平成17年度の森林インストラクター資格試験の結果が出ていた。
受験申込者は1031名で2年続けて減少したが、合格者は259名(昨年度は249名)と過去最高になったそうだ。女性の合格者は64名(昨年度は55名)で、男性の合格者が横這いで推移する中、3年連続で増加したとのことだが、おそらく合格率は女性の方が高いのだろう。
基本的に、合格ラインに達したら全員合格だから、昨年は受験者のレベルが上がったということになるのだろうか。
ちなみに合格者累計は2402名。これを多いと捉えるか,少ないと思うか。いや、そもそもこの資格を持つ人は、何をしているのだろうか。何かに役立てているのだろうか。仕事に使える人は少なくても、何かNPOの活動などでガイドでもしているのならよいが。
せっかくの資格なんだから、もっと表に出したらよいと思うのだが、どこにどんな人がいるのかも発表していない。私も生駒市で資格取得者を調べたことがあったが、わからなかった。人数さえ把握できない。もっと資格保持者はアピールしてほしい。
私も色気を出したことがあったが、ちょっと問題集を見て投げ出した。こんなもん、よほど受験勉強しないと通らない。
でも、インストラクターとしてなら、知識よりも話し方とか実際の技の方が大切だと思うがなぁ。
以前、草木の名前を知らないまま子供たちをガイドしなくてはならなくなって、その場で勝手に草木に命名したり子供たちにさせている人がいたけど、そうした度胸?機転?の方が大切だ。命名するには、その草や木の特徴を観察する。それが身につくからだ。
県別に氏名、人によっては勤務先や住所、生年月日まで公開してます。
あとはその他の自然解説系の資格とあわせた登録もあって、
問合せに対応できるように・・・はしてるらしいです。
でも田中さんのおっしゃるとおり、知りたいと思ったときにさっぱりわからないのでは
全く意味がないですね。
資格保持者として、待っているだけではだめですよね。
私は、活動したければ自分から働きかけてきましたが
逆に活動を休みたければ動かなければ誰も声をかけてこないということに気がつきました。
本気で使う気のない人も多いということかな・・・
資格はそれを持っていればお墨付きということじゃなくて、
誇りと責任を持って活動するための自分への戒めだと私は思っているのですが・・・
知識も大事だなと思うようになりました・・・
昔、割り箸はいかんという世論が出始めたあとある小学校の先生が、
森を守るために年賀状を出さないようにしようという教育をしていたり、
最近では、ケナフを育てる学習はいろいろ考えたり学ぶことが多くやり方によっては優れていると
思いますが
ケナフで森を守ろうという教育をしたために、
子供たちから「どれくらいのケナフを育てたら日本の、世界の森を切らなくてすむか」とか
いう質問がきちゃったり、
何だかおかしいなあと思ったからです。
インストラクターは、持っている知識をただ教えるのではなくて、
知識をもったうえで、相手の興味関心をどう引き出すか、そして
森林への関心を持ち続けてもらうかという技量を
持たなければならないのだと思います。
もともと山村の林業やっている人を元気づけるために作った資格だそうですが、今や都会人ばかりが取得しているとか…。
でも、知恵を身につけるのは大切です。というより、知恵があっての技術でしょう。本当の技術者は、慣習的な技術でも、その意味をちゃんとつかんでいるし、無意味な技は捨てています。
愛のない力は暴力だ、というのと同じ理屈ですかね。
力のない愛は無力ですが。
山村で林業をしている方を元気づけるために・・・ですか・・・
認定の仕方があれですものね。あの試験では、いわゆる山のことは何でも知っているおんちゃんは
合格は難しくなってしまいますよね・・・
頭だけでも何とかなる試験だなぁと、受けながら思いましたもの。。。
もっとも、天下りした前林野庁長官が、そこで財源にするため?考え出したのが森林インストラクターという資格審査業務だという噂も(^^;)。
合格した人が、不合格だった林業家のところに弟子入りしたケースもありますよ。