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政府高官らによる“セクハラ”や、大学への裏口入学、不正入試問題など、あまりにも弛み過ぎた我が国のモラルの頽廃

2018年08月19日 | 政治

財務省次官など政府高官らによる“セクハラ”や、文科省次官ら文科省高官による、名門
大学への裏口入学、不正入試問題など、あまりにも弛み過ぎた我が国のモラルの頽廃


2018年8月19日 日曜日

2歳児救助、尾畠さん暗雲を払う! 8月17日 佐藤守のブログ日記

 女子レスリングの伊調馨選手へのパワハラ行為に始まり、日大のアメリカンフットボール部員による悪質タックル問題、続いてアマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟の山根明会長のパワハラと不正審判、恐喝事件、更に再び日大のチアリーディング部の女子部員に対する、部のOGである30代の女性監督がパワハラを働き、部の先輩や同期も嫌がらせを行っていたことが発覚してスポーツ界の裏に潜んだスキャンダル続きで社会は大いに揺れ、国民は社会的地位の高い“大人たち”の無能ぶりと逃げる行動にあきれ果てていた。


ところが今度は、全日本剣道連盟の「居合道」部門で、高額な金銭授受の不正が常態化していたことが明らかになり、居合道部が事実関係を認めたと言う。


 昇段審査に伴う審査料は一定額が定められているのは当然だが、居合道と言う『審査員の主観による判定』に基づくものでの金銭の授受だから、これは“賄賂?”だと受け取られても仕方あるまい。


 居合道と言う日本武道を代表する部門でも、実力よりも金で名誉を買い取ることが行われていたとは驚きだ。

 実力無くして高段位“だけ”を求める“野心?”が何ともいじましい。

 元禄武士が刀の切れ味よりも“装飾”に凝ったようなもの、戦いを忘れた男の見苦しさだ。武道精神も落ちたものだ。「ブルータス、お前までもか!」と言いたくなる。


 財務省次官など政府高官らによる“セクハラ”や、文科省次官ら文科省高官による、名門大学への裏口入学、不正入試問題など、あまりにも弛み過ぎた我が国のモラルの頽廃に、国民は開いた口がふさがらない状態が続いていた。


 他方、何ともおぞましいのは、米国のカトリック教会神父による児童への性的虐待という世紀のスキャンダルであろう。精神を学ぶべき宗教界も落ちたものだ!

 米国だけじゃなく、共産主義国である中国でも「尼僧に性的行為を強要した」と告発文が出て、 中国仏教協会トップが辞任している。

 一体地球人はどこまで堕落するのか?


 洋の東西を問わず、人間性の欠落は、目を覆いたくなるほど凋落している。

宇宙人から余りのモラルの低下を警告されるはずだ!


 そんな地球上に漂う重苦しい空気を吹き飛ばすような明るい話題が全国を驚嘆させた。

 それが山口県周防大島町で帰省中に行方不明となり3日ぶりに保護された同県防府市の藤本理稀ちゃん(2)を発見した捜索ボランティアの尾畠春夫さん(78)の快挙である。


 尾畠さんは、これまで全国の被災地支援や行方不明者の捜索に参加してきた方で、一緒に活動したことがある人からは「さすが尾畠さんだ」と称賛の声が相次いでいるが、各社が競うように取材して放映された画面からも、主役となった尾畠さんの素晴らしい人間性がじかに伝わってくる。各社のスタジオで彼と対話したコメンテーターらは、全く想像もできない彼の生きざまに“絶句”したに違いない。これが本来の日本人の男の生き様なのだ。

余りにも醜い所業が続いていたので、陰に隠れていただけなのだが、ようやく国民の目に触れた。


 「尾畠さんは平成28年の熊本地震や今年7月の西日本豪雨など、多くの災害でボランティアとして被災地に足を運んだ。28年12月には、大分県佐伯市で行方不明になり、約21時間後に発見された当時2歳の女児の捜索にも参加した」経験者であり、今回早朝から捜索していて藤本理稀ちゃんを発見した彼は、捜索に登って来た警察や消防から藤本理稀ちゃんを手渡すように言われたものの、まず母親に手渡す!と毅然とこれを断り約束を果たした。

「家族に対し「私が抱きしめて直にお渡しします」と約束していたという尾畠さん。「口約束も契約。警察が"渡してください"と来たけど、"イヤです"と言った。言うたことは守る。なんぼ警察が来ようが、大臣が来ようが関係ない。理稀ちゃんの顔を見せたときは、お母さんはもう声が出なかったな。あの嬉しそうな顔は、一生焼き付いて離れんだろうな」と振り返り、「人の命って重いから、何かお手伝いさせてもらえいたいなと思って参加した。尊い命が助かってよかった。"おいちゃん、ここ"と言った時は嬉しかった」と涙を浮かべていた。」


 彼は大分で発見された幼女が、両親をさておき救急車で病院に運ばれた事例を見て、何よりも案じている両親を無視する行動はとるべきではないと学んだからだと言った。そこに”官製捜索隊“とは一味違った人間としての息遣いが感じられ、感動した。


 彼の78年間の生き様は素晴らしい。何よりも65歳までお世話になった方々に恩返ししたいと言う精神が美しい。

 彼は昭和14年生まれで私と同世代だ。中には“男○○”のような同世代者もいるが昔は、大半の男は尾畠さんのような損得抜きの男が占めていた。

 私は8月、彼は12月生まれだそうだから、私が少し兄貴分だが、とても彼の一途な生き方はできそうにない。彼は我々同世代の誇りだ!

 記者に座右の銘を尋ねられた尾畠さんは「朝は必ず来るよ」と答え、理稀ちゃんには「人の痛み、悲しみのわかる人間になってくれたら」と話していたから涙が出た。

 この救出劇は、ひさしぶりに精神が曇りかけていた日本国民に、ハッと日本人魂をよびさまさせる出来事であった。

 仲間から届いたメルマガの中から、尾畠さんに対する賞賛の言葉があったので紹介しておきたい。(後略)


(私のコメント)

最近の世情は、佐藤守氏がブログに書いている通りの腐敗したモラルが満ち溢れるような世の中になってしまった。テレビのワイドショーがそのようなことばかり報道するからということではなく、身の回りにもワイドショーで取り上げられているような嘆かわしい事はたくさんある。

このような心の腐敗は、古今東西よくあることであり、日本は世界から見ればいい方なのでしょうが、格差が広がってきて世の中の歪が大きくなると、モラルの荒廃が起きやすくなって、不正が横行して正直者が馬鹿を見るような世の中になってしまう。

佐藤守氏は、「国民は社会的地位の高い“大人たち”の無能ぶりと逃げる行動にあきれ果てていた。」と嘆いていますが、そのような問題のある人物が社会的に地位の高い役職に付けるのかにある。社会的に高い地位に就くには人格識見に優れた人がなるべきなのでしょうが、トップにおかしな人物がつくと組織ごとおかしくなる。

社会的に高い地位に付くには、それなりの高い能力が要求されますが、モラルの高い人物でないとその組織が腐敗してしまう。優れた業績を残した人でも私利私欲に走ってしまったらロクなことにならない。だから腐敗しないように絶えず周囲が監視の目を光らせておくべきでしょうが、権力を持ってしまうと人格的に腐敗しやすい。

権力や高い地位を持つと、各方面から様々な誘惑があり、おいしい話も持ち込まれてくる。金や力があれば多少のことも周りが容認してくれるといった事もあるのでしょう。だから権力が長期化してくると私利私欲が出てきてモラルがおかしくなってしまう人が多いようだ。

だから社会的な地位の高い人のパワハラ事件やセクハラ事件が続出していますが、高い地位の人ほど人格や公正さが要求される。しかし実際にはそうなってはおらず、不正な手段で金と権力と地位を得ていくような世の中になりがちだ。しかしそうなってしまうと世の中が乱れてバラバラになってしまう。

今では、世のため人のために尽くすといったことは死語になってしまいましたが、家庭でも学校でもそのような教育はなされているのだろうか。それよりも自分さえ良ければいいと言ったエゴが満ち溢れるようになりました。むしろ人に不快な思いをさせることが嬉しいといった人が増えてきたような気がする。

困った人がいたら助けるといった、心の余裕のある人が少なくなり、世知辛い世の中になりましたが、尾畠さんの今回の行動は非常に賞賛すべきことだ。ボランティア活動ではベテランの方のようですが、災害現場では経験者でないとなかなかこのような活動はできない。

小畠さんは山歩きが趣味で、子供の捜索に役に立ったようですが、三日も経っていたから最悪の状態も想像ができた。もし尾畠さんがいなかったら子供は助からなかっただろう。私がブログを書いているのも尾畠さんの山歩きのようなもので、経済政策や外交政策を書くのが趣味であり、これも一種のボランティアなのでしょう。

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