最終更新日時: 11/09/17 15:30

昭和版「ゆとり教育」のハンデを取り戻そう
 日本語の仮名遣いには二種類の標準スタンダードがあります。現代仮名遣いと、歴史的仮名遣い(正仮名遣い)です。また、日本語の漢字には、現在使用されている略字体だけでなく、伝統的な康煕字典書体(正字体とか、俗に旧字体とも呼ばれる)が使われることもあります。
 この頁では、いわば昭和版「ゆとり教育」の犠牲となった、約半世紀前まで日常生活で使われていた伝統的な日本語表記(正字正仮名)を中心に、知られざる日本語の歴史や、言葉に関する雑学を扱っていきます。
 明治~昭和初期の本や雑誌などの資料を読むことは、国語の授業で習う古典作品を読むよりずっと簡単です。文語体でなく口語体のものが多く、漢字や仮名遣いの違いを除けば、使っている言葉は現在と大して変りありません。そんな機会があった時には是非挑戦してみてください。
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http://kan-chan.stbbs.net/word/

なぜ正字正仮名を使うのか

戰前の文學作品や文獻の研究
 普通、學校の國語の授業で古典や戰前の近代作品を學ぶ時、前者は新字舊假名、後者は新字新假名に書き改められたものを使つてゐる。
 なるほど、これなら正字正假名を「苦勞しながら」讀んだりする手間が省けるかもしれぬ。 しかし、原文の持つ雰圍氣をもつと忠實に味はひたいといふのであれば、是非とも正字正假名で鑑賞してみると良いだらう。

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文章をレトロ調に味付ける
 数年前「おもひでぽろぽろ」と云ふ映畫があつた。 なぜ「おもいで」でなく「おもひで」なのか。 題名をレトロ調に味付けるためである。
 このやうな使用法を時々見かけるやうになった。 特に「~でしょう」を「~でせう」と書く人は多いのではないだらうか。

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言葉の美しさ
 俳句や短歌の愛好家には、正假名遣ひで詠む人も結構多い。 しかし、そのやうな俳句や短歌を新假名遣ひに直すと、途端に元の作品の持つ言葉の美しさが半減してしまふ。 不思議なものである。

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戰後の國語政策の問題
 現在の新字新假名は戰後普及したものであるが、現在では舊字舊假名から新字新假名へ移行したいきさつは、ほとんど忘れ去られてゐる。 實は、これは日本語を簡略化しようとする運動、或は日本語から漢字を絶滅させる陰謀(?)の副産物だつたのである。
 さて、日本語の漢字を難しいもの、面倒くさいものと考へてゐる人は結構居るかもしれないが、そのやうな傾向は戰前からあつた。
 タトエバ、エーゴ ナラ、アルファベット ガ、タッタ 26 モジ ナノデ、 タイプライタ デ ハヤク ブンショー ガ ウテル ノ ニ、ニホンゴ ワ、ヒラガナ、カタカナ、カンジ ト、カナリ オーイ ノ デ、タイプライタ ガ ツカエナイ。 コレ ワ、トテモ フベン ダ。 ダカラ、ニホンゴ ノ カンジ オ ゼンブ ナクシテ、カナモジ デ、ゼンブ カク コト ニ シヨー。
Arui wa, zenbu roma-zi ni siyo. Sono ho ga i daro.
(例えば英語ならアルファベットがたった26文字なのでタイプライタで早く文章が打てるのに、日本語はひらがなカタカナ漢字とかなり多いのでタイプライタが使えない。 これはとても不便だ。 だから日本語の漢字を全廃してカナモジで全部書くことにしよう。
あるいは全部ローマ字にしよう。 その方がいいだろう。)
 このやうに考へてゐた人も居て、中には「筆記體に出來る獨自の文字を」或は「日本語は捨ててフランス語を國語にしよう」など、突飛な發想の意見まであつたのだが、なかなか實現には至らなかつた。
 ところが戰後、またとない機會が訪れた。 戰後は古いもの、傳統的なものを捨てる風潮が高まつてゐたため、カナモジ派やローマ字派は早速それに便乘したのである。 日本が負けたのは、この難しい漢字のせいで教育が遲れてゐたせゐなのだ、アメリカのやうに少ない文字數で國語を書けるやうになれば、もつと教育が進むのだ、といふ理由で。 (しかしそれは事實ではない。江戸時代の日本は正字に加え假名も變體假名まで使つてゐるほどだつたが、寺子屋の發達により、世界有數の教育大國だつた。逆に、アルファベットを使つてゐた国でも教育の遲れてゐた國はかなりあつた。漢字を使つてゐるか否かよりも、教育制度がしつかりしてゐるか否かがむしろ重要だつた。)
 しかし、長い間使はれていた漢字を、おいそれとすぐに廢止できるはずがない。 取り敢へず日常生活でさしあたつて必要な漢字は千數百字(最終的には約二千字になつた)殘しておいて、當面の間は使へる漢字(つまり當用漢字)としよう。 あとは徐々に漢字を廢止していけばいいのだ、といふことになつた。
 しかし、この當用漢字表といふのが、日常よく使ふはずの漢字なのに入つてゐない漢字が非常に多く、彼はあつても誰がない、君があつて僕がない、僕がないのに我があり、しかし汝はないといつた具合で、とても不便なものであつた。
 また、その漢字も簡單な方がいゝといふことで、漢字の字體も簡略化された。 (體→体や萬→万のやうに)從來から筆記用を中心に使はれてゐた略字も結構採用されたとはいへ、中には、全く違ふ意味の漢字をある漢字の略字體に採用したり(藝→芸など)、略字の法則性が崩れてゐる ものも結構あつた(專轉傳→専転伝、佛拂沸→仏払沸、獨觸濁→独触濁)。 そのため、當初は評判も必ずしも良いものではなかつた。
 このやうに、この改革は漢字の筆記が樂になつたといふ利點の反面、あまりにも性急に行なはれ、無謀なところもあつたため、國語學者や文學者をはじめとする反撥も大きかつたらしい。
 それからこの改革は、戰前世代と戰後世代の文化的ギャップを大きくしてしまつたものでもあつた。 戰後世代の多くは夏目漱石すら原著で讀めないのである!  漱石ならまだいいが、新字新假名の“飜譯”のない本はどうなるのだらう。
 またこんなこともあつたらしい。 當用漢字表にない漢字は、ほかの漢字で當て字するやう學校で教へられた。 そこで新人社員は會社でそのやうな表記を使はうとしたが、戰前世代の上司には「何だこの書き方は! 間違ってゐる」と云はれ書き直されたといふ。 しかし、時が經つにつれ、新字新假名もかなり定着してしまひ、今度は逆に、戰前世代の上司が戰後世代の新人社員に「こんな漢字は、今はもうないのですよ」と言はれ書き直される時代になつてしまつた。
 また、人名に使へる漢字の自由度が非常に低かった(當初は當用漢字しか使へなかつたため、たとへば「宏」はダメだつた)のも不評で、後に人名用漢字表として人名のみに使用できる例外が追加され、當用漢字制限もなし崩しになり始めた。
 しかし昭和三十年代ともなると日本社會もだいぶ安定してきた。 昭和三十九(西暦1964)年三月にはとうとう、國語審議會に於いて、「國語は漢字假名交じりをもつて、その表記の正則とする。」と定められ、やつと日本語の漢字廢止化を免れた。 しかし、いつたん簡略化された漢字や、當用漢字制限のため改惡(?)された表記(熔接→溶接、諒解→了解、疏通→疎通、拉致→ら致、信憑性→信ぴょう性、など)などを元に戻すまでには至らず、結局ズルズルと今日まで至つてゐるのが現状である。
 このやうな經緯を知つてゐるために、今でも正字正假名で通す人も結構ゐる。 この戰後の國語政策を快く思つてをらず、是非日本語の傳統的表記を守りたいといふ考へからである。

(戰後の國語改革の經緯や問題點に關し、詳しいことは、福田恆存(ふくだ・つねあり)「私の國語教室」(絶版)を參照してください。)
『安倍晋三とヤクザと宗教』    小林よしのり   ゴー宣道場より (Unknown)
2013-09-09 18:48:23
「ブブカ」は
大した雑誌である。



AKB48の記事は
もちろん嬉しいが、
『安倍晋三とヤクザと宗教』
なんて記事が載っている。


これは面白かった。


パチンコ大嫌いなネトウヨが
安倍晋三を熱烈に推してるが、
「安倍の周辺では、
以前から地元企業との
癒着疑惑が囁かれてきた。
中でも下関の特定韓国系
パチンコ業者との
関係は有名です。」
なんて書いてある。


ほほ~~~~~~う。


ネトウヨは、
わしに対してはパチンコの件で
あれだけバッシングしているくせに、
安倍晋三なら
「特定韓国系
パチンコ業者との癒着」
を見逃すのか?


大した馬鹿だね。


さらに
統一教会と安倍一族の
関係は有名な話だ。
その証拠も「ブブカ」は
掲載している。


ネトウヨは統一教会が
朝鮮人の宗教団体だ
ということを知らんのか?


安倍晋三の妻が韓流大好きなのも、
元々、朝鮮との縁が
深いからではないのか?


ネトウヨは朝鮮が大嫌いらしい。


ではなぜ朝鮮との縁が
どっぷり深い安倍晋三より、
小林よしのりを叩くのか?


わしはこう見ている。


わしをバッシングしている
ネトウヨの正体は、
安倍晋三のケツ持ちの、
カルト教団や朝鮮人
そのものではないかと。


本当に朝鮮大嫌いな
日本人なら、
朝鮮人に縁の深い
安倍晋三を、
あれだけ熱烈に
支持するはずがない!


「ブブカ」って硬軟を使い分ける、
なかなかすごい雑誌だ。

Re.中国も韓国も戦後にできた国であり←それならば、日本人は、中国をシナとか、韓国を南朝鮮と呼んではいけないのでは? (李チャード・美姫(人口地震を許すな))
2013-09-09 19:14:03
>中国も韓国も戦後にできた国であり
その「歴史認識」なら、日本人ならば、北朝鮮は、北朝鮮。韓国は、南朝鮮ではなく、韓国と呼ばなくてはならないし
(米国人相手なら、北朝鮮はノース・コリア、韓国は、サウス・コリアでなければ通じない)。

中国は、間違っても、シナと呼んではならない。
と私は思うのですが。

中国のことを、中共と呼んだり、書いてたりしている人が
いるが、中共を国名とするなら、明らかに間違い。
中共とは、日本では、中国共産党の略語として使用する。(中国共産党≠中国)。

パククネは(ジンバブエの)ムガベを連想する。
実際に、
パククネあるいは、ムガベと入力すると、候補に、
無能とか、バカと出て来る。

>あらためて言うまでもないが、日本語と韓国語の文法はほとんど同じ(おそらく同起源の言語に日本が白村江戦で負けてから和語を当てはめて作成した人工言語が日本語なのだろう)
    ↑
何だこりあ?はぁ?脳内シースというか、妄想でブログを
書いてはいけない。
(ちなみに、人口地震・人口災害・不正選挙は、本当に存在する)。

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